2008/12/2

今朝のニュース & 寛容の文化9  お勧めの1冊

によれば、いま中国で中小企業の倒産が拡大しているらしい。 また全国的にタクシー運転手のデモも頻発しているとか。つい先頃まで中国の中小企業の元気のよさを盛んに吹聴していた評論家は一言あってしかるべきだと思う。
http://diary.jp.aol.com/salsa2001/1072.html

「寛容の文化」
最後のエピローグで著者は述べる、


『宗教上の仇敵であったときも、イスラーム様式を賞賛し、愛してやまなかった中世キリスト教徒』p288 に象徴されるような、アンダルスの寛容な文化が何故廃れていくことになったかについては、

『…根強い通説的理解では、破壊的な黒死病、すなわちヨーロッパ全土を席巻し、14世紀中葉の人口を激変させた腺ペストが、イベリア半島における宗教的不寛容の高まりをもたらしたとされている。P284

との説を紹介しつつも、著者はむしろ、

「もともとアンダルス的な道徳律の外からやってきた、拡大する2つの宗教イデオロギーの長期にわたる介入によってもたらされた…」 p283 とする。そして、著者の議論は突然現代に飛ぶ、

『ホメイニによって(ラシュディーにたいし)恐るべきファトアが発令された…』p289 

あるいは、

『1992年8月25日、セルビア軍がサラエヴォの国立図書館を砲撃しはじめた』p293

そして極め付きはあの9-11とそれに続くアフガン・イラク戦争をあげる。 この本が単にアンダルシア史に限らず、そのような現代に繋がるものであるからこそ意味を持つものだと私は思う。

歴史は過去を見ているようで、実は過去を鏡として現代をみるものだとの考えは変わらない。
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