2009/2/28

『忘れられた霊場』2  お勧めの1冊

この本は論文を集めたもの。その中、「越後国弥彦神社の中世神事」の中で冒頭著者自身、神事に携わったこともないことを述べた上で、以下のように述べる。

『…誤りは多々あるとは思いつつも、今後の研究に何がしかの参考になればとの考えで、一試案として報告するものである…』p222

そのようなことが書ける人は信頼出来ると思う。


同じような文章を他の本でも見る事があった。『ブラック・デイアスポラ』の中で著者のロナルド・シーガル氏は以下のように述べた。

『何度も思ったことだが、情報の波がもう一波押し寄せたら、この本を海にまで押し流して元も子もなくなることだろう』p19
http://blue.ap.teacup.com/applet/salsa2001/29/trackback


それから3年、同じようなテーマの本を何冊かよんだが、<押し流れる>どころか『ブラック・デイアスポラ』は常に参考にする本ともなっている。
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2009/2/27

『忘れられた霊場』  お勧めの1冊

GMの赤字3兆円… 想像出来ないほどの額。しかも今の資金繰りにも困る状況とか。もう破産しかないのだろうか? GMが豊かさの象徴だった人間にはちょっとしたショック。
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『忘れられた霊場』
中野豈任著、平凡社選書123 1988年初版。文献に記されていなくとも、仏像や板碑が語る中世の霊場。新潟の日本海を望む山岳地帯に今もその跡形を残す修験の地。

著者は様々な遺跡から中世の五頭山信仰が修験者によって営まれていたことを、そして、五頭山山麓地帯に中世製鉄跡が分布しており、p97それが修験者の密接な関係にあったことを解き明かす。p86

もともと修験者は各地の山を歩くことから山相を熟知しており、修験道自体が鉱山師的要素を持っていた。

著者の目が向かうのは仏像や板碑だけではない、古い地名もよくその事情を伝えるものであることを示す。(ちなみに添付される図版、図22と23は逆)p155

またまた神社巡りをしたくなった。
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祭られる神、地名、地形は色々なことを我々に伝えてくれる。
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2009/2/26

今朝のニュースによれば  

トヨタは来年度600万台の生産に縮小するとか、これまでより200万台も少ない。この数字は驚きである。それほど世界経済が弱体化していることか! 

トヨタはハイブリッドカーなど他に類を見ない優れた技術を持つ会社。国際競争力では世界1位。 確かに巷では次期新技術としてプラグイン車だの水素自動車だの云われているが、存亡の危機にある米国の自動車会社にそれを開発する能力はない。そのトヨタがこの状態だ。

それは、いままでの自動車販売が如何にローンの組み立てしだいだということを意味することだろう。特に米国ではそれが極端な形で進んでいる。

とはいえ、車はいずれ必要になるその時にはやはりトヨタがトップになるのは間違いない。今は臥薪嘗胆の時期。

今朝のニュースでアフガニスタン向け貨物から大量の無水酢酸:CH3C(=O)OC(=O)CH3 が発見されて、麻薬の密造に使われる可能性があるとか。
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn/20090226/20090226-00000012-jnn-soci.html
酢酸: CH3COOHと誤解されることが多いが全く異なる化合物。

ニュースでは、「「無水酢酸」は麻薬の原料にもなる」とあるが正確には、無水酢酸といえばアセチル化試薬。 保護基、アセチル基を入れて望まぬ反応からその部分をまもるのによく使われる。 麻薬の作成でもそういう段階があるということだろう。

<訂正>
Wikipediaで調べてみると、
『ヘロイン (heroin、diamorphine) は、アヘンに含まれるモルヒネから作る麻薬。塩酸モルヒネを無水酢酸で処理し、生成する。正式には、3,6-ジアセチルモルヒネ(3,6-diacetylmorphine)』とある。 つまり保護基としてではなく直接アセチル化が目的
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2009/2/25

日本の回廊と西欧の回廊  試行,指向,志向、思考

あるblogで日本の回廊と西欧の回廊を比較した。
http://blog.goo.ne.jp/z-__-z/e/1c0a406fa36614d29aa758176d99f5a1#trackback-list

折角なので此処にも転記しておく。後で役に立つかも?

****************
確かに日本の神社建築にも回廊はありますが教会のそれとは随分異なってみえます。

日本は木造建築ということもあるけどスカスカで外から丸見えの場合も多い。 それにあちこちに出口があって、歩いているうちに境外の歩道に繋がっている。 例えばここ厳島だと壁すらない。
http://www.yunphoto.net/jp/photobase/yp3928.html

それは当然で、神様の入り口は外界の海の鳥居。外と内がつながっていなければならない。
http://www45.tok2.com/home/todo94/photogallery/tabisaki/sekaiisan/itsukushimajinja/itsukushimajinja-otorii.JPG

でもキリスト教教会・修道院は完全に閉鎖空間。内と外(聖・俗)を分け、内だけが聖なる空間。
http://www.tcct.zaq.ne.jp/chusei_europe/kairo.html
http://www.greengrape.net/hiroshi/image/image_00095.JPG

しかも手の込んだことに、外壁には様々の魔物、gargouille(フランス語の発音では「ギャルグィユ」でしょうか)達が陣取っていて「ここから外はサターン様の領域だよ〜ん」と告げている。 
http://www.dinosoria.com/pays/gargouille_02.jpg
http://www.dinosoria.com/pays/gargouille.jpg

私がイメージしたのは後者、つまり外界を隔てる壁のある修道院的回廊タイプです。
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2009/2/25

直ぐ書き込みたくなることもある  試行,指向,志向、思考

今朝はとても暖かい。このところ車のエアコンも付けない。そのせいか燃費が徐々にあがってきて、昨日ようやく21km/L台まであがる。それでも一時期の25km/Lには今のままではとても達成できそうにない。かなりエコ運転は心がけているし、いつもと同じ行動範囲なので不思議。もしかしたら冬用ガソリンのせいではないかと考えている。 冬は沸点の低い成分の割合が高い必要があるとするなら、C数の少ない炭化水素の割合が多いはず、そうなれば燃費が落ちるのは化学的結論。

今朝の『ビジネス展望』で慶応の金子氏はアメリカの大手銀行は国有化しかないだろうとの予測。一方FRBのバーナンキ氏はこれを否定。オバマ政権も否定した。
http://www.asahi.com/international/update/0221/TKY200902210039.html

どちらが正しいか、いずれ検証出来るだろう。ただ、思うに、日本の不良債権処理の教訓に立ち返るならば、損失の確定をすみやかに行なうことがこの手の処理には必要不可欠だが、複雑な証券化商品の損失確定には大変な時間がかかり国有化しかないとの金子氏の意見は説得力があるように思われる。

同時期麻生さんは最初にホワイトハウスに招かれたと言ってご満悦。ただしこのツケは大きいと覚悟していたほうがいい。オバマ政権は日本の財布の中身をゴッッソリ貰いたいというのは目に見えているから。

いつも朝の50分間の運転時間にblogの内容を考えている。その時間に放送される『ビジネス展望』の引用が多いのはそのせい。それでも時々、思いついたことを直ぐ書き込みたくなることもある。昨日の最後の書き込みなどはそれ。
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2009/2/24

「おくりびと」の生死観は普遍的か?  試行,指向,志向、思考

あちこちで「おくりびと」がアカデミー賞を受賞したことが話題になっている。その中で、あの映画の中で表現される日本独特の死生観がアメリカ人を含む西洋世界に本当に伝わるのかどうか、疑問が出されていた。 そのことについて一言。

それぞれの生死観の基盤となっている、霊と肉をわけるキリスト教的二元論の世界と日本の心身一如的世界観は確かに違うものだろう。 しかし、そのような西洋の世界観も中世まではまだ確立していなかったと私は考えている。 『死者と生きる中世』の中で著者パトリック・ギアリはこの点を、

「(中世)キリスト教がもたらした大きな変革とは、死者と生者の連帯を切断したことである」 と述べている。
http://blue.ap.teacup.com/applet/salsa2001/114/trackback

それが徐々に変遷して現在のキリスト教世界の生死観になっていったというのが私の解釈。P.アリエスはこの変遷の歴史を「死と歴史」の中で著わしている。
http://blue.ap.teacup.com/applet/salsa2001/80/trackback

それ故、もしアメリカ人を含む西洋人が古い、古い、彼らの「古層の心」を残しているなら、あの映画に何がしかの共感を得たとしても不思議なことではない。
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2009/2/24

「おくりびと」その後  

「おくりびと」がアカデミー賞を受賞したとか。 良質な日本映画を世界に知ってもらうよい機会。 以前も此処で取り上げたことがある。
http://blue.ap.teacup.com/applet/salsa2001/1186/trackback

その時は恥ずかしかったのでぼかして書いたが、途中涙が流れた。 別に悲しいというわけではなかったと思う、ただ心の奥底にある何かに届いたというような感じだった。だから涙が流れた後も清々しさを感じた。

…多分、心の奥底にある何かというのは「生と死」そしてそれを繋ぐ「親と子」ではなかったろうか?
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2009/2/23

米国一極から多極化の世界へ & 「おくりびと」  


今朝の『ビジネス展望』は立正大学の林氏で、クリントン氏の訪中について。その中で同氏はアメリカの経済人が「亜細亜、特に中国が貯蓄しすぎることが、アメリカがマネーゲームに走って今回の金融経済危機をおこした原因の一つだ」だとの発言をしたことについて、「蟻とキリギリスの童話」を例えて皮肉っていたが、まさに同感。 これは悪しき経済学に精神的に毒されたアメリカ経済人の例。

しかし今回の話の中で重要だと私が思ったことは、この金融危機の中にあっても中国が8%の成長をとげていること。 また最初にこの危機を乗り切るのも中国で、世界経済の牽引力となるのも中国ということ。

世界がアメリカ一極の世界から多極化の世界に移りつつあることの象徴だろう。その中にあって日本がどのような戦略を練るのか。そこが重要。政治・経済の中だけの話でなく卑近な自分自身の問題でもある。

今日、アカデミー賞の発表があるとか、是非「おくりびと」に受賞してもらいたい。良質な日本映画を世界に知ってもらうよい機会。
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2009/2/22

ソンのライブ  salsa

昨夜のSalsonはソンのライブだった。いつもより人が少なかったのは仕方ないが、たまにこのようなライブがあっていい。スペースがあったのでぶつからず踊れた。

ソンは音楽としては大好きだが、踊るには難しい。というか、慣れていない。 最初のうちはあまり踊る人がおらず、知り合いの2人だけが踊っていた。2人ともキューバンな方なので最高だったと思うが、福岡はあまりソンが踊れる人が少ない。 そのうち見かねたのかインストラクターのMが次々と観客の女性を誘って踊ってくれた。そして私に視線が…

「早く踊りなさいよ」という視線だったので重い腰をあげて私も踊り始めた。踊りはじめると「なんちゃって、ソン」だがそれなりに楽しめた。

一昨夜は ONEへのお誘いメールが来て、私も行きたかったがこのところ色々忙しく全然行けてない。この忙しさが一段落したら是非また金曜ONE wayを復活したい。 たまたまそんなことを考えながら会話して、よく踊る人だが名前も知らない女性にONE にそのうち行こうと誘ってしまった。 何時になるか判らないがとりあえずメールアドレス交換。

今朝の日曜TV特番で元補佐官の岡村氏がブッシュ政権の北のテロ支援国家解除を足下を見られて愚かな譲歩をあいたと述べられた。まさに同感。
http://blue.ap.teacup.com/applet/salsa2001/1212/trackback
中西氏も同じようなことをむかし言われたが誰も思いは同じか。
http://blue.ap.teacup.com/applet/salsa2001/1219/trackback

そんな政権に今までつきあっていたかと思うとその損失は余りにも大きい。次のオバマ政権はまだましだと思う。

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2009/2/21

贅沢な悩み?  

某プロジェクトが去年の9月末に内定を受け、
http://blue.ap.teacup.com/applet/salsa2001/1195/trackback
資金が出たのが年末。それから数ヶ月!の間にかなりの額のお金を使い切ってしまわねばならない。 

最近は税金の無駄な使用は非常にうるさいが、一方でこのような無理な要求がなされている事はあまり世間には知られていないのではないか? 

貰っておいて不平は言えないが、短期間で数百万のお金を消耗品だけで使うのは大変。 というのも、消耗品の使用計画は通年通しての計画、2〜3ヶ月のものではない。
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