2011/4/11

日本国  

今朝の『ビジネス展望』で霧島氏は3.11以後、それまで緩やかな回復軌道に載っていた日本経済が停滞に入ったと分析s、これは6月までは続くが、それからは回復軌道に載るだろうと。

ただし、それには原発事故の終息が前提になるとも、ここでも原発事故の影響は大きい。

<日本>
失われた20年に加えて、この大震災とそれに続く先の見えない原発事故。 一部の若い人の中には「国が滅びる」のような不安感を持つ人もいるかもしれない。

そのようなことを考えるうち、国家とは何だろうと考えてみた。

結論から言えば、

「日本国」という概念は我々にとって近代以降のもの。 そしてそれは日本人のみならずヨーロッパの国々にとっても。 国民国家というものはそうだろう。

日本の古代史を考えても、
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あるいは西欧中世史を思い起こせば、
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玄界灘やノルマンディー海峡を挟んで国家は存在した。 

その時代から脈々と人々は住んでいて、姿を変えつつ今のイギリス、フランス、あるいはドイツが、そして今の日本があるわけ。 

その観点から考えると、「日本国」という概念自体、近代史以降我々の頭がこしらえた「幻想」の一部でしかない。

ただし、この幻想なくして我々は生きていけない。幻想の上に生活はあるわけで、具体的には教育制度も年金制度も医療制度も、何でも全て…。

ではどうするか?

日本国家が集団幻想の1つだとの認識があり、同時にこの幻想なくして我々は生活できないとの覚悟があるなら、答えは簡単で、かつ単純だと私は思う。

つまり、常に必要に応じて新たな幻想を造っていけばよい。幻想であることを意識した上で、

大体、日本人としてのアイデンティティーを構築する過程とは、まさにそうではなかったか。

『絶え間なく中国の、そして近代に至っては欧米の文化を自己のものとして取り入れながらも、同時に自・他の境界線を引き直していく過程』にではなかったか。
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日本という国家が幻想の1つだとの認識があり、同時にこの幻想なくして我々は生活できないとの覚悟があるなら、常に必要に応じて新たな幻想を造っていけばよい。そうすれば変な国家主義に陥ることもない。

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2011/4/10

NHKの『日曜討論』で  

今日は選挙
朝一で投票をして、投票会場が災害時の避難場所になっていることを確認。もう1カ所の方が設備がよさそうだが。

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『日曜討論』
NHKの『日曜討論』で東北学院大の柳井氏、政策研究大学院大学の太田氏共に、

「原発事故がなければ震災後に日本は既に復興に向け進んでいた」

と述べる。 さらに太田氏は政府は早くグランドデザインとそのスケジュールを早く示すべきと。

一橋大のエネルギー産業論が専門の橘川武郎氏は『(日本の)エネルギー政策は崩れた』とも、 また、これまで原発派と反原発派の原理主義的対立でなく、『大人の議論』が必要とも。津波対策は即、行うべきと。

自公政権時の閣僚であった太田氏は、電力会社の利権の構図指摘し、

『専門家が専門家としての役割をしていなかった。一体化があった』と、

それに対し、内橋氏は政治指導でやってきたこと指摘。
消費ジャーナリストの荻原氏も政府の方針がそれを許さなかったと反論。

キーとして、内陸の工業、沿岸部の漁業と被害は異なる。

内橋氏は、根本的にライフスタイルを変えて行くことが必要とも。社会転換、エネルギー転換。

荻原氏はクリーンエネルギーを開発し、世界に通用する日本の新しいビジネスにするとも。 さらに、アメリカ国債を担保に日銀引き受けの「震災国債」を出すとの提言。

<個人的結論>
原発はこれからも使わざるを得ないと思う。ただし津波政策は万全に。ただし今後原発は造らない。その代わりに別のエネルギー源開発に主力を移す。電力買い取りを義務化する。個人レベルの節電は経験的に可能であり、同意する。

さらに資金の為に目的税的「復興増税」も受け入れてもいいのではないかと思う。
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2011/4/9

『2015年アジアの未来』 2  お勧めの1冊

まだ、頭の中で纏まっていないのでdata baseとしてのみ記す、

    なにより、データーが古いのが残念だった。

『2030現象』=就職難
『4050現象』=国有企業のリストラによる失業者
注)2005年時点 p94

中国の人口学的危機の最初の難所は2030年。p96

ZYやその友達の多くが就職というよりは、最初から起業に関心があるのはこの背景があるのだろう。

中国で生産される鉄鉱石の大半は鉄分含有量が平均30%程度で大型高炉には向かない(60%)―>輸入にシフト p151

新たなサブリージョンsub region
@ 黄海・渤海周辺地区(韓国・山東省・河北省)=対中投資額としては世界1
A 華東地区
B 華南地区 p199

一国繁栄主義は許されない。p203

内容的には取り分け書き留める程のことはなかった。既にこれまでよく判っていることばかしだったと思うが…

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2011/4/8

不思議な国、中国  

昨夜SkypeでTV電話していたら、BMW!を予約したが納車は3ヶ月先になるとのこと。

中国でビジネスを始める資金に多少のお金を渡していたが、精々安い車が買える程度、お金はどうしたと聞くと。親から借りたと!! 確かにBMWが好きなのは前から知っているが…(汗)
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返す当てがあるわけではないだろうに、全く80年代生まれ。先が思いやられる。それにしてもBMWを買う金を子供に出せる親とはどんな親だ?! そういえば杭州に家も買ってもらっていると聞く
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、、、子供の時に、田舎から都会に出てきたという。
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あの文化大革命の後から、突然1億の富裕層がわいて生まれた中国、不思議な国である。社会学者ならずとも興味のあるところ。
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2011/4/8

元に戻すのではなく、新しいライフスタイルの構築  震災ー原発事故

今朝の『ビジネス展望』で藤原氏はきっぱりと

「もう原発はない」

と断言された。「今回のような大規模災害が起こってからやめるか、起こる前に止めるかのどちらかだ」とも「天災ではなく人災だ」とも。

同氏は続けて、日本の高度成長を支えたのは火力。 原子力はむしろ過去30年の我々のライフスタイル、夏のクーラーなどの「大量消費生活」に代表される「エネルギーは無限にある」との誤解があったとも。

さらに続けて、これはバブルと同じ、これもデリバティブなど「金はいくらでもある」との誤った思想が基盤にあるとも。これからは我々のライフスタイルそのものの転換が必要で、

『元に戻すのではなく、新しいライフスタイルの構築』

にむけた復興が重要だとも。実に同感。そしてこれは可能だと思う。

私自身、エコに目覚めて以来、エネルギー消費をほぼ半分に抑えた経験がある。
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その経験から言えば、数値目標が大切で『数字でナンボ』の姿勢が重要
「気分だけエコ」、「口先エコ」は当てにならない。

では私の次のターゲットは何か?

多分古くなってエネルギー効率の悪いクーラーの買い替えだろう。 これで経済にも貢献できる。

エコは我慢ではない、効率に代表される「数字」だ。
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2011/4/7

科学者としての良心  震災ー原発事故

今度の原発事故から個人的には色々学んだことが多い。

まず、環境放射線モニターが不自然に12日の正午に、いかにも人為的に切られていたこと。
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スピーディーの予測が公開されなかったこと。
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突然、事前の説明もなく低レベル放射能廃棄物が海に垂れ流されたこと。
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保安院の専門家の中に放射線医学の専門家が入っていなかったこと、
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事故直後の解説をした専門家が全て物理系、工学系の人たちで、
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中には明らかに「利益相反」と思われるような言動を取った人がいること。
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原発のコスト計算に誤摩化しがあったこと。
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色々思いはあるが、特に『科学者としての良心』という点で多いに考えさせられた。

それにしても、S医大のあのTとかいう物理学者、この事件を期に本業の物理学の業績すら疑われるようになったのではないかと思う。
http://www15.ocn.ne.jp/~jungata/
http://web.sapmed.ac.jp/physics/
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2011/4/6


今朝の『ビジネス展望』は慶応の金子氏。 内容は復興計画とエネルギー転換の薦め。 

エネルギー転換について、ここでも原発から「地産地消」「双方向」「再生可能性」エネルギーの転換が述べられた。 さらにこれまでの原発の発電コスト計算に誤摩化しがあることも指摘された。

実に同感。 

***************

ニュースによれば、2号機の取水口付近の海水の放射性物質はヨウ素131で基準値の750万倍の1立方センチあたり30万ベクレルとの報道。この値をある実験の量と比較してみた。
http://www.asahi.com/national/update/0405/TKY201104050306.html

海水1立方センチあたり30万ベクレル=3 x 10^5Bq/ml、それに対し、

最近、ある人が実際に実験に使った総量が125μCi=4.625MBq≒46 x 10^5Bq
http://blue.ap.teacup.com/applet/salsa2001/2240/trackback
つまり、これは今回汚染された海水15mlに相当する。

この量を扱うのに研究者は物理的に厳格に隔離された環境下で、しかも法律に従い行わないといけないことになっている。
例)
http://www.chem.sci.osaka-u.ac.jp/lab/shinohara/labo/riexper00.html


、、、ところで、汚染された海水は15mlの何倍なのだろうか?
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2011/4/5

消極的隠蔽  震災ー原発事故

今日から自粛解除して過激に批判精神を爆発させますw


サイードの言う、『書くことによる反撃』を開始します!
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http://blue.ap.teacup.com/applet/salsa2001/695/trackback





今朝のニュースで原発事故は深刻な状態であることが判った。

放射能汚染物質の海水への廃棄というものが何を意味するか?

自分の専門でもある放射線生物学の知識をもとにすれば、それ自体は危険なことではないと思う。 しかし問題はそれではない。決してそこではない。

問題は原子炉が現在「にっちも、さっちもいかない状態」ということだ。これまで「安全だ」と述べていた評論家,原子炉工学家がもはや信頼できないとの感を持っている。これは「利益相反」の典型例だろう。
http://blue.ap.teacup.com/applet/salsa2001/2247/trackback

事態は予想以上に、いや、予想した通りに最悪のパターンになると言った方が正しい。最初から「ただ事ではない」と思っていたが専門家が安全宣言をしていたので騙された。本心そう思う。

「ビジネス展望」で京大のもろとみ氏が、今まで知らなかったことを述べられていた。

それは原発の発電コストに、「環境アセス」と「放射能廃棄物の保管費用」が全然、含まれていないという事実だ。 それらは国費で賄われているとのことだった。

疑問を持ったことはある、しかしまさか「それはないだろう」と思っていた。
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ことごとく騙された感じだ。 情報の積極的隠蔽があったわけではないが、これはよくやる「消極的隠蔽」だろう。もはや信頼できない。

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気をとりなおして、

同氏はそれから原発のコストが実は非常に高いこと、そしてその上に立って、その他のエネルギーにシフトすべきだと述べられた。
        今更何を、という感がしないでもないが、、、

キーワードは「地産地消」「双方向」「再生可能性」 今まで散々此処でも述べてきたこと。
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PS
下記の記事は前日書いたもので、それから意識が大きく変わってしまったが、記録の為に残しておく。

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2011/4/5

利益相反  震災ー原発事故

このところ様々な会合に出席すると、例外なく震災募金の話が出てくる。 かなりの負担ではあるが、ここは協力すべきだろう。 どこでも反対意見は出た事がない。

既存の原発は利用しないわけにはいかないと思うが、これからはやはり代わりのエネルギー源を考えないといけないと思う。 

原発の利点は一般には、

@ 二酸化炭素を出さない。 
A 発電コストが安い。 
B 資源(ウラン)の地政学的リスクが低い。

の3点と言われている。勿論、いろいろ異論はあるが、
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しかし今、コスト面で原発が「安い」という神話は崩れた。それでもなお原発をこれからも使うか?との問題になるだろう。

<利益相反>
昨夜のBSフジのプライムニュースで原子炉の安全性について、原子工学以外の人間が関わらないといけないと厳しい意見を東大の先端研の先生が述べられた、実に同感である。 

追記:原子力安全委の中に放射線医学の専門家はいなかった、4月1日になってようやくその分野の専門家を招いたとか
http://www.asahi.com/national/update/0405/TKY201104050218_01.html

大体、原子炉工学の人間が自分の首を絞めるようなネガティブな意見を述べるはずがないではないか! これは最初の段階で感じたこと。
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SPEEDIについては反省がでたよう。
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当たり前のこと、情報の隠蔽が疑われるようなことをするなと言いたい!!


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2011/4/4

『2015年アジアの未来』& 予測は予測  お勧めの1冊

今まで自粛していたが、もうそろそろいいだろう。

朝通勤途中のラジオのニュースで、*スピーディーの予測結果が、「不確か」との判断で公表されなかったとのこと。
http://www.atom-fukushima.or.jp/qa/qa-174/anther.shtml

*原子力発電所の放射線濃度の予測を行っているシステムがSPEEDI。
http://img.jp.fujitsu.com/downloads/jp/jmag/vol59-5/paper05.pdf

予測は予測、不確かだと言うなら予測そのものを行うことの意味はない。予測と断った上で公表すべきと思う。 

色々な時点で、情報の隠蔽がなかったのか疑問に思う点が多々ある。
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情報を隠蔽すれば、デマが走るし、本当に危険なことが危険と認識されないことだって起こる。反面風評被害も起こるだろうが、そこはマイナス面を考えてもプラス面が上回ると思うのだが?


話題を代えて、

十市 勉氏。 
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日曜のTVではじめてお顔を拝見した。 思ったよりも年配、いつも『ビジネス展望』で聞く声は40代だと思わせる。


『2015年アジアの未来』
昨日から『2015年アジアの未来』、東洋経済新報社、2006年初版を読み始める。 5年前の経済の本は少し古い気もするが、冒頭のシーンが面白い。 これを書いたのはエコノミストの吉崎建彦氏か? 巧いね!

冒頭シーン1の上海2015年で万博後の跡地が中国版「派遣村」になっていることが描かれる。 世界の工場となった中国での過剰生産と人民元の変動相場制移行により中国が慢性的なデフレに入ったシーンが描かれている。 

なかなかこの手の本にしては面白い仕掛け。これからが楽しみ。

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なお、本文中に2015年頃、中国は人民元の変動相場制に移行し、現在の50%程度切り上げるだろうとの予測。 これにより産業構造が製造業からサービス業の転換がおこり雇用を確保する反面、貧富の差は広がるとしている。p52

さらに別のところでは、挙げられた6つの要因のうち、すでに2つが現実のものとなっていることから2015年には原油価格の暴騰が予想されている。その2つとは原発事故と、ジャスミン革命に代表される中東の緊張である。p50 

さらにここに書き加えるならリーマンショック後のマネーの資源への流入。 つまり資源バブルだろう。

   これは個人的には大変参考になる予測。
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