2011/6/9

論調の変化  

今朝の『ビジネス展望』は野村総研のカン氏による「中進国の罠」について。

「中進国の罠」というのは後進国が経済成長によりある程度のレベルに達すると政治腐敗や、格差などにより成長が衰えるというものでブラジル、アルゼンチン等に見られた現象。この罠に嵌まらず先進国の仲間に入ったのが、韓国、香港、台湾など云われる。

いつも中国に甘い同氏だが、今朝の論調には変化が見られた。同氏は現在、中国もこの転換期に来ているが(4,400ドル/年)前途は多難だという。原因は「権威主義」と「一党独裁」による政治腐敗や格差拡大が見られるということ。

同氏は先のリーマンショック以来の国家的投資により拡大したのは民間企業ではなく、利権をもつ国有企業だとし、国有企業の民営化は遠のいたとも。これは最近の様々な文献で指摘されている地方政府と国有企業の癒着が背景にあるのだろう。
http://blue.ap.teacup.com/applet/salsa2001/2307/trackback

以前にもカン氏は「国伸民退」ついて解説していたこともあったが、今回のようにはっきりと「一党独裁」の弊害を述べられたのははじめてのような気がする。
http://blue.ap.teacup.com/applet/salsa2001/1766/trackback

もし、このことが正しければ同氏の論調の変化は何を意味するのだろう?
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