2012/6/30

目に見える節電競争の導入は如何? &何を成し遂げて来たのか?   

目に見える節電競争の導入は如何?
九電はこの夏10%の節電を要請している。これについては協力したいが、果たして電力は本当に足らないのだろうか?

原発が完全に止まってから、ほぼ毎日のように電力状況を確認しているがこれまで特に危険な水域に達した事はない。
http://www.kyuden.co.jp/power_usages/pc.html

と言う事は、電力の不足は産業用の使用故でなく、夏の冷房によるものと考えられる。実際、職場の省エネ委員になっているのでその状況はある程度把握しているが、クーラーの設定を1℃高めにするだけで絶大な効果がある。電灯やエレベーターの半減よりも効果がある。

もしそうならピークカットが全て。ピーク時に2〜3時間家庭と職場のクーラーを切る仕組みと広報をやりこの夏を限定的な社会実験の場にするという試みは無謀だろうか?

仕組みとしては携帯が有効だろうし、地区ごとの節電競争をさせたらいい。 何でも目に見える形で、数字で表さないと人は努力しないものだ。

例えば本日中央区は南区よりも節電意識が低いとか出されたら、中央区は明日はより頑張ろうと言う気になるものだ。

そしてもしこの夏が乗り越えるという経験を経たら、これから社会は劇的に変わると思うが…

それとも、そのような経験をさせることが都合が悪い???

いずれにしても原発事故がまだ終息していない現時点での、まだ福島の事故の原因究明も現在の原発の安全性確認も出来ていないこの時点での、「難民」となっている福島の人の今後の見通しも立たないこの時点での、原発再開には反対だ。




<何を成し遂げて来たのか?>
小沢氏の離党でこのところニュースは持ち切りだ。

個人的好き嫌いを離れて、私は彼を今まで「信念の人」だと思っていた。 二大政党制を実現するため、「壊し屋」と言われながらも新党結成を色々画策してきたと、

しかしいま振り返ってみると、これまで彼は何を成し遂げて来たのか? 単に混乱を引き起こして来ただけではないのか? その理想とするところが見えず、現実で判断するならば彼はやはり単なる壊し屋、政局屋と考えるしかなさそうだ。
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2012/6/29

『中国農民調査』 3  お勧めの1冊

今朝の『ビジネス展望』は藤原氏、話題は「不況から抜けきれない日本」について。

現状分析に留まり、展望はなし。同氏の話はいつもこう。

予想や展望、そして提言が聞きたい。それがあれば検証が可能。予想や展望が当たったか外れたか。実行出来る提言であれば、その効果の程を後から検証・評価出来る。

よい例はこれ。
http://blue.ap.teacup.com/salsa2001/1582.html#comment16234

現状分析にとどまれば「外れは」ないだろうが、それではビジネス展望にはならない。

今朝も過激にスタートで元気がよい(笑)




『中国農民調査』 3
この本では貧村の農民から中央トップまで全て実名で登場する。例えば、恩家宝氏も実名で出ている。彼がある村を視察した時、彼と使命感に燃えるある人物との1エピソードでは、

『恩主任、ご覧になりたいのは現状ですか、それとも「やらせ」の方ですか』
   と聞かれ、彼(恩家宝氏)は笑い、冗談でこう答えた。

『じゃあ、両方とも見ましょう』

勿論、この後恩家宝氏は村の実態を厳しく捉える。p114



中国では役人の数が多いらしい。これは政治制度と関連している。中国では中央から地方まで5段階ある。即ち、
   中央―省―市―県―郷(鎮)

それに対し日本やアメリカは3段階。これが役人が膨大な数に膨らむ原因になっているのだろう。

役人の数が増えた現象は80年代に起こったと著者は述べる、79年に党幹部の数が279万人から、89年には543万人、この時増加が急だったのは県と郷。さらに97年には800万人に増えた。この時増加した幹部の数は同じ時期国有企業で解雇された127万人とほぼ同じだとか(ただし計算では増えたのは257万人なのでそれより2倍多い事になるが?)。p120

さて、現在、その数はどのくらいになっているのだろう? 幹部の数は不明だが全党員数はwikiに載っている。それによれば、2011年段階で8027万人、幹部は10人に1人というところだろうか?

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上の図は文章をグラフにしてみたもの。時々やることだが、文章で見えてこなかったものがグラフにすると気がつくのは何故だろう? このことに気がついたのは職業柄。

以下のような例えがある。

漢王朝 8,000人が1役人を養う
唐王朝 3,000人が1役人を養う
清王朝 1,000人が1役人を養う
現在    40人が1役人を養う
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2012/6/28

『中国農民調査』 2  お勧めの1冊

『中国農民調査』 2
<1994年、安徽省臨泉県白廟鎮の出来事>
著者がこの土地を取材で訪れた2001年の冬、路端で農民が売っていた500グラム(1斤)のネギの値段が0.06元、白菜が1斤で0.1元だったとか。p81

中国では野菜がとても安い、その為農民は十分な現金収入を得る事が出来ない。このことが色々な食の安全を脅かす事件が起こる背景にあると感じる。一方で、食文化として食べきれない程の料理を注文する習慣がある。無駄にされた食品と安すぎる農産物その間に関連があると感じる。

白廟鎮の事件で逃走した農民の数は1,000人とか、p96 これが外に報道される場合は「*農民暴動」となるのだろう。

*『(2004年〜2006年の)暴動は74,000件、(2005年には87,000件とのデーターもある) 100,000件以上、120,000件』 
http://blue.ap.teacup.com/applet/salsa2001/1582/trackback


時折、日本でもニュースとなって耳にするが、その一部は横暴な役人からの集団逃亡なのかもしれない。 もちろん、数に任せての暴力沙汰は成り行きで起こりうる

ここで紹介されている事件が中国全土で起こる所謂「農民暴動」そのものなのかは判らない。しかしその一部ではあるだろうし、本物の暴動事件もその背景は同じようなものと感じる。

この本、中国では発禁処置になっている。当時、ネットでは一部が流れたらしいが、今では遮断されて何事もなかったかのように誰も注目していないにたいだ。むしろ海外で話題になっている。 しかしこの本、決して反政府的な内容を含むものではない。 おそらく内容が余りにも悲惨なことと、全て実名入りなのが発禁の理由なのかもしれない。 

体裁は多くの中国で流通する本のように「正しい中央」、「中央の指示を無視する地方役人」という構図になっている。しかし中国国内で発表する以上、それは少し差し引いて考えた方がいい。
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2012/6/27

問題はピークカット  震災ー原発事故

<問題はピークカット>
昨日の『ビジネス展望』は京大のもろとみ氏。同氏は原発再稼働に対して福島の検証も、省エネについての検討も十分でない状況での再稼働にはやや批判的。ただ計画停電のリスクから仕方ないという雰囲気もあった。

個人的には省エネについての検討が全然出来ていないという感じがある。

職場の例で言えば、照明の半減(自宅でもLEDへの転換もそうだったが)やエレベーターの半減はほとんど省エネ効果はなく。やはり空調や意外とパソコンの省エネ設定が大きかった。そのような情報を広く流すべきだ。

また別情報では家電特に最近大型化しているテレビも省エネ対応でも「意味なく付けっぱなし」は電気をかなり食うらしい。

それに問題はピークカットである。夜間電力の停止(ネオン等)などは意味がない。ま、心理的効果を狙ったのかもしれないが、これは人々の気分を低下させるので逆効果かもしれない。

ここでもやはり「数字で示す」ことが重要だと思う。「イメージエコ」や「気分だけエコ」は百害あって一利なし。
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2012/6/26

ESTA & 『中国農民调查』  お勧めの1冊

ESTAをとる。 
https://esta.cbp.dhs.gov/esta/

久しぶりの米国。 問題はZYの方がVISAを取れるかどうかだが… 団体旅行なら問題ないのだが… ちょっと厄介。




ようやく23.5km/L, 24km/Lは無理かな?

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生活保護に関する話題が最近多い。国民総背番号制を導入すれば多くの問題は解決すると思うが、何故しないのか?!

個人情報に敏感なアメリカもとっくの昔からソーシャルセキュリティー番号を導入している。私の20年前の番号もまだ生きているだろう。

1億の国民の資産状況を複数の役所が別々に取り扱うのは非効率この上もない。脱税も可能だろう。ひねくれ屋としては日本の一部マスコミや政治家が金持ちの肩を持って資産隠しの片棒を担いでいるからだと思ってしまう。



『中国農民调查 zhongguo nongmin diaocha』
陳桂棣、春桃著。2005年初版 文芸春秋出版(原著は2003年)

前書きで著者は述べる。『いま上海に出稼ぎに来る労働者の多くが安徽省の出身者』p7

91年の大洪水以後、世間の人は安徽省の人を「難民」扱いしている。P36

安徽省?上海人の北の人に対する差別は別のところでも聞いたような気がする。
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2012/6/25

オッカムの剃刀  

http://blue.ap.teacup.com/applet/salsa2001/2830/trackback
「単純で明快な論理」 

まさにこれは「オッカムの剃刀」
http://blue.ap.teacup.com/applet/salsa2001/1130/trackback
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2012/6/25

『奇妙な経済学を語る人々』 3  お勧めの1冊

今朝の『ビジネス展望』は日本総研の山田氏。

同氏は日本の成長戦略はやはり製造業だとの考え、私も1億の人口を支えるのは製造業でITやサービス業では十分な人口を支えられないと考えるので此処は野口氏とは違う意見。
http://blue.ap.teacup.com/applet/salsa2001/2715/trackback

あとの話は取り立ててのことはなし。



『奇妙な経済学を語る人々』 3
『貸し出しをせずに、長期の国債ばかし運用している銀行があるかもしれない。そんな銀行は確かに金利が上がれば困るだろう。しかし、そんな銀行とはどういう銀行だろうか… 1%以下の10年もの国債ばかしを持っている銀行とは、日本経済が永久に不況であり、永久に金利が上がらないと思っている銀行だ。 …そんな奇妙な銀行の為に(金融政策は)なされるものではない…』 p98

確かに金利があがれば損することが判っているのなら、むしろ金利が上がらない方に動こうとする。それが自然な流れだろう。もし多く金融機関がそうなら日本は永遠に不況から脱出出来ないことになる。

経済とはインセンティブの体系であって、デフレが続くことに賭けた人が損失を被り、デフレが終わることに賭けた人が利益を得れば、すぐさまデフレは終わる。p213

   非常に明快で判りやすい。

次に社会保障についても明快に著者は語る。



年金の国際比較 p171

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この表でみれば、他国は日本の60%程度の支給率。

そこで著者は年金額を減らすべきと主張する、これは正しい方向だと思う。さらに生活保護の支給額も減らすべきだと。年金と生活保護の支給額に差が小さければ誰も年金保険料を払わない。p175

実に明快で正しい

さらに著者はこれがよい方向に動くとも指摘する。

つまり、
現在の生活保護が高過ぎる故、給付に当たって厳しい審査がある。これが大きく減額できれば審査も軽くなり、ハードルが低くなる。p175 

貯金は駄目だとか、車は駄目とかがなくなれば、生活保護から自助の方向に復活できる可能性も高くなる。 多少の貯金がなければ仕事も探せないし、田舎だと車がなければ仕事にもいけない。 いまの給付条件が生活保護からの脱出を難しくしているとの指摘もある。
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2012/6/24

論理的にはありえない  教育

法的規制がかかる2つの業務について責任者になる。 普通は2つも長を兼ねるようなことはないのだが所帯が小さいので仕方ない。 加えて1つの業務では副委員長の適任者がいない。困った事。 これまで後継者を育ててこなかった組織の責任。

本来業務以外のこのような雑用は業績として認めていないので誰も進んでやる人がいない。 実際には嫌と云えない人に<押し付けられてきた>。これは改善しないといけないが、トップがその問題点に気がつかないと、ことは進まない。この件でトップと話し合うが、どうも話が噛み合ない。

同じことは教育でも言われる。 これまで大学の教員の評価は研究では論文のインパクト・ファクター(論文の知名度)と論文数で、かけ算し点数評価される。しかし教育では漠然としている。 

評価されるものを差し置いて、評価されないものに力を注ぐというのは普通あり得ない。
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2012/6/23

確率統計  震災ー原発事故


下に自分で書いたものを読んで思ったのだが、一番人が受け入れにくいものが確率かもしれない。これは確率が数学的に難解だということだけではない。むしろ心理的な面だろう。

低線量の被曝で癌が発生するのは確実だし、おそらく今度の福島の事故で癌の発生が、特に小児癌の発生は増大するのはほぼ間違いないだろう。

しかし一方で、毎年日本で10万人の人が煙草で命を落としていると疫学者は統計的に結論しているが、いっこうに煙草の規制は進んでいない。
http://blue.ap.teacup.com/applet/salsa2001/1177/trackback

さらに言えば、今の日本で3人に1人が癌死していることも明瞭な事実。

『年間、1mSv被曝で2万人に一人は致死的ガンになり、50年間では400人に1人となる』 との推計が事実だとしても、50年間で一体どれだけの日本人が癌死するかとの比較は不思議に議論されない。

現在日本で3人に1人が癌死する、つまり平均寿命を50年とすれば全人口三分の一、4000万人ということになると思うが…
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2012/6/23

数を読む  お勧めの1冊

数を読む
最近、「空気を読む」あるいは「風を読む」という言葉が流行る。しかし私はむしろ今本当に必要なのは「数を読む」ということだと思う。

「数を読む」には別に高度な数学が必要というわけではない。 「足し算、引き算、割り算、かけ算」が出来れば大抵OKだし、あと「対数と確率」が出来れば完璧だろう。

「数が読めない」代わりに「空気を読んだ」結果が「瓦礫拒否」に代表されるような妥協を許さない「ゼロBq原理主義」だと考えている。自然放射能を考えればゼロBqなどナンセンスそのものだ。
http://blue.ap.teacup.com/applet/salsa2001/2796/trackback

この本、『奇妙な経済学を語る人々』の著者も幾つかの例を挙げて「数を読めない」ことが誤った経済政策や不要な悲観論を引き起こしていると指摘する。

例えば人口減少が経済停滞を引き起こすという考えに対しても明快に方向性を示す。つまり、人口現象の低下による労働人口の低下は

1)労働生産性向上と
2)女性の労働市場への参入 
3)年金の減額(日本の年金は購買力換算で諸外国の1.6倍以上ある)

で解決出来るとする。 

また、「子供手当」では人口が増えないとの結論も。現在日本の子供1人当たりの生涯投資額が1億円と計算出ることから、生半可な財政支出では無理だし、それだけ出したら子供が成長して労働市場に参入する前に日本の財政が破綻することを簡単な数字で示す。青色部分訂正しました

なかなか気持ちがいい。明快だから「正しい」というわけでは勿論ないが、「不明快」なのはどこか間違っているか、誤摩化しがあるものだ。



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