2012/6/10

『寧波の美術と海域交流』  寧波1

『寧波の美術と海域交流』
中国書店、2009年初版、東アジア美術文化交流研究会編

先日気がついた点、即ち

<鎌倉仏教の源が寧波近辺の仏教文化>

という点について、今読んでいる『寧波の美術と海域交流』という本のなかで仏教美術に関してはそのようであることが明瞭に記載されていた。素人の思いつきだったが、まんざら間違いというわけではなさそう。 

それによれば、

『寧波仏画はこれまで「日本向け輸出品」といった漠然としたイメージが貼付けられていたが、当時(南宋時代)の寧波が中国における仏教文化の中心地であり…』p15

とある。個人的に日本の文化の源泉が中世、特に鎌倉仏教にあると考える立場からすれば、これは見逃せない。
『日本では鎌倉期、西欧ではロマネスク期。両者の共通点は民衆の信仰が生まれた時期』
http://blue.ap.teacup.com/applet/salsa2001/2569/trackback

この本によれば、この時期仏教美術が大量に日本に導入された。 その原因として当地の有力な寺院(延慶寺)が火災で消失し、その再建に大量の木材の日本からの輸入があったことと(つまり交換に仏画が輸出された?)、また当時、南宋から元朝への王朝交代期で、権力構造の変化も関係しているのではないかとの指摘もあった。p31

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