2012/6/20

『奇妙な経済学を語る人々』&化石燃料のパラダイムシフト  お勧めの1冊

今朝の『ビジネス展望』は化石燃料のパラダイムシフトについて、といち氏が解説していた。

この5年くらいの間に非在来型化石燃料=シェールガスが採掘出来るようになり化石燃料の価格破壊が起こっている。現在アメリカは石油の最大輸国だが、10年後には北米は逆に輸出国になる可能性がある。↑訂正しました

これは大変な変化で、単にエネルギーの問題だけでなく、アメリカの中東離れなど政治的な大転換を引き起こす。この点については寺嶋氏も『アメリカのエネルギー戦略からみるともはや中東は重要ではない』と指摘していた。
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当然日本のエネルギー戦略も大きく変わるし、これから起こる時代の流れをはっきりどれだけ掴めるかが国の運命をわけるだろう



『奇妙な経済学を語る人々』
副題:エコノミストは信用出来るか。 原田泰著、日本経済新聞社、2003年初版。

中国は大量の不良債権のもとで高度成長をしていることは1度でも中国を訪問して、夜電気の全く点いていないビル群を眺めた人は気がつくだろう。

冒頭、著者はこの中国の例を取り上げ、「銀行が復活しなければ経済が再生しない」という考えが間違いであることを述べる。p2 この1文がこの本を、10年以上前の本であるにもかかわらず、読もうと思った最大の理由。 

何故、中国はあれだけ不良債権を抱えながら高度成長を続けられるのかがいつも不思議だった。それを単に「特徴ある市場主義経済」という意味の判らない言葉で誤摩化されてきたと感じていたから。さて、この本はその答えを与えてくれるだろうか?


また著者は中国の経済成長が目覚ましいわりに、雇用は増えていないことを、就業者数と実質GDPの相関図で示す。p31


著者は日本のデフレの正体を「デフレを望む存在」があることで説明する。

追伸:はっきり書こう、多量の国債を抱える銀行等が結果的にであれ、デフレを望んでいるということかな? デフレが止まって金利が上がれば損をするから。
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