2012/6/29

『中国農民調査』 3  お勧めの1冊

今朝の『ビジネス展望』は藤原氏、話題は「不況から抜けきれない日本」について。

現状分析に留まり、展望はなし。同氏の話はいつもこう。

予想や展望、そして提言が聞きたい。それがあれば検証が可能。予想や展望が当たったか外れたか。実行出来る提言であれば、その効果の程を後から検証・評価出来る。

よい例はこれ。
http://blue.ap.teacup.com/salsa2001/1582.html#comment16234

現状分析にとどまれば「外れは」ないだろうが、それではビジネス展望にはならない。

今朝も過激にスタートで元気がよい(笑)




『中国農民調査』 3
この本では貧村の農民から中央トップまで全て実名で登場する。例えば、恩家宝氏も実名で出ている。彼がある村を視察した時、彼と使命感に燃えるある人物との1エピソードでは、

『恩主任、ご覧になりたいのは現状ですか、それとも「やらせ」の方ですか』
   と聞かれ、彼(恩家宝氏)は笑い、冗談でこう答えた。

『じゃあ、両方とも見ましょう』

勿論、この後恩家宝氏は村の実態を厳しく捉える。p114



中国では役人の数が多いらしい。これは政治制度と関連している。中国では中央から地方まで5段階ある。即ち、
   中央―省―市―県―郷(鎮)

それに対し日本やアメリカは3段階。これが役人が膨大な数に膨らむ原因になっているのだろう。

役人の数が増えた現象は80年代に起こったと著者は述べる、79年に党幹部の数が279万人から、89年には543万人、この時増加が急だったのは県と郷。さらに97年には800万人に増えた。この時増加した幹部の数は同じ時期国有企業で解雇された127万人とほぼ同じだとか(ただし計算では増えたのは257万人なのでそれより2倍多い事になるが?)。p120

さて、現在、その数はどのくらいになっているのだろう? 幹部の数は不明だが全党員数はwikiに載っている。それによれば、2011年段階で8027万人、幹部は10人に1人というところだろうか?

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上の図は文章をグラフにしてみたもの。時々やることだが、文章で見えてこなかったものがグラフにすると気がつくのは何故だろう? このことに気がついたのは職業柄。

以下のような例えがある。

漢王朝 8,000人が1役人を養う
唐王朝 3,000人が1役人を養う
清王朝 1,000人が1役人を養う
現在    40人が1役人を養う
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