2012/11/5

『テンプル騎士団の謎』  お勧めの1冊

昨夜のニュースでカルフォルニアの地方都市で都市財政が破産しているということでその例として、ストックトンが紹介してあった。 
http://www.tbs.co.jp/n-st/program/

しかし、SFのベッドタウンというのは間違いでしょう? 東に直線距離でも100キロ。しかもあそこは山越えがあるので結構遠い、ウイークエンドハウスなら判る。そんな例を個人的に知っている。南に150キロのモントレーだが。
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日曜の東京上海流行通信『楽活好正点』 日曜のこの番組は9月からの日中の関係が危機的状況になるつつある間もそれに触れること無く番組は流されていた。 ただ1度だけ反日暴動が激しさを増した時期、予告無く番組が中止になったが、私が知る限りそれ1回。

番組そのものには余り興味はないが(ファッションやグルメだけ)このような番組が両国同時放映という形でオンエアーされていくことはとても歓迎。



『テンプル騎士団の謎』
「お薦めの1冊」として紹介する本は必ずしも「お薦め」という本に限ってはいない。中には「反面教師的な本」も紹介している。 いずれにしても「お薦めの1冊」として紹介する本はあくまで個人的に為になると判断した本。 

先日この本を話題にしたが「お薦めの1冊」のカテゴリーに入れなかった、それはその段階で個人的に為になると感じなかったから。

この本の中で盛んにこの騎士団についての伝説や逸話が語られ、それが絵画となって残っているが、その絵画の間違い等を指摘している(例えば衣服の色とか) しかしこれは私には余りにも衒学的あるいは好事家的に映った。それが「お薦めの1冊」として紹介することを躊躇った理由の1つ。今回、改めて入れることにしたのは長年の疑問が1つ解けたから。 



何故、テンプル騎士団が異端として厳しく断罪され、過酷な結末を迎えたか、これまでよく判らなかったが、今回何となく判ったような気になった。

教科書的には時のフランス王がこの騎士団の財産を狙って濡れ衣をかけたというのが説明だったが、それなら何故、巨額の資産を所有していたその他のフランス領内の騎士団や修道会が標的にならなかったのか? 特にシトー会は十分の一税を免除され、寄進もテンプル騎士団以上にあったはず。 

この本の中で著者はこの騎士団が銀行業務を本格的に進めていたことを述べ、これによる蓄財を指摘している。もともとこの騎士団は、エルサレムへ巡礼する人々を守る為に設立されたいきさつもあり、巡礼途中で夜盗に襲われる危険性を回避する為、巡礼は路銀を騎士団の支部(フランス内の*コマンドリー=荘園が財政的基盤を持ち、エルサレム支部を支えた)に預け、そこからの証明書を携帯することでエルサレムやその他の旅先の支部で現金化を可能にしたということを知る。 

成る程、これはまさに銀行業務そのものである。p72 事実そこには現在の為替手形や銀行小切手の萌芽がみてとれるとも。p74

キリスト教社会やイスラーム社会では銀行業務は中世まで異端の行いだった。もっともイスラームでは初期の段階で骨抜きにされたが、、、

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これは教会の壁画などに描かれていることでよく判るし、何故ユダヤ教徒が忌み嫌われたかも説明出来る。 


金が金を生む行為=利息は「時間」という神の領域を犯す行為だったからだ。
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ちなみにこの事件で騎士団を厳しく追及した人物、ギョーム・ド・ノガレはフランスではじめてユダヤ人迫害を行った人物である。

またこれに加えて、今やエルサレムがイスラームの手に落ちた時点では巡礼を保護するという設立以来の理由ももはや成り立たなくなり、ここでも騎士団存続の理由が無くなったこともある。

これで納得がいった感じがする。
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