2013/7/31

『人生三道茶』  お勧めの1冊

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『人生三道茶』
折笠俊之著、鳥影社出版、2005年初版。舞台は北京から雲南(大理、丽江)、そして上海と続く。

なかなか味のある本。著者は寡作で、調べてみても2冊しかヒツトしない、もう1冊の本も読んでみたいと思ったほど。

著者は題名にもある「三道茶」を紹介する。苦茶>甘茶>回茶 即ち、最初は苦め、次に甘め、最後に後味がよい、ということらしい。このことは、

『人生はどんなに苦しい時期があっても、いずれはそれを克服して喜びを得、最後はしみじみそれらを振り返る事が出来る』 ということらしい。P187

著者は、『私は現在、人生の中でどの味を味わっているところなのだろうか』と自問する。p187

<データーベースとして>
丽江はもともとナシ族が住んでいた場所らしい。勿論今では漢族が相当入ってきているだろうが。ナシ族は「人と自然は兄弟という伝統的観念を持っている」らしい。p59

ナシ族の人名は四文字の父子連名式らしい。例えば、阿良阿胡>阿胡阿烈>阿烈阿甲>阿甲阿得と続く。p64
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2013/7/30

放射能ゼロ原理主義  震災ー原発事故

<放射能と生命>
今朝、福島の原発事故以来不通だった鉄道が除染が済んだことで部分的に開通するニュースが流れていた。その時の映像で雑草が青々と茂った路線が映し出されていてとても印象的だった。

そのすぐ後に別のニュースで沼地の回復事業のニュースが流れた。全く別の話題だったがこの2つのニュース、頭の中で1つに繋がった。それはラムサールのこと、そして自然の逞しさのこと。



ラムサールは条約名で有名な自然豊かな湿原、しかし同時に世界最高レベルの自然放射能地帯である。
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放射能は別に人工的な特殊なものではない。この自然界にある程度常に存在するもの。

生命はその発生の当初からそれらと共存する仕組みを持って進化して来た。否、現代の科学は放射能は生命の発生時点において重要な働きをしていた可能性すら示唆する。

いずれにせよ、あの自然豊かなラムサールが同時に世界最高レベルの自然放射能地帯であるという事実は我々に何かのヒントを与えてくれるのではないか?




放射能ゼロ原理主義というものが如何に矛盾したものであることをこのことは示すのではないだろうか?
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2013/7/30

『茶馬古道の旅』  お勧めの1冊

『茶馬古道の旅』
淡交社、竹田武史著、2010年初版。写真集といった方が正確か。この著者=カメラマンは、『大長江』の著者でもある。
http://blue.ap.teacup.com/applet/salsa2001/2524/trackback

木曜から雲南地方の麗江(丽江)に行く。この街は世界遺産に登録されているらしい。 今読んである歴史書を中断し、写真集「茶馬古道の旅」とyoutubeで情報収集。

この町は唐末から宋時代にかけての茶馬交易で物資の集積地として発展し当時の古城が有名らしい。 位置は山脈を越えれば隣はインド、ミャンマー。

茶馬交易というのは辺境の異民族から軍馬を入手する為に茶と交換する貿易で特に宋代に盛んだったらしい。毎年重量にして数千トンのお茶が1万五千から二万頭の馬と交換されたとか。p128

なおこの際取引に使われた茶は輸送に適した緊圧茶(乾燥圧縮する)系の四川の边茶(biancha)、云南の普洱茶(puercha)。p166

遊牧民が1日に飲むお茶は二十杯前後、茶の産地である雲南の人より沢山飲むとか。これは牧畜生活環境と無縁ではないらしい。p146

添付の茶馬古道地図をみてようやくチベットー四川、雲南を繋ぐルートが判る。どうやら麗江は雲南の茶の集積場としての位置を占めているみたいだ。下の地図のほぼ中央に位置する。

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2013/7/29

国土交通省からの燃費調査依頼  

実測では20.6km/L。プリウスの計器では23.4 km/Lだったがこれは誤差が出ているということでしょう。前から少し疑っていたのでそれが実証された結果。 購入当初の測定では計器の値と一致していたので古くなり誤差が出始めたということか?

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2013/7/28

2013/7/26 ~2013/4/26  人文科学系参考文献リスト

2013/7/26 『中国の歴史 下』4
2013/7/24 『中国の歴史 下』 3
2013/7/19 『中国の歴史 下』2
2013/7/18 『中国の歴史 下』 
2013/7/16 『司馬遼太郎の風景10』 4
2013/7/15 『司馬遼太郎の風景10』3
2013/7/14 『司馬遼太郎の風景10』2
2013/7/13 『司馬遼太郎の風景10』 
2013/7/11 『感動中国:女一人千里を行く』2 
2013/7/10 『感動中国:女一人千里を行く』
2013/7/8 『銃・病原菌・鉄』 27
2013/7/7 『銃・病原菌・鉄』 26
2013/7/2 『銃・病原菌・鉄』 25
2013/6/30 『銃・病原菌・鉄』 24
2013/6/29 『銃・病原菌・鉄』 23
2013/6/27 『銃・病原菌・鉄』 22
2013/6/26 『銃・病原菌・鉄』 21
2013/6/25 『銃・病原菌・鉄』 20
2013/6/24 『銃・病原菌・鉄』 19
2013/6/21 『銃・病原菌・鉄』 18 
2013/6/19 『銃・病原菌・鉄』 17
2013/6/18 『銃・病原菌・鉄』 16
2013/6/16 『銃・病原菌・鉄』 15 
2013/6/15 『銃・病原菌・鉄』 14
2013/6/14 『銃・病原菌・鉄』 13
2013/6/13 『銃・病原菌・鉄』 12
2013/6/12 『銃・病原菌・鉄』11 
2013/6/10 『銃・病原菌・鉄』 10
2013/6/9 『銃・病原菌・鉄』 9
2013/6/6 『銃・病原菌・鉄』 8
2013/6/5 『銃・病原菌・鉄』 7
2013/6/4 『中国文明の謎』 
2013/6/3 『銃・病原菌・鉄』6
2013/5/23 『銃・病原菌・鉄』5
2013/5/20 『銃・病原菌・鉄』4
2013/5/19 『銃・病原菌・鉄』3
2013/5/17 『銃・病原菌・鉄』2
2013/5/16 『銃・病原菌・鉄』
2013/5/14 『三国志;正史と小説の狭間』3 
2013/5/13 『三国志;正史と小説の狭間』2 
2013/5/12 『三国志;正史と小説の狭間』
2013/5/11 『教授が変われば大学は変わる』 
2013/5/9 『「三国志」を読む』2
2013/5/7 『「三国志」を読む』
2013/5/6 『中国の宗教』2
2013/5/4 『中国の宗教』 
2013/4/28 『中国なしで生活できるか』3
2013/4/27 『中国なしで生活できるか』2 
2013/4/26 『中国なしで生活できるか』 
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2013/7/28

食糧の安定供給=自給率向上ではない  

前期の試験シーズン終了
1日がかりで採点済ます。 前期終了の時点で留年することが予想される学生数名。あとは統計処理をして、留年が予想される学生の絞り出しとその対策。

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先日の『食料自給国防論』について思い出したことがある。かつてキューバの英雄、ホセ・マルティーは、

   『買う国民は命令し、売る国民は仕える』  

と述べた。 商品作物を国外に輸出して国が飢餓状態になった歴史を持つ国ならではの言葉だろう。
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確かに、エネルギーや食料が海外から入ってこないと国は危機的な状態になり、むかし日本はこれで戦争を始めた。しかし、これは何も輸入国だけではない、輸出国にも甚大な影響を及ぼす。 

今では金さえあれば世界中どこからでも穀物をかき集めることが出来、それがアフリカの飢餓を誘発した事例もある。 それに対し自国の食料輸出を差し止めた農業国もあるくらいだ。
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重要なことは食物を輸入する国も、輸出する国も選択肢を拡げておくことが重要ということだろう。また日本のような輸入に頼る国は、穀物やエネルギーを買えるだけの金を稼ぐ産業を育成していくことが安全保障になる。

丸川知雄氏はこの点関して述べて、

「食糧の安定供給を確保するには、食糧の自給率を上げないといけないと言う人は安定供給を真剣に考えていない」  
と断言するほどだ。
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2013/7/27

新コンピューター環境  

午後は腹を決めて新しいコンピューターに移行を断行。毎度、新しいコンピューターの移行は楽しみであると同時に大変大変。予想外のトラブルも起こることがある。今回はタイムマシンの働きでほぼ前のコンピューター環境に自動的にファイルやその他の設定を再現できたのはラッキー♪

それとCDドライブを入手したが、実は包装を開けて知ったのだが、インターネット経由でも解除キーさえ打ち込めばソフトをダウンロード出来ることを知った。それはそうだよね〜 今や何でもネット経由時代なのだから! ま、ドライブは無駄にはならないのでよしとしましょう。

まず最初にインストールしたのはノートンのアンチウイルスソフト。 あっけなくすぐに終わったがソフトを購入してから時間が経っていたのでネット経由で最新版のupdate。

1つだけPhotoshopに問題が起こったと思ったが、これは私の誤解でほどなく解決(タイムマシンでコピーされた古いソフトを起動しようとした)。Officeが新しいアプリケーションをインストールしなくても使えるように自動的になったのは不思議。多分3本までインストールする事が出来るので新機種への移動が許可されたのかも? 今度のファイルメーカーは古いverを残したままで新verに書き換え出来た。これも進歩。

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2013/7/26

『中国の歴史 下』4  お勧めの1冊

水まきのインディケーター。この玄関脇の植物が乾燥してヘタリ始めると庭の散水を行なう。今年2回目の散水で翌日にはまた写真のように元気になった。

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『中国の歴史 下』4
「中国では、古文書の伝来が日本などと比べ極めて少なく」という記載があったが、これは何度も中国は乱世を経験したからのようだ、だから宋代などに日本からの仏典の逆輸入もあったらしい。p140

歴代の中国の王朝の中で、江南から興って統一王朝に発展したのは明のみ。p159 これは多分、異民族の侵略に常に晒されてきた華北を統治することが王朝となる為の条件だったからではないか? 事実、そうして興った明朝もやがて首都を華北に移す。

賢帝の誉れ高い永楽帝だが実際には帝位の簒奪者であることを初めて知った。さらに即位する際にかなり惨たらしいことを前帝の側近にしている。




世界史は大学受験のそれとしてしか正統的な勉強をしたことがないが、当時から疑問に思っていたことが少しこの本で判ったような気がした。それは永楽帝の時代に鄭和が大船団を率いて遠くアフリカまで遠征した程の偉業をなしたのに、基本明王朝は鎖国を国是とした点。この本によればこの遠征の目的は海禁=朝貢システムの構築のためになされたという点。対外開放政策ではなく逆に王朝の交易による利益独占を狙ってのシステムつくりの為になされたこととの理解。p168
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2013/7/25

経済学はハードサイエンスか?  

先日、帰宅中の車の中で「総選挙後の経済」というようなタイトルのラジオ番組を聞いていた。 ゲストはいつも意見を参考にさせてもらっている経済学者の野口悠紀雄氏と第一生命経済研究所 主席エコノミストの永濱利廣 (ながはま としひろ)氏。

このような対談を聞いていていつも感じるのだが、経済学というのはまだまだ自然科学としては未熟な段階にあるのだな〜ということ。

両者はアベノミクスに対する評価が真逆であるだけでなく。(野口氏は懐疑的、永濱氏は評価)基となる経済指標や統計数字すら異なっているように聞こえた。例えば投資額がこの数ヶ月増えているのかどうかという単純な数字ですら双方取り上げる数字が異なっている。 経済音痴として本当によく判らない。

ま、「超整理法」の信奉者としては、どうしても野口悠紀雄氏の方が正しいように聞こえるのだが(笑)
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ま、それでも時々納得できないこともあるにはあるが…
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2013/7/24

『中国の歴史 下』 3  お勧めの1冊

『中国の歴史 下』 3

<データーベースとして>
活版印刷が発明されたのは北宋の慶歴年間(1041~51)ひっ昇によるが、近代に至るまで普及することはなかった。これは西欧と対照的。P91

遼・金は共に支配者である遊牧民と被支配者である農耕民(漢族)をわける二重統治体制をとった。これは支配民族の意識や習俗を忘れないため。P96

元朝の中国支配は、いわば足の一方を中国の伝統的集権官僚制に乗せ、もう片方をイスラームやウイグルの西方人々による財務運営に載せた形だった p132

人口
旧金領で1,000万、旧南宋領で6,000万、モンゴル・色目人がそれぞれ100万。P133
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