2013/11/30

『文明崩壊』10  お勧めの1冊

ヤギ4頭を使った実証実験で、2か月間で5000平方メートルの団地の雑草をほぼ食べ尽くしとのニュース。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131128-00001558-yom-soci

ニュースとしては「ほっこり」タイプのものとして流されたのだろうが、先日までオーストラリアにおける過放牧の例を読んだ者としては複雑な心境。 
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同じことがいま中国では砂漠化を引き起こしている。
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『文明崩壊』10
希望の兆しー失敗の原因を理解すること。

著者はしかし必ずしも悲観論者ではない。希望の兆しがあることを示す。そのよい例にケネディー大統領をだす。1回目のキューバに対する「ピッグス湾への侵攻」では失敗したが2回目のキューバ危機のときはその失敗から学び巧く乗り切ったと云う。その他、江戸時代初期の将軍、ドミニカの独裁者、バラゲールは森林伐採を食い止めた。特にドミニカの成功は半島の西半分のハイチの存在で際立っている。

著者はしかし指導者のみの手柄とはしない賢明な国民も賞賛しなければならないと云う。『彼らはどの基本的価値観が死守に値し、どの価値観がもはや意味をなさないか賢明な決断をした』という。p247
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2013/11/29

象徴的メッセージ  試行,指向,志向、思考

<象徴的メッセージ>
今回の中国の防空識別圏への飛行に米軍は博物館から引っ張りだしたような旧式のB52が使われている。

敢えてステルスではなく、護衛機も伴わず、冷戦時代を彷彿とさせるB52の登場。

グローバル経済の中に取り込まれ、年7%の経済成長が国家安定の必須要件の中国に「冷戦時代に戻りたいのか?」という象徴的メッセージだとは云えないだろうか?
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因にwikiによれば最終号機の納入は1962年、既に半世紀以前。


追伸:
ある中国人に質問してみた。何故、このような老機を出したのかと。彼の意見は以下の通り。

『勉強不足ですね、B52は老兵だが、ばりばり現役だよ。わざとB52を派遣する理由二つがある:その1、丸裸の旧式爆撃機を派遣すれば戦闘機同士の衝突が起これない、例え衝突が起こっても無力な爆撃機を撃墜する戦闘機の方が不名誉になる。その2、F22とB2など新型機を派遣する場合、万が一中国勢力圏に墜落すれば、あらゆる意味でリスクが大きい。これが実に高明な外交手段だと言える。』

その1はその通りだろう。その2は、飛行路を考えればそれは余り考えなくていいだろう。それ以外の狙いもあるというのが私の理解。
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2013/11/29

『文明崩壊』9  お勧めの1冊

『文明崩壊』9
社会が破滅的な決断を下す理由
(1) 予見出来ない(オーストラリアの大地の深層に塩分が大量にあった事等)p223
(2) 遠く離れた管理者(対照的存在:谷間に住むニューギニア高地人が自分たちの住む場所を熟知していた)p224
(3) 緩慢な変化に気がつかない(中世のグリーンランドのように徐々に気温が低下した)p225
(4) 合理的かつ非道徳的行動(自分の利益を増やす為に害を及ぼす行為をする)p227

著者は(4)の例としてマヤの王やグリーンランドの首長たちの自己中心的な首長や政治家の行為や不作為を述べる。p233 

さらに環境被害に結びつく価値観として心理学者の云う、「埋没費用の効果」即ち、既に多額の投資をしてしまった政策に抵抗を感じるということ。p234 何だか、原発のことと重なる。



今朝のニュースによれば政府はこれまでの核廃棄物の最終処理場選定を、これまでの自治体からの申し出タイプから、政府主導での選定に変更するとか。さらに曰く、日本の国土の7割は地殻的に比較的安全だとか。本当なのだろうか?

しかし十数秒浴びただけで人を死に至らしめる程の高放射線廃棄物(これは経済産業省が述べている事実)を数万年間も、安全に保管出来るような場所は
http://www.enecho.meti.go.jp/rw/hlw/hlw01.html
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この地震列島には何処にもないだろうというのがまともな考えだと思うが???
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地震は何処でも起こっているわけではない、地殻のぶつかりあう場所に特定して起こる。 日本列島はまさにそのような場所
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2013/11/28

ニュースから  試行,指向,志向、思考

<チキンレース?>
軍部の突出だという意見もある。そうかもしれない、米国、韓国、フリッピンさらにはオーストラリアまでから批判を浴びるような事をするのは得策ではないことぐらい中央は判っているだろう。 

しかし一方でこのようなことは唐突に出来ることではなく相当の準備が必要だろうと考える。となるととても中央の了解なしにはやれそうには思えない。

     どちらが正しいのか??

ま、本当のところは判らない。しかし個人的には中央の意志があると思う。つまりチキンレースをはじめたのか? もしそれなら米軍の爆撃機がすぐさま出動し反応したのはそれに対する米国のメッセージ。



歴史的な大陸国家が海洋国家になれるかどうか、色々な意見があるようだが。個人的には懐疑的。理由は一言で表現すると、「未富先老」
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<自民県議団「辺野古」に容認に動く?>
発端はあの鳩ぽっぽさんの不見識な発言。彼は日米同盟にヒビを入れ、沖縄の問題を複雑化したが、ようやく元に戻ることになるのかな? 



<ケネディー駐日大使>
我々の世代にとって父親のケネディーは伝説の大統領で現実がどうであれ、悪い印象がない。彼の娘ということだけで最初から得している。

一方、米国の立場からみれば、韓国大使、中国大使の配置と日本大使の意味は違うのではないか? 韓国、中国大使はいずれも韓国系アメリカ人、中国系アメリカ人の職業外交官。日本大使はスター、ここにアメリカのアジアの各国に対する意識の違いがあるような気がする。思い込み過ぎるか?

人は外交経験ゼロ、政治経験ゼロということで訝しく感じるかもしれないが、先日著書を紹介したライシャワー氏のように、非外交官出身者であっても大使として成功する場合もある。期待しよう。
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2013/11/27

『マルコポーロを超えた男』  お勧めの1冊

不思議な事、あのような重大な法案が十分な審議も国民的議論もないまま通ってしまった。 何故か? 

1つには最近の周辺国のキナ臭い動きがあると思う。あれですっかり国民は危機感をつのらせ、何とかしないといけないというような雰囲気になったのだろうか? 皮肉なことだ、敵対するもの同士がお互いに助けあうとは。




『マルコポーロを超えた男』副題:慈覚大使円仁の旅
松原哲明著、佼成出版社、1993年初版。

『文明崩壊』はまだ半ば、しかも上巻は1頁も読んでいないが、浮気心で別の本を読む。 

『文明崩壊』 は易しい内容だが基礎知識が沢山出来てくるので読み流すというわけにはいかないので結構疲れる。それなりの知識がつけばもっと簡単に読めるようにはなるだろう。これはこれまで色々経験したこと。

さてこの本だが、ライシャワー氏の本を読んだ後では、どうも見劣りがするのは仕方がない。一部のエピソードを除き全て『円仁・唐代中国の旅』 で出てきたことばかり。ただこの本は円仁の『入唐求法巡礼行記』についての本というよりは著者自身の思いの詰まった本と云うべきか?

それにしても半分以上読んでもマルコポーロについての記載は全くない、円載と円珍の間の確執とか、本題から離れたところが大きく取り上げられるなど期待していたものからは随分離れる。これは著者自身が仏教界に身をおくことからの興味の対象かもしれない。p108 また題名については出版社の意向もあるのだろう。

1つライシャワー氏の本で詳しく取り上げられなかった点でこの本を読んで新たに得た情報が最初の密入国の失敗の段(海州)のエピソード。p117〜  それと二回目の成功した密入国の舞台となった赤山の法華院の現在の写真があったこと。以前、Google mapで場所は確認していたが、思った以上に現在の寺が小さいことに驚いた。勿論以前は大きかったようだが、社会主義国、文化大革命を経た現在中国では仕方ないことか?

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2013/11/26

授業は家で、大学ではDiscussionを?  教育

BSフジプライムニュース:「2020年、ITが変える日本社会、教育、学校のあり方」

Stanford大学ではNetで授業を無料で公開して優秀な学生を集めているらしい。凄いなと思う。授業は家で理解し、大学ではDiscussionをやるのが理想とか。

理由は1時間で理解出来る人もいれば、数時間かけないと理解出来ない人もいる。それはそうだろうが、そう言い切れるところが凄い! 

さらに続けて、昔は場所が無かったなら学生数を制限した、今はwebで何処からでも、誰でも、何時でも授業が受けられるようになったと。

う〜〜ん、そうなると今の大学にも革命が起こるな。




実は2007年から個人的にwebを授業に活用し始め、授業時間内に大々的に取り得れたのはようやく2009年から。特に動画は教育効果があると思うが、なかなか学生がついていってくれない悩みがある。ここ数年ようやく一部の学生は見てくれるようになったが、まだまだ。2007/6/1からスタートして今日の時点まででアクセス数は僅か6642。1日1回は自分でアクセスしているから半分弱は自分のアクセス数か(笑)
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また、ようやく職場でも最近、授業をNet配信できるようになったし、e-learning も出来るようになった。時代は変わりつつある。問題はそれに教員(自分も含めて)と学生がついていけるかどうかだな。

しかし、最後は教室が勝負というのは変わらないと思う。
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2013/11/25

変化の兆候か?  試行,指向,志向、思考

イランと6カ国の間で制裁一部緩和で合意のニュースが流れる、大使館占拠事件以来ではないか? あれがアメリカのトラウマとなっていると理解している。

「いま欧米がすべき最も重要なことはイランとの妥協だ」

というのは昔からの私の持論。イランとの妥協は中東の情勢を多いに変える可能性がある。あと、イスラエルがどう出るかだが…
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イラン革命は前近代的と一般に思われているようだが、それは間違い。極めて現代的思想から来ていることを知れば、また異なった答えが出せるだろう。
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この流れが順調に進むならアメリカの中東政策が変化するのは勿論、その影響をうけてアジア戦略も変わる、近年力で現状を変えようとする勢力に対する日米戦略がより進むことになる。
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2013/11/24

Macro & Micro-reading  

土曜日、早めに仕事を切り上げ図書館に行く。

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借りていた本の返却期限が近づいたのが理由。 時間があるのでそのまま図書館で本を読もうかと思ったがwebが使えないことに気がついてStarbucksへそのまま移動。ここでは沢山の人が無線LANを利用している。

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何度か図書館には要望を出したが、図書館でwebが使えるようになりそうもない。私の場合、本を読む時は殆どwebを同時並行で利用している。

ながら族というわけではなく、今日日webなしで調べものなど出来ないからだ。特に紀行文などは逐次、Google mapで場所確認をしないと臨場感を得られない。

本がミクロリーディングだとするなら、webはマクロリーディング、深さはないが網羅的な調査が出来るのでこれらは併用すると凄いツールになる。それほど便利なのに何故、図書館はweb使用を認めないのだろう? 


<汪峰の曲でsalsaが躍れます♪>
最近、自宅や休日の職場で誰も廻りに居らず気楽に仕事が出来る時などよく汪峰の曲を聞く。

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どれもなかなかいい曲だし、「北京、北京」などは簡単な汉语で初歩の中国語学習者にもある程度内容が理解出来る。

彼の曲を知ったきっかけはPM2.5関連での「北京、北京」替え歌なのか、
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農工民の歌う「春天里」なのか判らないが、いずれにせよ大好きになった。
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今日はじめて彼の曲でサルサで躍れることに気がついた。もしかするとこれが好きになった理由? 特に「北京、北京」や「再見 青春」はなかなかロマンティックなサルサの曲になる。マルコのWhen I dream at night に勝るとも劣らない。

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テンポが遅いのでますますロマンティックになる。
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2013/11/23

noblesse oblige & ニュースあれこれ  試行,指向,志向、思考

<ノブレス・オブリージュ:noblesse oblige>
Wikiによれば、「財産、権力、社会的地位の保持には責任が伴う」ことを指すとか。民主国家のみならず、帝政や貴族制、王政でもこれは前提と考えられていた。

政治家や高級官僚などにはこれが必要。今回の「特定秘密保護法案」についても、私がそれを条件付きで認めるのは、これを期待するからだ。 しかし60年後の公開というのはそれも事実上期待出来ないことになる。 

誰も責任を取らない、やりたい放題ではこのような権力を渡すわけにはいかない。



<ニュースより>
スペインの裁判所は19日、中国の江沢民元国家主席、李鵬元首相(85)など旧政権幹部経験者5人の逮捕状を出したとか。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131120-00000040-jij-eurp

容疑は1980〜90年代にチベットでの「ジェノサイド(大虐殺)」に関与した容疑で、告発した人権団体メンバーにスペイン国籍を持つ亡命チベット人いることが理由。そういえば江沢民氏を「君臨するテロリスト」と呼んだ人もいる(笑)
http://blue.ap.teacup.com/applet/salsa2001/1673/trackback

スペイン政府は勿論、中国との摩擦を望んでいないだろうが、これが司法の独立。中国人はこのことをどのように考えるのかな? 

…スペイン側の背景には、フランコ独裁期にバスク・カタルーニアの自治権を圧殺した時の記憶があるのかもしれない。因に内戦に勝利した反乱側=フランコ側は、ソ連共産党の支援を受けた旧政府軍の人民戦線派の残党5万人に死刑判決を出し、その半数を実際に処刑したとか。




もう1つニュースから
漫画家が京都精華大学長になるらしい。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131121-00000038-asahi-soci

いろいろな意見が周囲で出ているが、私はいいことだと思う。第一漫画はもはや日本の花形新産業、経済効果も大きい。そこに専門家を置くのは当然だろう。
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2013/11/22

『文明崩壊』8  お勧めの1冊

『文明崩壊』 8
次に著者はオーストラリアについて述べる。この章の内容ほど今回意外だったものはない。 

オーストラリアと言えば、どのようなイメージを一般に持たれるだろうか? おそらく、「雄大な大地」 「豊かな自然」 「牧農国」といったものではないだろうか? 

しかしそこで描かれるオーストラリアは題名の「搾取されるオーストラリア」が示すように、巨大な大陸が不毛の大地に崩壊する過程そのもの。読みながら以前読んだ 『収奪された大地;ラテン・アメリカ500年』を思い出した。 
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そこではカリブの島とブラジルの大地がサトウキビ・プランテイションで文字通り収奪され不毛の地と化していく。

ウサギの導入、さらに羊や牛の過放牧により表層から植生は失われ、イタチの導入は原生の動物を次々に絶滅種のレッドリストに載せていく。 さらに過剰な小麦栽培やそのための灌漑は貴重な地下水を奪うだけでなく、過剰な灌漑そのものがそれまで永い間、地下に閉じ込められていた塩分をその灌漑用水に溶け出させ塩水の地下水となって低地に流れ出し塩性土壌を新たにつくり出していく。

この大地の収奪は、あたかもカリブやブラジルの砂糖のように、短期間にオーストラリアに利益をもたらしたが、計り知れない損害を、再生不可能な程の損害をオーストラリアの大地に引き起こしたと著者は云う。

実に、この章はこれまでの思い込みを打ち砕く内容だった。
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