2014/3/30

ZY来日  

先週からビザ関係の手続きの為にZY来日。今週末まで滞在予定。週末は雲仙で過ごす。

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2014/3/29

『環境と文明の世界史』  お勧めの1冊

燃費計算
767 km/38.7L = 19.8 km/L
106,440〜105,673km = 767 km


『環境と文明の世界史』
人類史20万年の興亡を環境史から学ぶ 石弘之、安田喜憲、湯浅赳夫著 洋泉社 2001年初版 

年層が放射性炭素よりより正確に年代を確定するのに使われるとか。それからグリーンランドの気候が半世紀の間に一気に7〜8℃上昇したことが判っているとか。p28

気候変動は緩やかなものだとの印象があったが、カタストロフ的に変動する場合もあるのだろう。

水月湖では15万年分の年コウが発見されたとのこと。この話は『稲作漁撈文明』でも出て来た。
http://blue.ap.teacup.com/applet/salsa2001/3349/trackback

ミトコンドリアのDNA解析から配列のばらつきはチンパンジーの1割しかない。このことは現代人が極めて少数の集団から出発しているとのこと。著者らは14,500年前頃に人口が40〜10,000人くらいに激変した可能性を指摘している。P48

この手のことは日本の稲が極めて少数の集団から由来したことも同じ解析で結論されている。
http://blue.ap.teacup.com/applet/salsa2001/3161/trackback
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2014/3/28

『ミャオ族の歴史と文化の動態』2  お勧めの1冊

『ミャオ族の歴史と文化の動態』2
「蚩尤始祖や三苗源流の言説は文字を持たないミャオ族が古代文献に記された他者(漢人)による表象の伝説を逆手にとって、自己の表象に読み替えて出自を明確化した神話の再解釈であり、中国のナショナリズムの高揚に対抗してエスニックアイデンティティーを意図的に創出する政治性が強く見られる」p91 

「歴史文献の史料批判をせずに文字記録と口承伝承を関連づけて… 言説は学問的には完全に間違いである」と著者は云う。p94

つまり「多元一体論」は諸刃の剣ということか?

<Databaseとして>
ミャオ族の人口は2000年の段階で894万人、うち貴州に430万人が住む。
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2014/3/27

STAP細胞その後  教育

STAP細胞その後
作成されたマウスの遺伝子型がSTAP細胞作成の為に提供された細胞(129系統)のものと異なるとの結果が報道される。インタビューに出た理研の担当者は「まだ調査中」と述べたがどうだろう? 私にはほぼ決定的のように思えたが? 

少なくとも作成されたマウスは実験に提供されたマウスからのものではない、つまりそのマウスからはSTAP細胞は作られていないということになると思うが?? 実に残念なことだが、STAP細胞それ自身の存在も疑わしい状況になってきた。

TVで見た時、いかにも今風でこれまでの女性研究者にはない新鮮なものを感じ、そんな世代が生まれたと喜んだのだが… 

それにしても、Natureのインパクトファクターは直近の2013年段階で38.597。私が普通に出している論文のインパクトファクターは3前後なので、私の論文の10本分の価値があると世間では評価される。
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2014/3/26

双方向対話型教育支援システム  教育

双方向対話型教育支援システム導入される。

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教員、学生がそれぞれ専用のICカードを持ち、教室の机の上に設置されたICカードリーダー上に置くと、出欠は勿論、簡単なテストもカードリーダーに入力装置がついているので無線で自動的にサーバーにダウンロードされ、しかもその結果が教員のモニターにリアルタイムで表示される。それ故、出欠をとる時間も省略できるし、学生個々人ごとの理解度レベルもリアルタイムで判定出来る。

とりあえずは出欠とアンケートには4月からでも使えそうだ。ただし問題はカンニングをどうやって防ぐかだ。隣の席から入力状況が見える状態では評価に関わる試験には使えないね。
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2014/3/25

自然科学  教育

今日オランダで開催される核保安サミットの際に、日米韓首脳会談が開催されるとか。 爺ちゃんトラウマの安倍首相と父ちゃんトラウマの朴槿恵大統領の間にたって、オバマ大統領もイライラすることだろう。ご両人も後ろしか見ない、未来志向でない人を国のトップにもつ国民は不幸だ。

月曜のBSフジ、プライムニュースで出演の山本一太氏、尖閣を巡る外国での討論(?)で外交官の情報発信能力が日中で差があった=日本が劣っていたとの発言。 そうだろうか? 昔、ある野球選手が口走った言葉を思い出す。

トップがアホだから、野球が出来ん

<戦略的イノベイション> 500億円 x 5年間

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STAP事件を受けてコメンテーターの東大の北澤氏曰く、

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『現場で末端のところまで判っている共同研究者が確認する、追試する

これは重要なポイント! 是非これを導入しよう。 



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2014/3/24

『ミャオ族の歴史と文化の動態』  お勧めの1冊

『ミャオ族の歴史と文化の動態:中国南部山地民の想像力の変容』
鈴木正崇著、2012年初版、風響社出版。

ミャオ族には文字がなかったとか、そこでそれまでの口承伝承が1952年にはじまる「民族識別工作」をきっかけとしてテキスト化され、途中「大躍進」や「文化大革命」で甚大な破壊を受けながらも少しずつ採集整理がなされたとか。ただし何時でもそうだが、そのようなテキスト化はその時代の知と制度の枠組みの中で意義付けされるため変貌=捏造が起こるとも。p34

この1952年にはじまる「民族識別工作」が先に読んだ『中華民族の多元一体構造』で紹介された中央訪問団の派遣と、1953年の第一回全国人口調査を指すのだろう。
http://blue.ap.teacup.com/applet/salsa2001/3549/trackback

「神話世界」の章で著者は創世神話=楓香樹の生成と蝶々の誕生を語る。 p44 

この楓香樹はトウマンと呼ばれマンサク科で日本の楓とは異なるようだが香の言葉が示すように樹液がよい香りがすることから香の字を入れるのだという。ただしこれは漢語からのもの、もともとの意味には「母なる樹」の意味しかないとも。p50 なお楓香樹は時に楠を当てるとも。P54 ここでも楠=香樟(xiangzhang)が出てきた。
http://blue.ap.teacup.com/applet/salsa2001/3470/trackback
http://blue.ap.teacup.com/applet/salsa2001/3471/trackback

ミャオ族もこの樹と共に移動したとも、曰く。
『かつて焼き畑耕作を盛んに行い移動を繰り返していた時には、次の移転地に楓香樹の苗を植えて、根付いた後に移動したとか。p50

またこのような記載もある。

『…東方は祖先の来た故地があること… かつて東方の海辺や河辺に住んでいたときの常食であったとされる魚を供物として捧げる』p53

ミャオ族が中国沿海部から長江を遡るように奥地に移動(逃避行)したここでも窺える。
http://blue.ap.teacup.com/applet/salsa2001/3347/trackback
http://blue.ap.teacup.com/applet/salsa2001/1887/trackback

なお、創世神話についてのアニメも見つけた。

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2014/3/23

ニュースから  

NTTデータがカトリックの総本山バチカンのバチカン図書館に保存されている歴史的な文書約8万冊、約4000万ページの手書き文献を電子化する事業を受託したとか、そして電子化される文書はインターネットで公開するとも。
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20140321-OYT1T00668.htm

こういった貴重な書籍が電子化され、公開されるということだけでも素晴らしいが、それをNTT Dataが受託するというのは信頼されている証拠。機密性の高い文書だけに素晴らしい! これらのDataが電子媒体として世界中に公開されればこれまで判らなかった歴史の闇が明らかにされる可能性もある。

知財黒字」初の1兆円超 13年度、特許収入増
http://www.nikkei.com/article/DGXNZO68681150S4A320C1NN1000/?dg=1

それまでの赤字から黒字に変わり、それがどんどん延びていることに注目したい。日本はこれまでの貿易収支の黒字で支える国から転換している点にこそ注目すべき。そしてそこから戦略をたてる必要があるのでは? 

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2014/3/22

『中華民族の多元一体構造』12  お勧めの1冊

母校での国際シンポジュームに参加。国際といっても海外からは2名(?)参加 それでも講演質問は全て英語。別に英会話が得意なわけではないがこれは正解、礼儀の上でも国際化の上でも。

1つ質問、予想通りのレス、しかし論証は弱い、これからの解析に期待する。1999年の段階で発表者が起こるとした反応が起こらないことを私は精製したブタの酵素を使って論文にし、さらに去年2013年にも微生物の精製タンパクで確認し論文にしている。 この反論に対し発表者は、それ以外の酵素による反応と述べた。さらに私が「生化学的にそれを確かめたか?」と追求すると、これからだと云う。

海外からの参加者はそれぞれ中韓から1名ずつ。 政治がうまくいっていない時は民間レベルでの交流が重要。 後ろ向きは非生産的だが前向きは極めて生産的で有意義。それに一緒に同じ仕事をすれば友情が生まれる。

平成26年度からそれまで中韓の留学生に対する資金枠がロシアとインド枠に代わったと奈良先端大の先生が語っていた。 
www.mext.go.jp/component/b_menu/.../1339147_2.pdf
安倍路線ということらしい、いかにもケツの穴の小さい人らしい「倍返し」(笑)。




『中華民族の多元一体構造』12
谷苞氏は幾つもの論文をこの本の中に発表している。そしてその論証にしばしばマルクス・エンゲルスの著書を引き合いに出す。 昔、私が学生の時はそれなりにマルクス・エンゲルスの本は存在感があった。かく言う私も十代の最後の年に好奇心で読んだ記憶がある。

その時、理解したとは云わない、しかし印象に残ったものとして 『家族、私有財産、国家の起源』 がある。 その内容が意外に歴史的なものだったことだけが残っている。

しかし、今日日彼らの本は存在感があるだろうか? 少なくともその史的唯物論はカビが生えたようなものとして扱われているのではないか? 

いずれにせよ、彼の4番目の論文、 『前漢王朝による河西四郡設置の歴史的意義』 について印象が残った所を記録に残しておこう。

前漢王朝が河西四郡設置をしたことが河西を農耕地に換えると同時に匈奴などが支配する北方遊牧地と西姜が住む遊牧地が分断され、それが農耕地帯と遊牧地帯の経済的、文化的関係が強まったとする。P290

最後に彼は結論として、

西域の36国が漢帝国に合併されたことは、

『西域各民族人民と全国の各民族の人民の共通の利益と合致するものであった』 と述べる。P294

さらに述べるに、

『一部の外国人研究者は、偏見にとらわれて、我が国の歴史書の「西域伝」に列挙された国を、すべて中国と外に独立していた外国であるというが、これは歴史の歪曲である』 と述べる。P295

私は歴史学の素人だが、流石にこの下りには嘲笑してしまった。 彼の論文がこの本の中に4本も出ていることは、この本の価値を貶めるのではないかと人ごとながら心配になる。
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2014/3/21

学問の自由  


先日、理研の事件?であらためて気がついたことがある。それは研究成果を学会なり、論文として発表する場合、組織に許可をとる必要があるかどうかということ。

企業の研究者ならともかく、大学の研究者が許可を貰ったと云うことを聞いたことはない。理研も実質公的な研究所の面があるので大学と同じではないかと思うのだが、実際のところはどうなのだろう?

大学の研究者が所属する組織にお伺いをたてる事なく自由に研究成果を発表出来るのはおそらく「学問の自由」という長い伝統から来るのだろう。それと対照的なのが、物理的成果の物質。これはそれ程自由ではない。

アメリカでは大学で研究成果として得られたものは法的には大学の所有物。ただし、これは余程の物でない限り厳密には実行されない。例えば昔、アメリカの某大学でつくったものは全部ドライアイス詰めにして持って帰った(ただしコピーをアメリカの大学の冷凍庫に残してきた。数年後、大学から処分していいかと連絡が来た)。
http://blue.ap.teacup.com/applet/salsa2001/171/trackback

今はそういうわけにはいかないみたいだが、ボスが許可すれば多分コピーは持って帰れるのではないか? 

発表は「学問の自由」に守られ研究者の権利として歴史的に保護され。生産物については「物」なので大学の所有となる? それなりに納得出来るのでは?
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