2014/5/10

『中国モノマネ工場』 4  お勧めの1冊

細胞数を測定しようとして血球計算板を探すが見つからない。

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どうやら自動測定器が入ったので片付けられたみたいだ。私はこれまで特に細胞数を測定する必要があまりなかったので、昔ながらの方法で、つまり血球計算板をつかい顕微鏡で細胞数を測定していた。しかし沢山のサンプルを測定するとなると機械が便利。それで大学院生に習って使ってみた。とても簡単でおどろいた。

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しかも細胞の大きさの分布までだしてくれる。

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因にあとで見つかった計算板を使い、顕微鏡で数えた数は0.91 x 10^6cells/ml 機械は1.1 x 10^6cells/ml 誤差を考えると問題ない範囲。



『中国モノマネ工場』 4
この本を外で読むときはカバーをかけて題名が判らないようにしている。どうもこのタイトルは頂けない、受けを狙ったのかもしれないが私には悪趣味に感じられる。原題そのままでもよかったのではないか? 

それは兎も角、あとがきに翻訳を担当した2人、日本人と中国人の「山寨現象」に対する評価が分れるのに興味を持つ。一方はこの現象がイノベイションとは関係ないと見、他方(中国人)は革命と観る。どちらが正しいかは今の段階では判らないが、いずれにしても将来答えは出るだろう。

後者は長期的、効率化、低価格化が「革命」に当たるとの考えかたのようだが、それでは所詮イノベイションは起こらないというのが私の立場。山寨革命(?)が起こったのもモジュール化があってのこと。これで特に高度な技術が必要なく携帯や液晶テレビの価格破壊、多種多様化が起こったのだと思う。それは確かに多くの雇用と一部の富裕層を生み出したかもしれないが国の富全体としてはそれ程インパクトを与えるものではないはず。事実 さて、どうだろう?

ただ中国人が並外れたブランド好きにも関わらず中国ブランドで世界に通用するものがまだ生まれていないのは将来を暗示していると思う。 否、山寨現象はもともとブランドを生み出すということに少しも興味がないと云われればその通りかもしれないが、そうだとすれば多くの中国人の求めているものと、この山寨現象のゴールが異なっているということになる。

1つの例がこの本の中でも紹介されている。NYの五番街で120ドルで売れているTシャツ、中国で落とす価値は12ドル、ブランドの保有者の取り分が36ドルらしい。p136 同じことはAppleのiPhoneでもよく知られたこと。あの超ブランド好きの中国人がこの状態をよしとするのか? しかし山寨化に価値を見いだすならこの状態は変わらないだろう。
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