2014/6/30


月、火と出張。アクセス出来ないかもしれない。



<日曜TV特番>
(1)都議会のヤジ:
ヤジを飛ばした議員の品格の問題だか、これだけ大騒ぎをすることなのか? また云われた側も何故、その場で壇上から一喝しないのか? 議員ならばちょっともう少ししっかりしてもらいたいと感じる。 



(2)法人税問題:
野口氏曰く、法人税率を下げても内部留保が増えるだけで、雇用促進、所得上昇には繋がらない。日本はかって40%だったのが現在30%(2014年)まで下がったが逆の動きになった。過去の例と異なる予想がされている。(昭和56年〜平成1年までは42~43.3%)
http://www.mof.go.jp/tax_policy/summary/corporation/082.htm

世界の法人税率で比較すると日米はほぼ同じ、ヨーロッパがやや低く、韓国、中国が低い。標的とするのは中国、韓国なみ。 
   つまり、中韓型の産業構造を目標にするのか?


ただし、中小の3分の1しか法人税を払っていないことは問題だと思う、赤字でも構わないということにはならないか? インセンティブが働かないところでは進歩は起こらないというのは全ての世界で真理だと思う。

う〜〜ん、難しい… 
でも法人税減税と外形標準課税をセットで導入し、広く薄く課税をしたほうがよいという結論は変わらないが…
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2014/6/29

『中国温泉探訪記』   お勧めの1冊

『中国温泉探訪記』 
桂博史著、岩波書店、2007年初版


温泉(wenquan)文献的には後漢時代の張衡(AD78−139)の「温泉赋」に記載があるとのこと、p43
『…遂適骊山 観温泉…』 

骊山は西安の近くにある。

中国の温泉は日本のような火山性のものではなく、断層性だとか。即ち、地殻にできた断層、断裂に雨水が供給され地下で地熱により温泉が出来るということらしい。

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日本の温泉は江戸時代の銭湯、沸かし湯の影響が大きく洗い場で最初に体を洗うという習慣となったみたいだ。p108
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2014/6/28

青春時代  Live in USA

塵処分中に出てきた写真。この写真の中にノーベル賞受賞者が2名、未来の受賞者が1名。
夢のような世界の中に青春時代を過ごせたのは最大の収穫。

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2014/6/28

ある意味判り易い国2  試行,指向,志向、思考

ある意味判り易い国2
昨日の『ビジネス展望』は寺嶋氏。日本を取り巻く物流が話題。

現在、日本の対外貿易比では日米が13%、日中が20%、日本と東アジアでは50%、さらにロシアを含む日−ユーラシアでは75%にもなるという。

また日米より米中貿易が三倍(聞き違いかも?)にも上るらしい。それらの貿易を支える物流の流れは上海ー釜山ー津軽海峡を結ぶ線で流れているとか。

同氏はこれらのことから今や太平洋側より日本海側が重要な物流の流れになっている。そのため表日本と裏日本を結ぶ<列島横断幹線の重要性>を指摘されたが、個人的にはそれより中国が2000年のWTO加盟後、経済構造が大きく変った影響が此処に表れていると感じた。
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中国が世界経済にいまや取り込まれた以上、さらに対外関係を悪化させるのは都合が悪い。また日本にしてもいまや貿易収支より所得収支の方に重点が移っている。2010年、貿易収支の6.5兆円に対し、所得収支は12兆円、差し引きの経常収支は16兆。円高で現在貿易収支はさらに落ち込んでいるだろうから今後の望みはやはり所得収支しかない。 そしてその戦場は中国本土。日本もこのままでは都合が悪い。
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昨日「ある意味判り易い国」という話題で書き込んだが、それもこのことと無縁ではない。お隣では最近、バブル崩壊はないだろうが、ハードランディングの危機感が高まっている。 中国にしても、これ以上安倍政権に圧力をかけても当分この政権は安定だろうし、「集団的自衛権」も通ったことから、そろそろ手打ちをしないとお互いマズイということみたいだ。

*集団的自衛権については政府の解釈で勝手に変えるのは反対だが、それ自体は必要だというのが持論
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もしこの考えに間違いがあれば指摘してもらいたい。
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2014/6/27

ある意味判り易い国 &『中国変容論:食の基盤と環境』16  お勧めの1冊

ある意味判り易い国

急に色々な反応を見せ始めた。
http://japanese.china.org.cn/business/txt/2014-06/25/content_32769126.htm
http://japanese.china.org.cn/politics/txt/2014-06/26/content_32776895.htm
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140627-00000021-scn-bus_all

産経は以下のように書くが、お互いどうもこのままではマズイということでしょう
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140626/chn14062608060003-n1.htm




『中国変容論:食の基盤と環境』16
著者は「終章」で、

『…遅れて近代化(ただし中国では近代化とは云わず現代化と云う)を進めた中国ゆえに、近代化を先行してきた国々の反省を踏まえた、新たな動きが読み取れるかどうかに関心をもってきた。しかし、残念ながらそうした新しい動き、あるいは中国独自の近代文明への挑戦を想起させるような場面には遭遇できなかった』 とする。p343

それには様々な理由があるだろうが、1つには日本とかとベクトルの違うかたちでの農村の「近代化」が進んだことがあるかもしれない。それは、

日本の場合は農村から都市への人口流出が進んだが、逆に中国では農村人口の急増。それは戸籍制度による制約もあるだろうし、最後にみた新疆ウイグル自治区で見られたような漢族の急激な流入、西部開発もあるだろう。

最後の言葉として著者は、

『政治的な問題から不安定な国際状況が存在するにせよ、近代化の後に見えてきた文明史的な課題に挑戦する方向を見誤ってはならない』と、

即ち、これは最近の日中間の緊張を暗に指しているのではないか?
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2014/6/26

『時にはどちら「側」かを、変えてみよう』の対極にいる人  試行,指向,志向、思考

燃費
911 km/36.05L = 25.3 km/L
110844~109933= 862km

燃費が一時的に向上した、何故?



もし以下の記事が事実なら情けないことだ。反対意見には耳も傾けないということか?
http://jp.reuters.com/article/mostViewedNews/idJPKBN0EV06V20140620

『(アベノミクスの)浜田宏一氏や河合正弘氏らが日中韓関係改善を提言したが首相官邸は受け取らず』

野口悠紀雄氏はかって以下のような人を批判したが、その典型例かも。

『…多面的な把握が必要と観念的にはいいながら、潜在意識のレベルでは、敵味方の判別しかできない。』 

仕方ないね。自分に都合のいい 「つまみ食い」 しかできない人なのだろう。
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2014/6/25

『中国変容論:食の基盤と環境』15  お勧めの1冊

先日から『中国変容論』を読み続けて思ったこと

著者は分析に徹するが、読み手としてはその背景に思いがいく。著者が政府批判をしないのは研究者としての節度であるとともに、今後も研究を続けるに当たって中国政府の協力が不可欠だということもあるだろう。

しかし新疆ウイグル自治区の環境破壊を論じる最後に、清朝時代の歴史的事実を述べる下りには、現在この自治区で起こっている事象がそれと同じだという認識があることを示しているのではないか?

そうこうするうちに同じような本を思い出した。それが『現代中国の経済発展と社会変動』という本。 此処でも著者は政府批判などしない、しかし読み続ければどうしてもそこを避けては通れない。ただし、この著者の場合はちょっと立場が違う。田暁利氏は在日中国人、なおさら出来ないだろう。

こうして人々は様々な限界を抱えつつも進んでいかなければならない。

*田暁利氏を以前、在日チベット人としたが、後で調べると出身は内モンゴル自治区。



『中国変容論:食の基盤と環境』15
いよいよ最後の章に入る。ここでは一転して中国南西部、雲南の少数民族が守る棚田の話に入る。

解説によれば、この少数民族の出について述べる。

元々ハニ族は遊牧民の姜でBC3世紀頃の春秋戦国時代、秦朝の拡張で四川省に逃れさらに、秦漢時代に四川、貴州、雲南まで南下、さらに隋唐時代に現在の雲南の南部、紅河流域に定住したと記録にあるとか。p330

ここでも問題は新中国になってからのこと。1950〜1980年代まで続いた人民公社時代は農民の移動が厳しく制限されたため、

人口増加>労働力過剰>生産性低下>農村貧困 という流れになったとか。

これは人口増加とその移動不可政策は農地開墾を促し、1949年時点で6,000ヘクタールの棚田が11,410ヘクタールと2倍になったとか。これが森林の破壊、傾斜地の土壌流出を引き起こした。p332
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2014/6/24

『中国変容論:食の基盤と環境』14  お勧めの1冊

『中国変容論:食の基盤と環境』14
著者は過度放牧は山地において牧民が関わる草地より、農耕民が関わる草地で、しかも夏草地における過放牧が問題の中心であることを数字から結論する。p307

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例えば先のグルジャー県の表の上から9番目の農耕集落トルファンユズの場合、夏6421頭、春秋には2,284頭が先の草地をもとに(緬羊単位)適正家畜数が計算できるが、現実にはこの村で2001年、5万3千頭が飼育され、うち9割が放牧に出されると計算しても放牧可能頭数の7倍にもおよぶ家畜が飼われていたことになる。毎年草地の減退から放牧可能頭数が減少していくのはこの計算からも明らかとなる。p309

それに対し、牧畜民は古くからの草の生産量に見合う適切な放牧をしてきたことから過剰放牧はしない。例えば表の1〜3番の集落がそれに当たる。計算すれば、いずれも可能頭数以下。

7倍もの過剰な家畜を放牧する農耕集落と、昔からの適正な家畜を放牧する牧畜集落がどのような民族構成になっているのかについての言及はない。しかし、伝統的な牧畜集落という以上はウイグル族である可能性が高いし、新中国成立後大量に自治区に入植した、例えば先の生産建設兵団の構成員は漢民族だろう。 
http://blue.ap.teacup.com/applet/salsa2001/3666/trackback

つまり独断と偏見で結論すれば、新たにこの地区に入ってきた漢民族がそれまでの持続可能な牧畜環境を一方的に破壊しているということなのか?

しかしこのような現象は歴史的に今始まったことではないと著者は云う。それは18世紀の清朝期戦乱を避けて漢民族が華南の山地に進出しトウモロコシや甘藷の作付けをしたことで土壌浸食が助長された歴史的経験がある。確かにこのことは別の本でも読んだ記憶がある。早速このblogを検索してみたが記録として残していないようだ。
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2014/6/23

『中国変容論:食の基盤と環境』13  お勧めの1冊

突然冷蔵庫壊れる。
夏を前にはやく新しいのを購入しなければ、、


『中国変容論:食の基盤と環境』13
新疆ウイグル自治区の過放牧に関して数字で判りやすく説明があった。まず算定の為の数値がある。これはそれぞれの家畜の牧草消費量の目安を表すもので、その後の計算の基礎となる。 これは緬羊を1として、山羊0.5、豚1、ロバ3、牛・馬・騾馬5、駱駝9として合計値を出す。さらに緬羊1単位が1日当たり食べる草の量を6キロとして以下計算していく。p305

自治区のグルジャ県における1980 年の夏草地での放牧可能頭数(綿羊単位)は106.7万頭、これが2001年には67.1万頭と急激に低下している。これは草地の減少が理由。

例えば、2001年に放牧可能頭数は67.1万頭(綿羊単位)に対し年末の家畜の頭数(綿羊単位)は134.8万頭、つまり2倍以上過剰に飼っていることが判る。因に春・秋草地では1980―2001年で可能頭数は28.1万頭で変化がないことから、過剰放牧は夏草地でのことだと判る。p305

こうして見ていくと新疆ウイグル自治区では遊牧社会の基盤環境が相当破壊されていることが判る。 テロの頻発の原因を宗教上、民族上の衝突で考えることが多いが案外このような生活基盤の破壊がその背景にあるのかもしれない。 著者はこの点については何も語られていないが…
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2014/6/22

『中国変容論:食の基盤と環境』12  お勧めの1冊

日曜TV特番を観る話題は日韓関係。 

感じるのは両国の指導者が自分の取り巻きの支持を維持する為、両国の国益を疎かにして歴史認識問題に走るという姿。 

それに加えて、安倍ちゃんの爺ちゃんトラウマと、パク・クネちゃんの父ちゃんトラウマという背景もあるに違いない。



『中国変容論:食の基盤と環境』12
14章は最近何かと話題の新疆ウイグル自治区の話。この自治区は中国の1/6、日本の4倍の広さを持つとか、p279

この地においては「灌漑がなければ新疆農業はない」と云われる。この水資源は河川が決定的(91%)でこれには泉水は乏しいので主に融雪水。p282

1940〜41年時点では殆ど非漢人(ウイグル族80%、カザフ族9%、漢族5%、その他6%)だったのが、1999年時点ではウイグル族と漢族が拮抗するほどまで人口構成が変化した(漢族人口は半世紀で22.5倍に増えた30.58万人>687.15万人)p283

ここで新疆への漢民族の移住の受け皿となったものに「新疆生産建設兵団」というのがあるらしい。この組織がこの自治区で所有する水稲面積はダントツでこれが色々な摩擦を引き起こしている可能性が高い。図の右端カラム(著者はこの点については明言していない)

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もともとこの地域は水に乏しく、先に書いたように灌漑が主な取水法なので当然水利権が問題となるだろう。著者によればウイグル族とのトラブルを避けるためオアシス河川の下流域に兵団は入植したというがそれでも絶対量の不足が様々な問題を引き起こしたに違いない。p283

さらに1990年以降では農業用水以外にも都市生活用水と石油開発に必要とされる水が増大したことから水資源については極限状態にあるとか。p284

さらなる問題はここでも地下水の利用が急激に高まっていることだ。 乾燥地帯での地下水利用はしばしば土地の塩濃度を上げ土地を不毛にしてしまう。

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http://blue.ap.teacup.com/applet/salsa2001/3585/trackback

「むすび」で著者は以下のように述べている。

『厳しい環境にあってのこのような変化は… 水利の競合を大きくさせ、自然環境との間に培ってきた水利用秩序の混乱を招くようになっている…  水と人間との不安定な関係を刻み付け、拡大させる変化が起こっている…』p291

この自治区の人口のうち66%が農村人口だとか(2002年)p295 その多くは昔からのウイグル族だろう。 著者はこの件に関して明言はしていないが、急激な漢族の流入は水利権を巡るウイグル族との争いを引き起こしているに違いない。最近、ウイグル族によるテロ行為もそのことと無関係ではなさそうだ。
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