2014/9/12

領土問題の難しさ  お勧めの1冊

あるblogに触発されて領土問題について考えてみた。
http://blogs.yahoo.co.jp/xuzhoumoemoe

日本は大陸国家と違い、近代まで領土問題に悩まされることは少なかった。それはある意味幸いなことだったが、現在では知恵と経験が蓄積されていないことが今後領土問題を拗らせる可能性を秘めている。

一方ヨーロッパは長年の経験の蓄積があり、それが今日のEU成立の根本的理由と考える。以前、ある論文を読んだことがある。このことを思い出した。

http://www.jnpc.or.jp/files/2013/06/c226987325270ffc7c895d620e4d142c.pdf


江戸幕府が統治したエリアと明治日本が主張した国土は違うと学者は云う。 幕府は琉球を直接統治したわけではないし(その後沖縄と名称を代えた)、小笠原もそうだし南鳥島はあり得ないという。p5

…沖縄については知っていたが小笠原や南鳥島については初耳だ。
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しかし、それは日本だけのことではない。しかもこの時期、事実上領土を延ばした日本と、縮んだ「イメージ」を持って近代を迎えた中国のという関係がある。p5

中国という国名が生まれるのは100年前、清朝最後の10年頃。梁啓超が『中国史叙論』という本を書いたことから。p6
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2014/9/11

『上海狂想曲』  お勧めの1冊

もう四半世紀になるのですか? 2010年に一度リホームはしたので基本的にはあまり問題はないはず。
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また9-11がやってきました。
もう完全な過去になったような雰囲気がありますが…



『上海狂想曲』
高橋隆治(りゅうじ)著、文藝春秋、2006年初版。

気になる文章がある。曰く、

『(盧溝橋事件1931から太平洋戦争終結1945まで)…この国の歴史家たちは15年戦争とよぶ… 間違いとは言わないが、出来ればあまり使いたくない』p47

著者は最後の4年間を除き、この国の人々にとって戦争とは無関係な日々があったという。

『政治状況は徐々に変化していったが国民の多くはそういう微妙な、時には露骨な変化から本能的に目をそらし、いまの平和がこのまま続いて欲しいと願っていた』 
   さらに中国での日本を標的にした動乱に、
『恐怖を感じる人々がいなかったわけではないが… (日本)政府が安全な解決策を見いだしてくれると信じていた』p48

これが現在の日本の状況と似ているのでは? などいうと、すぐ「幻覚」だの馬鹿にする人が多いが、ここは慎重にすべきだろう。

かつてそうであったように<外的な緊張は内的な悪化>から目をそらすことになる。特に近年の周辺事態の緊張、経済の悪化、さらに追い打ちをかけるような震災と原発事故は国民の意識を過剰に防衛的にしているような気がする。
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2014/9/10

素人の2つの素朴な疑問  試行,指向,志向、思考

<素人の素朴な疑問1>
先週木曜の「ビジネス展望」は黒瀬氏による自動車産業の下請け事情。昔はよく中国の中小企業のことを話題にされていたが、
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最近は日本の中小に目を向けられることも多い。
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いずれにせよ、トヨタが今期アベノミクスで最高の収益を上げたと云うが下請けはまだリーマンショックのレベルに戻っていないし、それどころかなおビジネスは低下傾向にあると同氏は云う。


…それはそうだろうと思う。アベノミクスは確かに大企業の株価を引き上げ資産家には貢献したかもしれないが、大部分の国民には当面ネガティブに働く。中小企業も原材料価格やエネルギー経費を引き上げただけでまだ円安の波及効果は来ていないらしいし、将来波及効果が来るとの予測も聞かない。第一車のメーカーはとっくに海外、特に中国。最大の生産国でかつ消費国である中国に出て行っている。

それに、素人からみれば「自国通貨の価値が下がるのは、国の富を下げる」というのが普通だろう? どうやら最新の経済学はこの常識を覆す程凄いものなのだろうが…??



<企業献金>
個人献金はよいと思う。しかし企業献金についてはよく理解出来ない。もし企業にとっての利益誘導を期待しての献金ならば「賄賂」だろう。 しかし逆にそれを期待しない献金であれば「背任行為」。 論理的に「そうではない」との意見があれば是非聞きたい。

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2014/9/9

ルイスポイント  試行,指向,志向、思考

関志雄氏によれば中国は2011年頃にルイスポイントに達した、と考えられるそうだ。
http://www.rieti.go.jp/users/china-tr/jp/ssqs/140827ssqs.htm

この点についてはこれまでも色々話題にされていたが、最初の言及は2009年。この時点では私は「当てにならない」と傲慢にも発言しているが、
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その後、この関志雄氏の予測に脱帽している。
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統計資料が出てからの現状分析は誰でも出来る。しかし、その前の予測はそれなりの人でないと無理。その点では関志雄氏は信頼出来ると思っている。
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2014/9/8

クラウド?  

こんな便利なサイトがあるとは!? クラウドの一種?
http://www.filesend.to

20人近いグループのここ3年間の成果を印刷体にして出版する予定だが、ファイルが巨大過ぎてメールサーバーが受け付けない。圧縮するもpdfになったものはそれほど圧縮の効果はない。まだ校正前のファイルを全員にUSBで配るのは面倒。困り果てて、LANの管理者に相談するとこんな無料サービスがあるらしい。早速、試してみた。無料で300MBまで可能のよう。ただしダウンロードは3日以内(無料版)でないと駄目。

クラウドにも色々ある、昔から仕事では以下のようなサイトを利用していたが主にデーターベースがあってそれを利用するツールを使うだけ。自分自身のオリジナルなものというわけにはいかない。これからは個人にも必要なのかな?
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でも、そうなると資産やセキュリティーを他人に引き渡すことになるが… その塩梅が難しい。



<反中、嫌中感情を露にする人物の社会的立ち位置>
よく思うのだが、反中、嫌中を露にする人物は中国の「上等な部分」を一度も経験したことのない人たちだと思う。 例え中国で何年も住んだことがある人でもそうだ。

日本と違い中国は大きく、ヘテロな集団。下を観ればキリがないが、彼らは下しか見ない。あるいは下しか見れない

中国のトップ0.1%と日本のトップ1%を比較すれば当然前者の方が優秀な集団。問題はそのトップ0.1%の人数のほうが、日本のトップ1%の人数よりもはるかに多いということだ。 しかも、よくも悪くもこの集団が今の中国を支配している。
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2014/9/7

一般教育研究会4  教育

一般教育研究会4
直接関係はないが、個人的な興味で聞いてみた発表に「大学生のグローバル化像に関する検討」というものがあった。

発表者によれば、グローバル化の帰結に対しては両義的イメージや単純・皮相的見方、知識不足があるとのことで、これはグローバルリーダー養成の育成を目標に掲げた新規学部でも一般的な学部(ここでは外国語学科)の学生でも1年生のレベルでは差がないとのこと。

その背景として論者は「主権国家的枠組みへの依存」や「感情的、通俗的・ステレオタイプ的見方の優越」「無関心」があると述べられた。 

ただ思うのは「主権国家的枠組みへの依存」というのは、ある程度仕方ないと感じる。情報やマネー、そして人の流れがグローバル化したとはいえ、なお教育や年金や健康保険といった社会保障など、生活基盤となるものが国家の枠組みでしか機能していないのに「主権国家的枠組みからの自由」などは無理だろう。

さらに論者は特に「嫌中、嫌韓感情」を例にとって解析結果を紹介された。曰く、その背景には最近の学生が殆どの情報をマスコミやネットを通じてしか得ていない点、特に「読書」の占める割合が極めて低い点を指摘された。

さもありなんと思う。大抵、嫌中、嫌韓感情を出す人もネット右翼が多いことは実感するところ。 マスコミやネットが「受けること」を狙って情報発信するのは当然だろう。

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2014/9/7

一般教育研究会3  教育

一般教育研究会3
土曜も引き続き研修で、今度は分科会に出席する。興味が持てたのは「診断学に用いるクラウド型クリッカー…」というもの。 

当該大学では学部3年の臨床演習で使うとこのこと。これはそれまでの基礎の知識をこの演習で出し入れすることで身に付いた知識にすることを目標とするもの。これには実に同感出来る。蘊蓄と云う言葉があるが、あれ程役に立たないものはない。知識は応用や演習により磨きや修正がなされなければ単なる物知りでしかない。否、むしろ「知識」が「学ぶ」という行為を妨げることすらあるからだ。

しかし、これは云うは易く、行うは難い。どのようにしたら生きた知識になるかは様々な試行錯誤を経ないと難しいだろう。発表された先生も試行錯誤の途中だと述べられた。実際、発表された内容もまだPC演習室で液晶画面に出された臨床資料をもとにしたロールプレーで本場での臨床実習ではない。 

多分学部の3年ではまだ難しいかもしれない。登院実習で初めて身につくものかもしれない。しかし例え模擬演習でも早くそのような演習に身をさらすことはいい事だと思う。

実はクリッカーのような高度なものは使っていないが、出席確認システムを利用して黒板とスライドの併用で教室でもクラウド型双方向授業を始めたばかりなので参考になった。
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この場合は原始的で、例えば黒板で5択の問題を出して、その場で答えを出させて、それをリアルタイムで掲示しながら、解答を見ながらさらに先に内容を深めていくというもの。勿論、それが高められるかどうかは、学生の反応次第というところがある。知識が既に蓄えられた状態の学生がある程度いないと巧く行かない
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つまり、殆どの学生が問題の意味すら理解出来ない、あるいは答えを出せない(間違いでも構わない)状態では双方向授業自体成り立たないからだ。

後でのQ and A で無線LANではやはり解答のリスポンスに時間がかかるということが話題になった。有線では将来性がないわけで、これは自分も問題点としてこれまで感じていた点。クラスに100人のIPアドレスを配って、瞬時に対応出来る為にはそれなりの回線の太い設備が必要。

参考サイト
URL: http://clica.jp/spn/


データーベースとして
このキャンパス周りは山と畑、学生の生活は大変そうだ。食生活はどうかと生協?でランチを食べてみる。そこそこよい

カレー:380円、ミソ汁:30円! サラダ:100円 カレーの味は? だったが、他はなかなか安くてOK
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2014/9/6

一般教育研究会2  教育

一般教育研究会2
反転授業=Flipped classroom
自宅でネット配信された授業を受けて、学校では演習や議論を通じて理解を深めるというもの。予習で予め知識を得て学校では応用やその知識を深めることに重点を置くシステム。個人差があるので何度でも観れるネット授業は理解するのには便利。

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この方法、巧く行けば相当教育効果が上がる事は容易に予想出来るが、問題は学生がきちんと予習出来るかということ。この質問に専門家は、予習していない学生がいても講義はしない、それをやると破綻する。その学生にはその場で観させて、あと課題を出す。つまり「予習した方が楽だ」と思わせることが成功の秘訣だとか。

講演者によると、概念が出されたのは2000年頃だがインターネットという社会インフラが整うまでは実用化されなかった。最初に実用化されたのはコロラド州の高校で2012年、Bergman & Samsにより運動部の学生が遠征のため長期間クラスを受けられないという事情から自分たちの授業をビデオに撮りそれを学生のipodに入れて履修の代わりにしたところ、普通に受けた学生よりも成績が良かったという意外な結果がはじまり。

さらにドロップアウトが多い問題校でも導入したところ、ドロップアウト率が激変した(3割から1割に)ことでその教育効果がさらに実証されたことによる。

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現在ではこのシステム、上記のドロップアウトの多い学校対応のシステムと名門校でのさらに高度な理解を進めるタイプの2つがある。最近日本に紹介されたものはむし後者。 名門校スタイル。

Youtubeによる紹介は此処で↓
https://www.youtube.com/watch?v=33kTUuGAL5o#t=111

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2014/9/6

一般教育研究会  教育

業務命令で某大学の新キャンパスで開催された研究会に行く。

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行きたくはなかったが業務命令なので仕方ない、と思っていたが、意外と面白かった。しかし面白いだけでは意味がない。問題はどれだけ自分の授業に活かせることが出来るかだが… 

遠くから眺めたことはあるが、構内に入ったのは今回がはじめて、公式の駐車許可証があればこそ。まだ構内は建設中、モダン校舎がならぶ。

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モスレム留学生も多いのだろう、あちこちの食堂にはハラルのマークがある。

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統一テーマは「学生の多様化に対応したアクティブ・ラーニングと学生支援」。要するに現在、大学に学力が不十分な学生や、自閉症等の発達障害を抱える学生が入ってきて、それに対する対応で大学が四苦八苦しているということと、これまでの受動的な授業から能動的授業への転換。

以前BSフジのプライムニュースでやっていた、アメリカの大学で授業を完全に公開し、クラスでは議論や演習中心にするという変化だが、あれは2つの形式のうちの1つだということが判った。
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この教育法、優秀校では可能だが、それ以外では難しいだろうと先入観念を持っていたが、話を聞くともともとこれが導入されたのはドロップアウトの多い高校で2012年頃にコロラド州で導入されたのが始めてだったとか、知らなかった。これについてはまたいずれ。 一言だけ、Stanfordタイプは優秀校タイプ。それ以外に普通校、あるいは低級校仕様もあるということ。ニュースでは優秀校のみの紹介だったということ。
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2014/9/5

IS国 & 文句を云う暇があれば頭を使え  試行,指向,志向、思考

イスラム国(Islamic State of Iraq and Syria ISIS → IS)の戦闘員、1万数千人のうち欧米人は2000人とも1300人とも云われる。そのうち500人程がイギリス国籍だとWikiは記す。この突出して英国籍の戦闘員が多い理由はToddの「新ヨーロッパ大全」を読んだ者には納得がいく。
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中国との関係ではWinWinの関係は築けないという投稿があった。そのような考えがあるのは承知しているが、それに対する返答は既に書いてある。

つまり文句不平を云うのは「自分に能力がない」というのと同じこと。 

自然にWinWinになれるわけではない。相手は決して甘い相棒ではない
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それなりの能力と努力が必要で、それがなくして尻尾を垂れて逃げ帰るのであれば、他のところに行っても結果は同じ

   文句を云う暇があれば頭を使え、努力しろ。
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