2014/9/19

『上海』& 民主主義国  お勧めの1冊

<民主主義国ならばこそ>
スコットランドの独立を巡る話題。 私としては「英国と云う国は本当に民主主義国だな〜」というのが第一印象。

確かに万一独立に進めば色々問題が出るだろう、しかしこのような住民投票が果たしてクリミアやチベットで出来るかと云えば絶対にNOだろう。

そういえば同じような投票が昔、米国でもあった。1998年に住民投票でプエルトリコが米国の自由連合に留まるか、連邦州に昇格するかの投票のこと。 
http://blue.ap.teacup.com/applet/salsa2001/68/trackback

今回とはかなり状況が違うが、あれも「米国は本当に民主主義国だな〜」と感じられた出来事。


どのweb新聞を見ても今日、中国では反日運動はでていない。つまり中国政府もどうやら接近しはじめたということか?




『上海』
榎本康子著、中公新書2030、2009年初版。

『上海狂想曲』の後に『上海』という同じようなタイプの文庫本を読んだが、こちらの方が面白かった。多分、これはスタイルの違いだろう。前者が価値観や結論を全面に出しての論述なのに対し、後者は多くの資料を提示しての論述だったので嗜好に合っていたということかな? また後者の著者がアカデミックの人だということもあるかもしれない。

ここでも「三角貿易」と云う言葉が出てくる。これはカリブ史でも再三出来てきた言葉であそこでは、ヨーロッパから「武器」、アフリカから「奴隷」、カリブから「砂糖」というかたちであったが、ここではイギリスから「綿織物」、インドから「アヘン」、中国から「茶」ということ。しかし本質は同じ。搾取される2者と、搾取する1者の関係は判で押したように同じ。p6

もともと租界は「中国人が居住してはいけない」ことになっていた。p7この状況が激変するのは太平天国(ここでは太平天国に呼応した「小刀会の乱1853年」)以降、安全な場所を求めて多くの中国人が難民として入流し、欧米人も土地所有者として莫大な利益を得た。1865年の時点で、欧米人2757人に対し、中国人は146,052人。何と1:53、98%程度となっていた。p10

さらに1930年には外国人(日本人やロシア人が増えた)15万人に対し全体で300万人となり、比率は95%が中国人とほぼそのままの比率で全体的に増えたことになる。P15
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