2015/9/30

『上海大衆の誕生と変貌』   お勧めの1冊

『上海大衆の誕生と変貌』 
「副題:近代新中間層の消費・動員・イベント」岩間一弘著、東京大学出版社、2012年初版。

77ページにおよぶ「序文」に驚いた。しかも内容が濃い。なかなか付いていくのが大変だが、途中で中断して各論に入るとそれほど難しい内容ではない。それで改めて調べてみると、この序文、専門誌に別々に論文として出されたもの3論文を加筆、修正した二次出版であることが判った。なるほど難解なわけか…

序文にE フロムの『自由からの逃走』やD リースマンの『孤独な群集』が議論される。 ふむ、ふむ。どうやら「自由」と「大衆」についての議論になりそうだ。p3-4
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著者は言う。戦前の上海人は、

『自分たちが被植民者である現実を正視せず、時には植民者(欧米および日本)と視線を重ね合わせながら、日常の消費生活に埋没することによって、植民地主義の無自覚な支持者となる場合さえもあっつた』 と。p17

それはそうだろうな、と思う。上海人と北京人は仲が悪い、特に北京の人は上海の人に対し上に述べられたような厳しい目を持っているような気がする。
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2015/9/29

『中国で呑んだ、喰った!キゼツした』  お勧めの1冊

帰宅時のラジオ番組で「絶滅の危機にある方言」という番組があっていた。その中で方言を学校で教える試みが進められていることが紹介されていた。それを聞きながら日本は平和で余裕のある国だことだと思った。


別にそうした動きに反対ではないし、それはそれでいいことだと思うが、世界を見渡せば同じ国の中で言葉の通じない国も多い。あの中国でも上海語、広東語等々と文字言葉は同じでも話し言葉、聞き言葉では通じない国もある。今まさに話題になっているスペインのカタルーニア地方でもカタルニア語、そのほかバスク語が存在する。そうした国ではなんとかして方言を失くしたいと思っているだろう。随分日本は余裕のある国?



『中国で呑んだ、喰った!キゼツした』
江口まゆみ著、日経B社。2008年初版。

自称酔っぱライター。副題は「60日間、9600キロ、1泊メシつき3,000円の旅」当時のレイトなら1泊200元程度、しかも雲南、貴州、広西チワン族自治区廻りだから、それほど安宿ばかしというわけではないだろう。

カメラマンと著者の女性2人で中国の辺域を廻り、その地の地酒を飲み尽くす紀行記。エピローグの上海と12個所のうち、雲南の麗江と杭州・紹興それに上海の章はなんとなく雰囲気がわかるが、それ以外の少数民族の住む地での様々な地酒は聞いたことがないものばかり。少数民族としては、貴州省のロウカン族、プイ族。雲南大理のペー族。瀘沽湖のモソ族、麗江のナシ族。シャングリラのチベット族。広西のチワン族、トン族。福建省の客家族などなど。気楽に読める本としてはお薦め。ただし何か特に学べたということはなし。
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2015/9/28

『エーゲ海の小さなホテル』  お勧めの1冊

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『エーゲ海の小さなホテル』
山口湖葉(文)、桑田瑞穂(写真)著、東京書籍、2008年出版。

『イタリア魅惑のビーチ』と同じ東京書籍の関連本?である、『エーゲ海の小さなホテル』を読み出す。とりたてての内容はないが、著者と同行する写真家が足で集めた写真が素晴らしい。冒頭、ギリシャの地図が載っていたが、トルコのごく近くまでギリシャ領の島があるのに今更ながら気がついた。

トルコに張り付くように浮かぶロードス島、コス島、そしてヒオス島がギリシャ領で独立戦争で戦場になったというのはよく判る。そこからの避難民がエーゲ海のシロス島に集中したのはギリシャ聖教ならぬ、カトリック修道院が存在し、フランスがシロスを援護しこの島だけが中立を保てたからだと云う。その間、ネオ・クラッシックの建物群が立ち並びしばしの栄華を誇ったがやがて、廃れていった。それでも当時建てられた建物はそのまま残り、シロスを観光の島としたとか。知らない事ばかりの歴史、第一、ギリシャがオスマントルコの支配を受けていたという初歩的知識も無かった(汗)。考えてみればでも当然だね。受験世界史では身に付いてないこと実感。ここには今、シリアからの難民ボートが多数漂着するのだろうか? 

定期的に送られてくる国連UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)からの知らせには、最近この手の新しい難民についてのニュースが加わるようになったが、サハラ以南やハイチもまだまだ救援の手を必要にする場所。
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2015/9/27


<NHKの日曜討論>
今更安保法制についてと思っていたので、本を読みながらの不真面目な態度で聞いていたが、正直なところ考えがまとまってよかった。論者はあの櫻井よしこ氏を除き
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他、3名はアカデミックの人だったが、記憶に間違いがなければそのうち1人の方はNGO出身の方だったと思う。

結論から言えば今回の安保法制、本音は中国の進出に対する法的仕組みの構築だったと思う。しかし外交との関係や、「それなら個別的自衛権の問題だろう?!」という反論を避けるため、中東有事や半島有事における邦人救出といった別件での議論が最初にスタートし、しかもその論理が途中で破綻したことが混乱を招き、手前での憲法違反かどうかという「入り口の議論」に終始し、議論が十分に深まることなく強行採決に至ったのは残念だ。
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一方で今や、個別的自衛権と集団的自衛権は明瞭に区別できない時代。攻撃用偵察衛星や殺人機(predator)がワシントンから操縦されている時代。しかも米軍は日中の領土をめぐる東シナ海の争いには関わりたくないのが本音だが、さりとて東シナ海でのパックスアメリカーナは維持したい、それならば、矢面に立たせたいのは日本ということだろう。
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また、さらにはこれを契機に日本を中東での戦いに参加させたいという思惑もある。
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こうした多面的な事柄が絡み合っていたからこそ、十数本の法案の一気採決という結果になったのだろうが、隘路のような日本外交のこれからの将来を考える時、もう少し深い議論ができなかったのか残念。



最後に、先日はデモについて否定的な意見を述べたが、そうした意思表示は大切だとも思う。しかし基本、選挙で決着をつける問題。
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2015/9/27

中国の外貨保有  

<中国の外貨保有>
面白い記事を読んだ。その中で個人的に興味のある部分だけ取り上げる。経済音痴なので十分理解していない、間違った理解もあるかもしれないが…
http://www.spc.jst.go.jp/experiences/tsuyuguchi/tsuyuguchi_1509.html

中国の外貨準備は2015年7月末で37,254.48億ドルと世界1位。2位の日本が*約12,423.16億ドルであり、その約3倍に上る。しかし、国全体で見ると様相が少し違う。

対外資産負債残高表による中国の総資産は63,808億ドルであり、外貨準備はその59.3%を占める。これに対し日本は中国を上回る79,400億ドルで、外貨準備は全体の15.7%に過ぎない。また、純資産額は日本が約29,000億ドルであるのに対し、中国は14,038億ドル。この理由として著者は「人民元高期待が続く中、外貨保有主体が外貨を売却して人民元を購入したため、銀行間市場で売却される外貨を人民銀行が買い入れざるを得ず、外貨準備が増大し続けた」とする。

そんなわけで、中国では外貨保有に伴う為替リスクは人民銀行に偏在している。つまりかなり大きな為替差損がこれまでに生じているはず。

*ドル換算
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2015/9/27

『イタリア魅惑のビーチ』2  お勧めの1冊

Airに最新版のMac OSX 10.10.5を入れる。
職場のMacは新型なのですでに最新版が入っているが、私物のAirは5年前の機種なので昔のver.のままにしていたが、新しいQQが使えなくなり、古い版と新しい版ではTV電話が使えない。またいつの間にかSkypeもFaceTimeもどうもうまく繋がらないので仕方なく。(FaceTimeについてはどうやら中国の金盾による拒絶らしい、Skypeについては不明)

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古い機種に新しいOSを入れると大抵不都合が起こるので嫌だが、背に腹は代えられぬといった次第。今のところ不都合は出ていないが、起動に時間が今まで以上にかかる程度。



『イタリア魅惑のビーチ』2
次ぎの舞台はシチリア。西欧中世に興味を持った時期、高山博氏の著書「神秘の中世王国」を読み、一度は訪れたい場所と思っている。
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紀元前のローマ遺跡、6世紀のビザンチン教会、9世紀のアラブ・イスラーム文化、10世紀のノルマン文化、そして16世紀のスペイン王朝と多彩な文化が興隆し、そして去っていった。そのため、様々な文化が複層にも重なって残っている。地中海という魅惑的なロケーションの中に建つ豪華絢爛な建物群そんな印象だったろうか? 地中海が実は「死の海」ということに気づかされたのは、それからずっと後のこと。
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2015/9/26

『これからの中国の話をしよう』4  お勧めの1冊

VW不正は、米国ウェストバージニア大の試験で発覚したとのニュースが日経web版に出ていた。
http://www.nikkei.com/article/DGXLZO92065440V20C15A9FF1000/?dg=1

それによると、VWの2車種、BMWの1車種で、LAやSFなどを走行し、排ガスを実際に測定したところ、BMWの1車種は基準内に収まったのに対し、VWの2車種はそれぞれ最大35倍、最大20倍のNOxが排出されていたとか。ニュースによれば、この不正ソフトは走行時にハンドルが一定時間動かないなど、検査場での特殊な状況を検知し制御を切り替える仕組みだったとかいうが、それならば相当悪質。

なおこれにより漁夫の利?を得るのは日本車だと囁かれているが、それは言いすぎだろう。日本車もキワドイ事実が指摘されている。それが、ディフィート・デバイスの存在ということらしい。

これは、エンジンに大きな負荷がかかる場面やトラブル発生時などに作動させ、故障を防ぐ役割があるが、同様な状況は検査場でも起こるらしい。これはどうなのだ?! 悪意というわけではなさそうだが、かなりグレーゾーンも含んでいるような気がするが、、、?
http://business.nikkeibp.co.jp/atcl/report/15/110879/092400089/?P=2

また、その日本勢も「運がいい」ことばかりではない。トヨタはプリウスの中国およびタイでの生産を中止し日本国内に集約とか。中国では販売台数が伸び悩み、直近の生産台数は月産数十台規模まで落ち込んでいたもよう。中国人はともかく見栄えが第一

以前、

中国の消費者はエコには目がいってないし、見栄えのいい車好きだからどうかな? 確かに大気汚染の深刻さからいずれは潮流が来るだろうが、大分時間がかかるような気がする

と書き込んだが、当たらずとも遠からず?
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とはいえ、中国の環境問題は今や危機的状況。いずれそのツケは回ってくるが甚大な被害が出てからでないと何処の国民は動かない。実際、中国では今後煙草や大気汚染を原因とする医療費の膨大な上昇が予測されている。去年、北京のシンポジウムでも主催者の教授(昨日の紹興酒を頂いた先生)が基調講演でこのことを述べていた。
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『これからの中国の話をしよう』4
中国人が列をつくらない、順番を守らないのは「民度」の問題というより、一度遅れをとったら二度とチャンスがないという不安と恐怖からくるもの。p87

中国は情報統制されていると云うが日本も同じような状況があるとの指摘。p252

(中国の)新聞、テレビ、書籍では現体制から果実を得ている知識人の言動しか反映しない。p270 2050年には世界のGDPの50%以上がアジアで生み出される。p275 中国では英語が話せる人の方が信頼される。かなり欧米崇拝的なところがある。p276 それはよくわかる。今の日本の若者はスマホでソーシャルメディアで仲間内のコミュニケーションしかしてなくてwebすら利用していない。p285 加藤氏は习近平氏の保守的傾向が気になるというが、どうやらそれは当たっているような気がする。p296

<データーベースとして>
博報堂の生活綜合研究所は「未来年表」というサイトを運営している。p302
プロセス主義の日本と結果主義の中国。p309
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2015/9/25

『イタリア魅惑のビーチ』  お勧めの1冊

来日中の教授から紹興酒を頂く。なかなか美味しい。

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『イタリア魅惑のビーチ』
机 直人著、東京書籍、2004年初版。
この中で地中海について重要な記載がある。

『温暖で閉じた地中海には、蒸発により下がった水位を埋めるべく、大西洋から多量の海水がジブラルタル海峡を通過して流れ込み… 地中海で有史以前から行なわれた森林伐採と放牧により、沿岸の有機土壌が失われ、結果的にプランクトン繁殖に必要な栄養が流れ込まない「貧しい」海になってしまった…』p12

これが地中海の海を青色にしてしまった。何故ならプランクトンは青色を吸収しやすいからだ。地中海を「死の海」と呼んだ環境学者がいるのも判る。
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カラブリアのところでは、『(カラブリアでは)太古からローマ人が森林を伐採した結果、沿岸部の湿地帯がマラリアの巣となり、長年に渡り半ば放棄されたのだ』p99



『(プーリアから)対岸のバルカン半島のアルバニアの灯りが遠くに瞬いているのが見て取れる… プーリアがイタリアだけでなく、いかに対岸のバルカンの影響を受けてきたか…』p110

この本が書かれたのは2004年以前、まだシリアなどからの避難民などは殆ど問題にならなかった時代。今は大変だろうな〜と思う。

この地、プーリアには樹齢の永そうなオリーブの木が整然と無数に並んでいるらしい、著者は

『歴史的にもビザンチン帝国が十字軍に滅ぼされた13世紀に、ギリシャの農業主や修道士たちがこの地(プーリア)に逃れて開墾し植えたものとか』p112 

と云うがオリーブの寿命はそんなに長いものだろうか? と疑問に持って調べてみると確かに樹齢3000年を超す場合もあるらしい。
http://www.yasashi.info/o_00008.htm
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2015/9/24

『これからの中国の話をしよう』3  お勧めの1冊

<ニュースいろいろ>
どうしたことだろう、今月中旬に起こった中国軍機と米偵察機のトラブルを今頃になって米国は発表し。一方、中国はベトナム系米国人のスパイ疑惑による逮捕を公表した。 

どう考えても、习近平氏の訪米にあわせたとしか思えないが、どんな意味があるのか。それぞれの「牽制」を意味するのか、それとも別の思惑によるものか? 



『これからの中国の話をしよう』3
『中国人は先天的に不動産に付加価値を見いだす傾向がある。「家」に対する執着心と関係しているかもしれない』という。p175

ここで加藤氏が昔私が述べた事と全く同じことを述べている。
『日本の携帯電話は…世界に先駆けてのスマートフォンだった… カメラだってインターネット接続だって日本の携帯が世界で最初にやったこと』p183
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今の中国に一番欠けているもの社会保障システムを日本の企業は提供出来る。P185
特に富裕層が一番求めているものだろう。Wikiによれば中国の富裕層人口は89万人だとのことだが、さらにこれは上昇するだろう。日本の企業のターゲットでないはずはない。


富裕層人口 ワールド・ウェルス・レポート 2015 , Top10
1 アメリカ 4,351,000
2 日本 2,452,000
3 ドイツ 1,141,000
4 中国 890,000
5 イギリス 550,000
6 フランス 494,000
7 スイス 343,000
8 カナダ 331,000
9 オーストラリア 226,000
10 イタリア 219,000
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2015/9/23

『これからの中国の話をしよう』2  お勧めの1冊

耳を疑った国立大学改革
http://www.yomiuri.co.jp/national/20150921-OYT1T50141.html?from=ytop_top

今朝のニュースによれば国立大学全86校が加盟する「国立大学協会」は、AO・推薦入試などの合格者を2018年度までに、現在の2倍にあたる入学定員の30%に引き上げることを盛り込んだ改革プランをまとめたとか。

先日の会合でも推薦、AOで入学した学生の学力低下が深刻に議論になったばかり。こうした現状にまるで逆行するような国立大学改革?(=改悪)。 旧帝大を含め、今どこの大学でも推薦、AOの学生数をできるだけ減らして学力試験で合格した学生を取りたいと思っているのが実情。ただ私立大学では経営的にそれが難しいのが現実なのだが、どうしたことだろう?
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まさか、勉強嫌いの誰かさんが言い出した「人物本位の入試」を本気で受け入れるつもりなのか? 高等教育機関としては自滅行為。
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AOを「AHOでもOK」の略だと述べた人がいたが、そこまでは言わないにしても高校できちんとした学力をつけることを放棄させるような入試改革は日本から活力を失わせる大学改悪だろう。今みたいに3年の半ばでAO・推薦で入学が決まれば、後の半年を真面目に勉強する高校生などほとんどいない!
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『これからの中国の話をしよう』2
政治局常務委員は能力もさることながら、出世の階段を登っていく過程で、修羅場をくぐってきた猛者。日本の政治家のように、タレントから突然知事になったり、二世議員として大した苦労もせず当選したりはしない。p120

习近平氏は太子党と云われるが、彼も反動政治家の息子として下放され、彼が共産党員になれたのは下放後5年経ってから。彼も修羅場を渡ってきたに違いない。入党するには成績が優秀であることと、政治的身分が「正しい」とこが必要条件。親が反動的なら無理。p124 その意味では、习近平氏の父親が反動派として文革で追求されたのに74年に、つまり文革終了前(文革は66-77年)に党員になれたのは、不思議。この辺の情報が欲しいね。

共著者の原田氏曰く、
『中国でマーケッティング調査をする時、富裕層を対象にすると役人がリストアップされる』p125 これは実に不思議なこと(理由は判ってますが)何故なら役人の給与は民間より低く設定されているから。

加藤氏の中国でのメディア活動での限界を語る部分があるが、なかなか現実味があり判りやすい。彼によれば3つがタブー 1つは政治体制批判、2つは宗教関連、3つが象徴的事件に対する歴史評価(例えば抗日戦争や天安門事件)p127

具体例を挙げるが、これがなかなか面白い。

『チベットで動乱が起き、政権が鎮圧したが、外国が非難している』これは当然駄目。

しかし以下は可能だとのこと。

『チベットで動乱が起き、政権が沈静化を図るため対抗処置をとった。当局の処置に対する判断を巡って外国との間で認識のギャップがあり、摩擦が深まっている』p129

此処で加藤氏は「中国の大学には私立はない」と述べているが、p130 これは間違いではないか? 大学が独立採算制になってから国公立とも私立大学的な「二三本院校」を持っているはずだが?
http://blogs.yahoo.co.jp/xuzhoumoemoe/35239319.html
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