2016/1/31

日曜特番は期待外れ  試行,指向,志向、思考

日曜特番では先の私の理解が正しいのかどうかを確かめる為、「マイナス金利」の話題を期待したが…

「報道2001」
は田中元首相の話ばかし。「後ろ向きの議論」に何の興味もない。特に作家上がりの耄碌じいさん(誰?)の昔話には全く興味なし。

「NHK日曜討論」
前半は甘利氏の疑惑のことばかしで興味なし。理由ははっきりしている。企業献金は「見返り=賄賂」がなければ「背任行為」だろう。どちらにしても違法性があり廃止すべき。「そうではないよ」と言われるなら論理的に説明してもらいたい。政治には金がかかるのは当然だが、それは個人献金と政党助成金の2本立てとすべき。どちらもすでにある。
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後半は「同一労働同一賃金」の話と「所得税と相続税」の話。
前者の関して、1つだけ。最近任期制助教で募集すると40代の博士が沢山応募してくる。家庭の大黒柱となる世代の非正規労働者が多いことを感じる。

後者については、何度もここで書いてきたので繰り返さないが1つだけ。日本の相続税が最大の時、日本には分厚い中間層が生み出され、一番日本に活力があったという歴史的事実。
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年金の財源は消費税より相続税でというのが持論。昔の諺にもあったはず 「子孫に美田を残さず」と。
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それにしても何故、「マイナス金利」が話題にならない? 私の先の理解は的外れ?? 素人がちょっとwebで調べただけで「マイナス金利は猫騙し」との結論が出た問題なのに、なぜそれが議論されない?? 
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2016/1/31

策士策に溺れる?(猫騙し?) & 関志雄氏の記事を読む2  試行,指向,志向、思考

この年末から色々なルートから何回も、以前デモで出してもらったSHARPの全自動二次元電気泳動装置を買いませんかと問い合わせが来る。
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いま、再建だ、買収だと何かと話題の会社の製品であるし、こうした測定や医療機器部門は黒字だと聞く、そうした動きと関係があるのでは?

<策士策に溺れる>
マイナス金利の仕組みを以下のサイトの動画で勉強した。
http://www.asahi.com/articles/ASJ1Y4R5FJ1YULFA01T.html?ref=yahoo
それによれば、3つの残高にわけて、基礎残高には+0.1%, マクロ加算残高には0%、そして政策金利残高に対してのみ今回の-0.1%ということらしい。大体マイナス金利のトリックが判った。だとすればこの最上階の政策金利残高の量はどのくらいか? またその効果はどの程度なのか?

割合が小さければ効果はないだろうし、割合が多ければ下層残高に無影響とは思えないが??? いずれにせよ、昨日基本を忘れてテクニカルに走ると後で破綻がくるものだと言ったが、専門家であるが故に「策士策に溺れる」ことのないようにお願いしたい。


追伸:
webで調べてみたところ、

『プラス0.1%の金利が適用されるのは221兆円(2015年1年間の平均残高)で、残る32兆円も日銀の導入した仕組み上、ゼロ金利が適用され、現時点ではマイナス金利適用の当座預金はない』 とか。
https://shikiho.jp/tk/news/print/0/102877

一体何なのだ、つまり「猫騙し」?

<追追伸>
もし自分の理解と先のデータが正しければ、実効性のないアナウンス効果で似非マイナス金利によって株価は大きく動いたことになる。本当か? 

もしそうなら、口先だけで株価を上げ下げできた黒田さんの手腕は凄いとも言えるし、逆に「猫騙し」でまんまと罠にはまるトレーダーはどんなレベルかとも思う。

経済音痴の私のこの理解、「間違っているよ」という方がいたら是非コメントを! 個人的にはどうか間違っていたいから!





関志雄氏の記事を読む 2
<需要と供給のミスマッチ>
鉄鋼やセメントは過剰設備 vs 旅行サービス&贅沢品需要の過剰→海外での爆買
  …となるとサービス業は今後とも伸びるとみてよいか?  ここで先のIoTが関わっている
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詳細は関氏の論文で
http://www.rieti.go.jp/users/china-tr/jp/160108kaikaku.htm


この改善の為には、生産性の向上と、ゾンビ企業の淘汰が必要だとも。
新しい主体=民営企業への移行&行政機構の簡素化、権限委譲

ただし、中国の「供給側改革」には、国有企業の民営化は含まれていないとも。それはこの国営企業とその従業員が正に共産党の支持基盤だからだろう。

「供給側改革」の優先課題としてあげているものはお互いに関係するが以下の通り。
@過剰な生産能力の解消
A企業コストの削減
B不動産在庫の解消
C金融リスクの予防・解消

@とBは裏表の関係だが、特にBに関連して農民戸籍者の都市部への定住認可がある。
Aに社会保険料を引き下げがあるが(養老保険年金、医療保険、失業保険、傷害保険、出産保険、住宅積立金)そんなことして大丈夫か?
Cは特に地方債の問題が挙げられているが、その規模を考えると簡単ではないだろう。 また全国規模では先のサーキットブレーカーを指すのか? 


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2016/1/30

ニュースから色々  お勧めの1冊

<経済音痴の素朴な疑問。否、素朴な驚き>
日銀が預金にマイナス金利を決定したとのニュース。つまり預金に0.1%の手数料を課すとか。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160129-00000538-san-bus_all

銀行は市場から金利をつけて金を集め、集めた金を投資にまわすと理解していたのだが、超経済学ではそうではないらしい。これは素人の理解を超える。日銀から押し出された金は民間銀行からさらに企業に押し出される? 株を代わりに買う? ドル買いに走り円安になる? ということですか?

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根本を外れてテクニカルな道に走ると後で辻褄が合わず、どこかで破綻して失敗を引き起こす
のは自然科学ではよくあることだが…?

「この理解、間違っているよ」という方は是非コメントをお願い。

今日のガソリン価格はついに98円! どこまで落ちるのか?


<イランは「いらん」とは言えない>
少し古い話題になったが、今週水曜のBSフジプライムニュースはイランについて、元防衛相の小池百合子氏と、山内昌之氏。

共にイスラーム世界の専門家としてリスペクトしている人達。だからと云って同意見ではない。共に陰謀渦巻くアラブ・イスラーム世界の専門家だけにそうした視点からの価値判断しかないのが理由。 
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さて、別の仕事をしながら聞き流していたこともあり。きちんと聞いていたわけではないが一言。共にイランの核疑惑について語っていたが、そもそも資源大国イランが原発に固執するのは、内心、核開発のための技術を確保しておきたいがため。それは判りきったこと。
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しかしそれは何もイランだけではない。原発の経済合理性が破綻したにもかかわらず原発に固執する日本だってわかったものではない。そんな国はイラン一国ではない。
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重要なのは潜在的能力維持と実際に核兵器を持つのとは決定的に違う。国際社会に組み入れて核兵器を作らせないように誘導する方がよい。一度、持てば北朝鮮のように決して手放しはしない。それとこれは昔からの持論だが、

『いま欧米がすべき最も重要なことはイランとの妥協』
 ということ。

ペルシャ以来の伝統があり、シーア派の盟主。エネルギー大国でもあり。政治的には原理主義的国家であるが、人類学的類型からは近代国家で潜在的超大国。イスラーム革命を前近代的な思想からくると思うと、それは大間違いだ。あの国との妥協はいま泥沼状態の中東の情勢を多いに変える。
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今ならまだ間に合う。核を持ってしまえばそれまで、それからどんな妥協をしても所詮核を持った国の思う壷に嵌る。北朝鮮でアメリカはそれを見事に実証してくれた。


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2016/1/29

関志雄氏の記事を読む 1  お勧めの1冊

このところの寒さで黄河は凍りついているらしい。

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甘利氏は比較的信頼できる人物だとみてきたし、TPPでは頑張っておられたので、個人的には残念。 しかしこれだけの事件、辞任は当然だろう。 それにしても、すっきりしない。安部氏は嫌いだがこうした事件で政権がぐらつくのは本意ではない。


昨日、IoTに関連して、中国の五中全会の「提案」について少し述べた。 
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実はこれについての関志雄氏の最近の論文を読んでの俄か知識。どれだけ理解しているかどうか不明だが折角なので纏めてみた。
http://www.rieti.go.jp/users/china-tr/jp/160108kaikaku.htm




<関志雄氏の記事を読む>1
比較的信頼できると思っている評論家、関志雄氏の年明け早々の最新記事を読む
http://www.rieti.go.jp/users/china-tr/jp/160108kaikaku.htm

以下個人的な理解であり、間違っている可能性あり。

2015年10月に開催された中国共産党第18期五中全会において「小康社会」の実現に向けての中央の*提案は、
 
1)2010年:2020年比での所得倍増計画=年6.5%以上の経済成長率   …だから、先日の発表は6.9%だったのだ。というのはあまりか?
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/47520

2)農村の貧困脱出

3)国民資質向上と自然環境の回復

4)国家ガバナンスの近代化

    ということらしい。

 *最終的には今年3月に全代会で決定される。

<供給側改革、イノベーションそして資源再配分>
これらの達成の為に「供給側改革」と産業の高度化も必要となる。

同氏によれば2010年に「ルイスの転換点」を越え労働市場が逆転しているとか。 以前、リチャード・クー氏は「ルイスの転換点」を2012年としたが、ここでカン氏は2010年とされている。グラフを見れば2010年説がより正しいように見えるが、これはどの資料を選ぶかによるだろうから、だいたい2010〜2012年の間と考えれば良い。
http://blue.ap.teacup.com/applet/salsa2001/4167/trackback
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すなわち、中国の経済成長率は2010年を境目に大幅に低下しているが、これは需要不足による景気後退よりも、労働力の減少など供給側の制約による潜在成長率の低下を反映していると捉える。すなわち、生産年齢人口が減少し高齢化すれば、労働供給量の減少(農村の余剰労働力解消=賃金上昇)と貯蓄率の低下を通じて潜在成長率は抑えられる。
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2016/1/28

『中国の火薬庫』2  お勧めの1冊

<火曜日、BSフジプライムニュースより>
IoT = Internet of Things:家電をネットに接続してBig dataを集め、分析し、Userに返す。

実はこのIoT、今度の中国の五中全会の「提案」にも盛り込まれている。この分野について小米の戦略*は中国の国家戦略と重なる。このことをどれだけの日本人が知っているだろう? 日本は下手すると取り残される??
http://www.rieti.go.jp/users/china-tr/jp/160108kaikaku.htm

*小米の戦略=携帯を売り、これを端末に「空気洗浄機と浄水器」を売る。携帯を売るだけではそれで終わるが、携帯を足がかりに持続的に販売する道をつける。

ほとんどタダのインターネットを使い、これまで大手しかできなかったネットワークを我が物とし、世界に打って出る中小企業のチャンス。「信用を価値に」日本の信用は大きな価値。ここが攻め場所か?

昔はネットワークを構築できるのは大手の企業だけだったが、いまはほぼタダでネットワークが使える。例えば職場のサーバーに授業ビデオやE-learning contents を置いておけば、ネットに接続できる学生はパスワードで自由に閲覧、利用できる。これは我々のような中小の組織でもすでに何年も前に稼働している。これはすごいことではないだろうか? 
http://blue.ap.teacup.com/applet/salsa2001/3429/trackback


<ニュースから>
イランがEUに打って出る。これで中東の勢力図が変わる? 個人的にはよい傾向だと思うし、これまでの日本のイランとのパイプを有効に使うべき。


『中国の火薬庫』2
法顕らの旅で当時、天竺を目指す求法僧は誰しも現地の有力者の援助を得なければ旅は不可能であったとする。 それ故、法顕の旅でも政情不安などや援助を得るため、旅の全半分で楼蘭から直接西行きして和闐に行かず、わざわざ迂回してカラシャールに行くことが記されてあった。p23

法顕は合法的に出国したが、それでは非合法に出国した玄奘などの場合はどうだったのだろう? これは今後の課題。

ウイグル人は最初、マニ教徒で、それが仏教徒や景教徒になり、やがて10世紀頃?にイスラム教徒になったとか。P41  『幻の「東トルキスタン共和国」を行く』の著者が述べたように、新中国の際に解放軍が彼らを圧迫しなければ、その後社会主義者になることもあっただろうにと思う。 曰く、

『アッラーへの帰依をますますつのらせるのは、中国、中華そのものかもしれない… そうでなければ、彼らウイグル人だってイスラームにそういつまでも拘らなかったかも… 彼らが社会主義の方を深く信じることだって起こりえたのだ。イスラーム以前に仏教なマニ教やゾロアスター教それに景教などを草原とオアシスの民が信じていた時代があったように』
http://blue.ap.teacup.com/applet/salsa2001/4347/trackback

これには非常に同感できる。砂漠と草原、そしてオアシスの民は時代ごとに様々な神を信じてきたのだから。イスラームから社会主義への信仰の転換があっても不思議ではなかったのかもしれない。

<データーベースとして>
カラハン朝(AD840-1212)がトルコ民族として、はじめてイスラム教を受容したとか。P46 このカラハン朝とカシュガル、和闐の間で熾烈な戦争が行われていたのが宋の開宝4年(AD971)とされる。今日カシュガル、和闐では仏教遺跡は全く残っていないとか。その時期敦煌ではその状況、ジハードの動きをいち早く掴んでいたはず。それ故、敦煌の莫高窟に仏典が塗り込められたというストーリーはそれなりに説得力がある。 曰く、

『コータン語文献については封印される直前(10世紀末)のものが大部分で、この時期コータンはカラハン王朝と死闘を繰り広げていた時期に相当し、ホータン陥落を予期して敦煌に運び込まれ封印された』
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2016/1/27

『中国の火薬庫』  お勧めの1冊

今朝4時15分に起床、5時には自宅を出て駅に向かう。10分ほど歩いて例の長い下り坂にさしかかると、坂はすでに雪が溶けて車が走れそうな状態であることに気がつく。すぐさま自宅に引き返し車で通勤することに。おかげで6時半前に職場に到着。40年ぶりの大雪とのことだったが、実際この地に引っ越しして25年になるが、このような雪は初めて。

ついに26日(火)夕方ガソリンがリットル99円となる。どこまで下がるか?


<沖縄>
沖縄の地方選挙がこれほど全国的に話題になったことは沖縄の「苦渋の選択」を象徴する。個人的には安部さんは嫌いだが、辺野古移設は仕方ないかな?と思う方。
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<陰謀説?>
甘利経済再生相の賄賂疑惑、どうも不自然な点が多すぎる。甘利氏は比較的信頼できる人物だとこれまで見てきたこともあるが、個人的には「陰謀に嵌められた」という感じがしないでもない。どうなのだろう? 安部政権は嫌いだが、もしこれがある種の陰謀だとするなら由々しきこと。真相の解明が是非とも必要。



『中国の火薬庫』
今谷明著、集英社、2000年初版

著者はこの分野の専門家ではなく専門は日本史、それも室町時代だとか。それでも個人的趣味からこの地域に興味をもち、この題名に表されるような問題意識を持った。 さすが歴史家の嗅覚だと思う。この本があの9-11の前に書かれたということでもそれが判る。 

実はwikiでしらべてみるとなんと最初は京都の経済学部卒業でしばらく官僚を経験した後に歴史学を学ぶ為、同じく京大の文学部に入り直した変わり者らしい。 

内容そのものはもちろん、専門家ではないのでオリジナルな部分はなく、これまでの先人の業績をなぞった感があるが、それは当然だろう。 素人は専門家の仕事をなぞるのは当然のこと。 素人は、そこから想像を加えることでプロの専門家が言えなかったことを述べるのが役割。 プロであるが故に言えないことが沢山あるということは知っているつもりだ。

さて、内容として以前『シルクロード全史』という本で、

「漢書・李広利伝」によればフェルガナで水利技術として河西回廊の地下水路技術を西域に伝えたと書かれてあった。しかしそこで私は、

「カナートは紀元前6世紀頃にはイランで既に確立されていたと聞くが、中国河西回廊の地下水路技術というが本当か??  むしろイラン地方から西域に伝えられたと考える方が普通ではないか??」 と疑問を挙げていた。
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この本でも 『カナート=カレーズがアケメネス朝ペルシャに起源をもつとされ、中近東から、西域に伝播したもの』 として書かれている。p17  やはり河西回廊の地下水路技術が逆に西域に伝わったとするのはおかしいだろう。流れはイラン → 西域 → 河西回廊 とすべきでは?
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2016/1/26

『中央アジアと湾岸諸国』3 &『どこまでもイスラム国』  お勧めの1冊

自宅は小高い丘の上にある、当然坂道が続く、雪は小康状態になったが、チェーンなどつけたことがないので、どう見ても明日車が出せるとは思えない。

そんなわけで、ここに引っ越してはじめて公共交通機関を使って明日通勤することを決めた。まず、最寄りのJR駅まで20分弱の徒歩。あとwebで時間を調べる。 

宇美駅5:27-長者原5:41(乗り換え)長者原6:04-博多6:17(地下鉄乗り換え)博多6:38>>

朝5時に家を出て、始発でも職場に2時間以上かかることがわかった…



『どこまでもイスラム国』
IS情報を出されているイスラム思想研究者の飯山陽さんのblogを最近よく参考にしている。
http://blog.livedoor.jp/dokomademoislam/

その最新の話題に『パリ同時テロ「成功」の理由』というのがある。
http://blog.livedoor.jp/dokomademoislam/archives/53380341.html

著者はその結論として、

『実行犯のうち少なくとも9人は、自らイスラム国(おそらくラッカ)に行き、そこで訓練を受け、実戦にも参加し、働きが評価されて白羽の矢が立てられ、カリフの勅命を受けて遺言を述べ、血判状を記すが如く捕虜を処刑(=斬首)し、ヨーロッパに戻り(行き)、パリに入って、作戦を実行した・・・ そうだとしたら、驚愕の事実です』とされた。 

私もその通りならばまさしく驚くべき事実だと思う。そして、それを読みながら思ったのは新疆から毎年メッカに巡礼する人は年間5,000〜6,000人いるという事実。
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先日、 『彼ら(アラブ人とは異なる文化背景を持つトルコ系)がIS流のテロを引き起こす傾向は少ないかもしれない』 など述べたがそれは楽観的すぎるかもしれない。
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『中央アジアと湾岸諸国』3
ここでパン・トルコ主義を話題にする。著者によればこれは西欧人が作り出した「まやかし」のものでトルコ系の人にとって馴染みのないものだとか。しかもこの主義主張はのちにトルコ人自身に帰されチンギスハンの征服の再来として西欧を脅かすものとして捉えられ、中央アジアに対する西欧の「正当防衛」あるいは「新十字軍」として正当化されたと。p42

ロシアは中央アジアの反乱闘争をそれを汚すものとして「匪賊=バスマチ」と呼んだとか。p44 現在この言葉「バスマチ」はトルキスタンパルチザン、あるいは侵略者に対する抵抗のゲリラ集団の意味で使われるとか。p46 同じような脅威として「パン・イスラム主義」も挙げられた。

やがて中央アジアはロシアにより内地植民地として搾取されるだけでなく、歴史、自然、文学が破壊されたと著者は言う。p53 とりわけ我々によく知られているのがアラル海の消滅に象徴される大規模な自然破壊だろう。

ここで著者はそれを象徴するものとしてこの地における幼児死亡率の上昇をあげる。p54 まさしくこれに注目し、旧ソ連の崩壊を予言したのが、あのE. Toddである。
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2016/1/25

『中央アジアと湾岸諸国』2  お勧めの1冊

職場からの電話が入る。明日は休校にするとか。 これまでにない天候なのは判るが、それにしても親切なこと。ありがたく休ませてもらおう♪


『中央アジアと湾岸諸国』2
イスラーム世界の教養人は、その主要な言語であるアラビア語、ペルシャ語、トルコ語にも精通する。中央アジアの人々はイスラーム受容が最も遅く、カザフやクルグスは18〜19世紀になってから。それゆえ今でもカザフ人やクルグス人はイスラーム以前の伝統を保持している。例えば飲酒、女性の自立など。p32

なる程、もしそうならば、中央アジア経由でのイスラーム原理主義はイスラム国が期待するようには上手くはいかないかもしれない。どうなのだろう? 

先日、新疆自治区からメッカに巡礼する人は年間5,000〜6,000人いるとあったが、彼らがIS流のテロを引き起こす傾向は少ないかもしれない。
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2016/1/24

『中央アジアと湾岸諸国』  お勧めの1冊

九州は猛烈な寒波がやって来た。先週のセンター試験の時でなくて不幸中の幸い。土曜の夕方から雪が降り続く、日曜は家に篭ろう。問題は月曜の朝。

ついにガソリンが1リットル、100円となる。どこまで下がるか?



『中央アジアと湾岸諸国』
山内昌之編、朝日選書524 1995年初版。 

古い本である。イラ・イラ戦争はもとより、9−11よりも前の本である。それだけにこの本で書かれていることが歴史により検証されることになる。さてどうだろう?という少し捻くれた気持ちで読み始めた。それと「まえがき」で紹介されていた王柯氏の名前にも記憶があった。早速webで検索すると『天下を目指して』という本を読んだことがある。p14
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トルコ人は8世紀に彼らのアイデンティティーや政治体制、歴史に関する記述を残しているこれらは、東西の隣人である中国やビザンツの年代記に確認することができる。ソビエト政権は彼らの言語を「個々別々の中央アジア語」としたが、これらの言葉はお互いに理解することができるとか。少しこれで納得できるところできた。p21

中央アジアで始めてイスラムと接触した集団はシャーマニズムや仏教を信じるトルコ人ではなく、ゾロアスター教徒のイラン人だったいうのも先日、『アーリア人』という本を読んだので納得できる。P24

彼らがイスラーム教徒になったことでイスラムの性格を一変させるものだったとか。P24 事実、このころ(AD750~)から宗教言語はアラビア語のままだが、官僚言語はペルシャ語だったとか。P24

また、著者は何も言っていないが、個人的には伝統あるペルシャの性格が新興のイスラームに流入したことで本流のイスラームも大きく変貌を遂げたのではないかと感じる。その流れをくむシーア派はもともとスンニ派とはそれは異なるだろうし、現在このシーア派の盟主イランが米国と和解したことはこの中東での勢力を大きく変化されると予想される。
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2016/1/23

『万里の長城』3  お勧めの1冊

日本の借金の現状
http://www.zaisei.mof.go.jp/theme/theme3/

「ワニの口」と
https://www.mof.go.jp/tax_policy/summary/condition/003.htm
「累積債務額」
http://www.mof.go.jp/gallery/201407.htm

こうしたデーターを知らないのか。あるいは、知っていても知らないふりをするのか。 

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『万里の長城』3
観光客用に「復元された」長城には青い草が茂っているのに明代の長城に草が生えるのは珍しいらしい。p85

長城近くで郷政府所有の牧場の請負人の話がある。400頭の羊を郷政府から請負、かなりの納付をしないといけないらしい。著者はその請負人に尋ねる。

『郷政府は毎年こんなにたくさんの羊を食べられるのかな?  …毎年の招待や交際にかなり必要なのだろう』p86

長城は山海関から北京の八達嶺、そして嘉峪関まで続いていると一般に考えられているが、最近の考古学によれば北朝鮮との国境、鴨緑江沿いにそびえる虎山の絶壁まで続いているという。p111

実はこの虎山が日露戦争の最初の激戦地だったということ。鴨緑江を強行渡河して、それから旅順に目指したとか。知らなかった。あの旅順近くの203高地以外にも激戦地が内陸にあった模様。p112
https://www.google.co.jp/maps/place/@39.7084491,124.2340598,7z/data=!4m2!3m1!1s0x5e2b080ca8b4a065:0xacfa3a02cfa07fc9
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