2016/6/19

『コサックのロシア:戦う民族主義の先兵』  お勧めの1冊

<blog は be log か、あるいはweb logか? 十人十色>
中国関連blog、毎日訪問するサイトだけでも10箇所くらいある。中にはすでに帰国されているサイトもあるが習慣で見てしまう。 それぞれスタイルが違い面白い。中には普通の人が行かないところに果敢に突撃取材を試みる一級の旅行サイト(笑)もあるし、
http://blogs.yahoo.co.jp/xuzhoumoemoe

あるいは激動する中国社会の中で逞しく働いておられる尊敬すべき人たちのサイトもいつも訪問する。
http://ameblo.jp/fang289196664/
http://ameblo.jp/nanzuhan/

また北京在住で、味のある歴史随筆を書かれている方のサイトも常連だ。
http://blog.goo.ne.jp/yichintang


こうしたサイトとちょっと違う、あるサイトを数日前に訪問した。この方は既に帰国されているのだが私とは教育関係で多少つながりがあり、今でもよく訪問する。 この方のblogは昔から非常に特徴があって、それは内容がその人個人の「心の世界」を中心に書かれているという点だ。この方はかつて長いこと中国で生活されていたが、その頃も実は中国の話をするようで内容はその人個人の世界。

別にそれはそれでその人の持ち味だし、構わないのだが。どうしたらそんなになれるのかいつも不思議に思っている。というのも、私は逆に自分の事でも社会の事に絡めて議論しないと気にすまないタチ。いつも大上段に振りかぶる傲慢なところがある(汗)

ま、それぞれの個性ということでしょうか?



『コサックのロシア:戦う民族主義の先兵』
植田樹(しげる)著、中央公論新社、2000年初版。

巻末の著者紹介の欄を見るとNHKの記者をした後、出版の時点ではNHKの解説委員をやられているとのこと。ちょっと興味を持ち、ネットで調べてみたところ2015年に『諜報の現代史―政治行動としての情報戦争』という本を彩流社から出されているらしい。また元・日ロ交流協会副会長で、現在はくらしき作陽大学非常勤講師(ロシア史)との紹介もあった。出身は東京外国語大学のロシア科卒業らしい。さすがネット時代、いろいろ瞬時に出てきて便利なものだ。

さて、内容だが、「コサック」という名前は昔からよく聞くが、その実態についてはほとんど知らない。ただロシアの領土拡張において、それこそ先兵として戦う勇ましい集団というイメージがある。 そうしたこともあり、最近のヨーロッパにおけるクリミア内戦がこの本を読もうと思わせた理由。

まず、コサックの起源は何か?という話がいろいろなされているが、結論すれば「よく判っていない」ということらしい。もともと遊牧民族は移動をする中でいろいろ混じり合ってできた集団でありあまり起源を議論しても意味がないかもしれない。ただし後期になれば <ロシア人が主体> になったらしい。p27 なおコサックというのは日本ではポピュラーだがロシアではカザークと呼ばれているらしい。p26

それと、昔から『タタールの軛』という言葉もあるが、このタタールというのはキプチャック汗国の南部、ロシア南方のステップに住むトルコ系遊牧民を総称していうらしい。p19 彼らがモンゴルの支配下、ロシアを蹂躙することになる。この『タタールの軛』はロシアにとって1237年から1502年まで続いたらしい。1237年はモンゴルの襲来の年度であり、1502年はキプチャック汗国滅亡の年。 「タタールの軛」下にあって、ロシアは国土の破壊、住民の虐殺、富の略奪により、これが現代に及ぶロシアの後進性の原因だと言われている。p19

またしばしばロシアの住民はタタール人の襲撃により拉致され奴隷にされることが多く、「奴隷=slave」の語源もスラブから来ている。
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