2017/3/18

イタリア行き & 『国家はなぜ衰退するのか』11  お勧めの1冊

3/18(金) 夜 Fukuoka → Haneda
Haneda → DOHA 早朝到着
DOHA → PISA(日)昼着
PISA →Bus 1.5時間で Renaissance Tuscany II Ciocco 着 結構強行軍

DOHAでの乗り継ぎが1時間半しかない! 旅行会社の手配だから問題はないはずだが? スムーズにいくかちょっと心配。 トランクはこの際イタリアまで預けた方がよさそうだ。


向こうでも普通にアクセスできると思いますが、更新は非定期的の予定



『国家はなぜ衰退するのか』11
ようやく上巻終了。判りやすいが少し冗長、コンパクトなら緊張感が維持できるが、同じような例を次々に書かれているので、飽きる点が欠点。さて、第7章で以前『10万年の世界経済史』でもみた記載をここでも確認できた。すなわち、

『平均的ローマ人の寿命は、17世紀の平均的イングランド国民の寿命にきわめて近かった… (ディオクレティアヌス帝時代の)平均的な単純労働者の生活水準を計算したところ、17世紀イタリアの単純労働者の生活水準とほぼ同じであることがわかった』p253 ということである。つまり、15世紀にわたり、生活水準に変化がないという驚くべき事実である。それが突然、大きな変革の時代を迎えることとなる。それが産業革命である。

18世紀前半には綿100ポンド(45キログラム)を紡ぐのに手紡ぎで5万時間かかったそうだが、アークライトの水力紡績機は300時間で、自動式ミュール紡績機は135時間でやってのけたとか。p276 これは革命的技術革新であると同時に5万時間の労働に携わる労働者、半日働くとして12時間で割れば4,000人以上の労働者が機械を管理するのべ、25人(水力紡績機だと)あるいは11人(自動式ミュール紡績機)にとって代わられたことを意味する。

しかしそれ以上に社会にインパクトを与えたのは印刷機かもしれない。18世紀のイスタンブールには8万人の筆記者がいたそうである。印刷機の導入は単にそうした労働者にとってかわるだけでなく、大衆の識字化に大きな影響を与える。当時、1800年のオスマン帝国での識字率は2〜3%だとか。当時のイングランドは成人男性が60%、女性は40%。これではオスマン帝国の崩壊は約束されていたようなものだろう。p289

上巻の結論として著者らは、『(産業革命の恩恵を受けられなかった国は)オスマン帝国のように絶対主義的な政治制度や収奪的な経済制度を持っていたか、もしくはソマリアのように政治的中央集権制が欠如していたかのいずれか、なのだ』という。p292
0



teacup.ブログ “AutoPage”
AutoPage最新お知らせ