2017/4/30

『年収120万時代』2  お勧めの1冊

<コンビニ考>
現在コンビニの数は5万店舗あるらしい、日本の人口を1億とすれば1店舗あたり平均で2,000人が対象となる計算だ。コンビニは今や社会インフラとなっている。人々は物を買うだけでなく、公共料金を払い、ATMからお金を引き出し。宅配便の受け取りを代わりにやってもらう。現金も今は必要としない。携帯で簡単にクレジット支払いを済ませることもできる。

それだけではない、地震などの巨大災害の場合はコンビニが水や食料などのライフラインを提供することになっている。シンガポールとかの都市国家を除き、これほどの社会システムを完備した国はないのではないか? これだけの社会インフラを持つ成熟社会日本。論者はこれ以上に日本に成長が必要かと問う。

とかく成長の指標に我々はGDPを挙げて比較するが、これだけの利便性と社会インフラを持つ社会を正当に評価する別の指標があってもいいはず。それを加味すれば、平均年齢も健康年齢も世界最高水準を維持している日本は世界最高水準の国家ということかもしれない。そして、これからもこの社会インフラを維持できるだけの財政的基盤を維持していくことが最重要課題ではないか?


<太陽熱温水器始動開始>
土曜の夜から太陽熱温水器使用し始める。案の定、火傷しそうなほど熱い。私の家の場合、これが何よりも、LEDよりも何よりも、最もエコで活躍した。劇的にエネルギー使用量を低下させてくれた。


<チベット人の祖先>
最近、American Journal of Human Geneticsに報告された論文によれば、チベット人の遺伝子解析の結果から驚くべき仮説が唱えられ始めている。

それによれば6万2000年前から3万8000年前くらいにかけて、チベットに今は絶滅した人類(ネアンデルタール人、デニソア人、それにシベリアのウスチイシム人)がやってきて、その後チベットが最終氷河期に閉じ込められた後も生き残り、1万5,000年前から9000年前に集団でチベットにやってきた現代人類と混ざり合い現在のチベット人の祖先になったという説。

現代のチベット人の遺伝子には特異的遺伝子領域があり、これがそれら絶滅人類の遺伝子と共通だという、その領域には8個の遺伝子が存在し、その中の1つは高所適応に必須な遺伝子だとか。


『年収120万時代』2
著者は10年前の時点で『デフレはそんなに長く続きません』と述べ、その理由に <戦後デフレに陥ったのは日本だけ> だからという。p146

しかし、現実には今日までデフレは続いている。経済評論家は後で検証の対象になるので大変ですね。

なお、勤労世帯の支出の4割は、住宅ローンや保険料、自動車関連、通信料、教育費などの固定費が占めているが、残りの6割は工夫次第でなんともなるといい。最低限が年収300万円だという。p171 となると、「年収120万」では無理ということ? 看板に偽りありとちゃう?


次に住宅ローンについては年収の3〜4倍が適正で、上限は5年分だと。p183
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2017/4/29

『年収120万時代』  お勧めの1冊

『年収120万時代』
森永卓郎著、あ、うん発行所、平成19年初版。

古い本である、しかも著者とはこれまで意見を異にすることが多い。
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しかしここは時には 『どちら「側」かを変えてみよう』 ということで、
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10年前の本だが書かれていることは、今でも通じることが多い。年功賃金制度がもはや通用しないのは、10年後に同じ仕事が残っているか、疑問であるし、会社自身が存続しているかどうかも疑問だからだ。p35

また、

『再チャレンジで、皆が這い上がっていけるという現象は、アメリカでもイギリスでも中国でも、起こっていない』p47

と著者は述べるが、それを長期的、大規模に実証したのがピケティの『21世紀の資本』と言える。彼ピケティの本は理論の本ではない、実証研究なのだ。
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そう、まさに理論の書ではなく事実の書なのだ。だから『論理が雑』などと批判する高名?な経済評論家は、全然この本を読んでいないことがバレる!!(爆笑)


…ま、それはともかく国際競争のところで著者はこうもいう。

『アメリカもイギリスも中国も、国内に「発展途上国」を抱えている』p106 

まさにその通りだ。アメリカは黒人やヒスパニック、イギリスは旧植民地からの移民、中国は沿岸部と内陸部、あるいは都市戸籍の人と、農村戸籍。 これが日本ではないので、結局正規と非正規職ということになりつつある。

膨大な借金を抱えた日本の国債が低金利で発行できるからくりについて著者は日本の財政が破綻状態ではないことの証拠だとする。p120

それには納得できない。財政が破綻状態なのは財務省のデーターから明らか(著者はこれを信用していない)。ただ、借金を国民からしているわけで、アルゼンチンのように海外からしているわけではないことが大きいと考えている。

著者は金融資産課税の新設を提言する。そして「資産の把握が難しい」という反論に対し、投資信託も、株式もすでに電子化されているのもそれは可能だし、今では個人番号カードもあるので所得も把握できるはず。p125 

それをしないのは「金持ちが海外に逃げ出す」という反論があるが、それこそ国賊だし、今後はそうした海外に逃げるマネーに国際的に網をかぶせるシステムも必要だ。これらについてはピケティが「累進資本課税」と「国際的な銀行情報共有」を提案している。
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2017/4/28

原発事故処理22兆円の嘘とわけ  震災ー原発事故

「福島原発事故の処理費用22兆円の嘘とわけ」
というタイトルで日経Bizに記事が出ている。
http://business.nikkeibp.co.jp/atcl/report/16/042000132/042500003/?n_cid=nbpnbo_mlpum

国の試算22兆円の2〜3倍(50〜70兆円)が日本経済研究センターから出されているが、そこでも放射能廃棄物処理費用はなかなか試算するのが難しいとか。それはそうだろう。福島の事故ででた廃棄物以前に通常の原発稼働で出てくる廃棄物の処理方法すら未定の状態なのに計算できるはずがない。著者はその「嘘」のわけを、

「東電を破綻させずに処理費用を国民負担させる」ためだと言う。

何を今更という感じがしないでもないが、だんだん経費が山積みされるにつれ、当初の「嘘」が実際に出て行く経費で隠せなくなったからだと思う。

さらに言わせて貰えば、「原発が火力や水力より安価」だとした嘘もいずれバレる。原発は経済合理性がすでに破綻していることを指摘する識者も多い。
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2017/4/27

『世界の食文化8;インド』4  お勧めの1冊

<復興相を辞任した今村雅弘という人>
本人は別に悪いことを言ったという意識はないのではないか? そんな気がする。中央で数字だけ見ていたら、関東で震災が起これば、東北で起こった被害よりも大きなものになっただろうということは常識的に誰でも考えること、それを単に口に出しただけといいそうだ。 

しかし、東北の被災者の中にいたら、とても口が裂けても言えない言葉。先日のジャーナリストに対する喧嘩腰の投げ言葉はまだ許せるが、これはダメでしょう。もともとこの方は復興相に向いていない人。



『世界の食文化8;インド』4
ヒンドゥー教ではこの種のタブーの背景になっている世界観に「浄・不浄観」がある。しかもそれは衛生学的なことより、より生得的・永遠的なものだとか。つまり左手は左手であるがゆえに不浄なのだ。右手はたとえ汚れていても不浄ではない。そしてこの世界観がそのままカースト制度の根幹につながっている。p142

ところで農業だけは、すべてのカーストに解放されているが、その以外の職業はカーストごとに世襲されているとか。カーストは大きくバラモン、クシャトリア、ヴァイシャー、シュードラそれにハリジャン(不可触賎民)の5つに分かれるが、細かくは4693の分類があるとも。p144 それは同じバラモンでも葬式を司る集団は「死」を扱うがゆえに不浄性があるという具合でバラモンの中でも下位に属する。p145

インドの人口の中でヒンドゥー教徒は8割、そのうち厳密な菜食主義者は1/4、つまり2億人以上。これは日本の人口の2倍。p154 かれらは非菜食主義者との共食も嫌う。p158 とは云え、インド的菜食は決して質素でも苦行でもないと著者はいう。それは多種の豆類と乳製品は菜食に含まれるので豊かな食生活だという。p165

また、断食といってもモスレムのそれと異なり、完全な断食ではない。「穀物」以外は食べていい場合がほとんど。p217
彼らの食生活習慣には拘りが強く、それで同胞向けのビジネスが移住先の国で成立するとか。p240

インド人の食生活は菜食中心とはいえ、油の摂取量がとりわけ多い。また、砂糖の摂取量も多い。これはインド人の体型にも影響を与えている。菜食主義者でも肥満の人が多いのは気がついていましたよ。(笑) p242

そのほかに注目した点として、家相学に関して大地の精霊が土地に伏せた状態であるという。中央と、頭に当たる北東は聖なる位置。それに対し南西は大地の精霊の陰部に当たるためトイレが位置される事が多いとか。p183

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2017/4/26

『世界の食文化8;インド』3  お勧めの1冊

<歯科受診>
歯科にはじめて行ったのが2009年、それから8年後に2回目の歯科受診。右上顎に歯痛があるのが理由。
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今のところ、失った歯は1本で年齢にしては少ない方だと思っていたが、担当の先生曰く「(私の)歯は部分的に欠けているだけなので喪失歯はゼロ」と分類されるらしい。私のように60半ばで完全に歯が揃っているのは珍しいらしい。その部分的に欠けた歯の処理がダメになったのが歯痛の理由。

とはいえ、歯痛があるというのは顔面に炎症が起こっている証拠。上顎は脳に近いので炎症物質が血液脳関門を越えて脳に届くのは困る、脳に炎症が起こると認知症のリスクが高まると思うのでなんとか炎症を止めないとね。


『世界の食文化8;インド』3
モロコシはアフリカ大陸で栽培化されインダス文明やBC2000年頃の遺跡から出土し、今ではデカン高原の主要な穀物となっているとか。p118

サトウキビはインドが古く、紀元前4世紀のアレキサンダーの東方遠征時に「葦からとられる蜜」として伝えられている。p119

香辛料では、生姜、ウコン、ターメリックはインド原産と考えられている。p121
豆類にはヒトが消化吸収できない多糖類が大量に含まれ、それが腸内細菌の繁殖を助けるためガスを生じさせるとか。p133

第4章に「食のタブー」がようやく出てきた。この本を読もうと思ったのも、これがある。カタール航空でのランチボックスをめぐるちょっとした経験。3種類もの食事が用意されていたということ。
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ヒンドゥー教でもイスラーム教でも豚は汚れた動物ということで食べることが禁じられている。特にヒンドゥー教徒の場合、このタブーはその人物や、集団の社会的身分と不可分に結びついているためその掟を破ると文字通りの「村八分」となり生活が破綻するらしい。p139
ユダヤ教の場合も「蹄が分かれ反芻する動物」は食用として可との規定があるらしいが、豚は反芻しないし、ラクダは蹄が分かれていないので禁止されているとか。p141

こうしてみると、なんでも食べる日本人や中国人は食のタブーのない民族だということができる? 
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2017/4/25

『世界の食文化8;インド』2  お勧めの1冊

<日曜天気が良かったので>
特に何も予定が無かったが、あまりに天気がよいので家にいるのは勿体ないということで、郷土史探訪に出かける。博多はこの点いくらでもネタがある土地柄。

太宰府近辺の大抵の遺跡には行ったことがあるが、1箇所まだのところがあった。それが国分瓦窯跡。既に原型はとどめていないと聞いていたのでこれまで行く機会はなかったが、この際ということで。

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江戸時代に堤が造られ池ができたのでミニ扇状地の地形を利用して窯が幾つも造られていたが、それで池で沈んだものもあるらしい。かろうじて池から離れた場所にある窯も、雨で浸食されるのを防ぐ為、埋め戻されているので窯そのものを現在は見ることはできない。

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<明日、北朝鮮の記念日>
再び雨戸を閉める。笑われるのは平気です。専門家だってトランプ現象もBrexitも予想できなかったではないですか? 何が起こるかわからないのが今日日、リスク管理は他人任せでは後悔します。

米国の身になれば、

今なら本土は安全、今なら間に合うが、5年後にはもう遅い、今ならリスクは日本と韓国が引き受ける』

ではないですか?



『世界の食文化8;インド』2
紀元前3世紀のインドにはアショーカ王がインドを統一し仏教を広めたというのは高校の世界史で出てくる有名な話だが、彼は同時にインド料理に中心的な香辛料、コリアンダー、サフランなど地中海由来のハーブをインドに導入したことでも有名らしい。これらはインド代表する香辛料だが地中海産だとは意外。また、玄奘の旅行記には当時、インドではニラやニンニクは敬遠されたと書かれてあるとか。p105  さらに現在のインド料理に欠かせないトウガラシや豆類なども15世紀以降新大陸からもたらされたものが多いのも意外な気がする。p109

「ミリンダ王の問い」という有名な本があるが、その中に6つの味として、甘い、塩辛い、酸っぱい、辛い、苦い、渋いがあるとか。p111 むかしこの本は手に取り読んだことがあるが、全然記憶にない(汗)当時は記録する習慣がなかったから、当然かもしれないね。
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なお、現在のインド料理には味の素がかなりよく使われているとか。その背景にインドでは菜食中心なので肉や魚介類意外の最も手軽な出汁として価値があるようだ。p114
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2017/4/24

『世界の食文化8;インド』  お勧めの1冊

BSで『老いる団地:街なかの過疎』を観る
他人事ではない。30年ほど前、団地ができたなかりのころ家を建てた、平成元年(1989年)のこと。 地元も人口がピークになったのは2005年。それからジワジワと人口は減っている。ピーク時の39,136から37,927人(2015年)。それほど顕著ではないが、高齢者の割合がわずかだが増えている。今後25年先の予想もだしている。
http://jp.gdfreak.com/public/detail/jp010050000001040341/1
http://jp.gdfreak.com/public/detail/jp010050000001040341/14
http://www.tochidai.info/fukuoka/umi/

これを見ると購入した時とほぼ同じ程度の地価。 下落しているよりまし? 94年頃購入された近所の人は地価が3〜4割程度下落している。去年から地価が上昇しているのは、バイパスの開通と関係があるかもしれない。2年ほど前から家売却の不動産屋のチラシがちょくちょく入っているのもその理由だろう。
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『世界の食文化8;インド』
小磯千尋・小磯学共著、農文協出版、2006年初版。

パールスイー料理とは、パールスイー=8世紀にイスラームのイランからインドに逃れてきたソロアスター教徒の料理。p32 豚や牛肉も食されるが、イスラーム教徒やヒンドゥー教徒に対する配慮から最近は減っているとか。p33 インドでは個人の皿に盛られた食事はカルカチィー(手が触れて穢れたもの)とされている。したがって、「同じ鍋をつつく」というようなことは想像だに、できないらしい。これは重要な知識。インド人を鍋料理には誘えないということ! p73

ここで著者はインドで「バーング・ジュース」というものを飲んだ経験を書かれている。これは大麻入りジュース。睡魔が襲ったというだけでなく<耳の神経が異常に研ぎ澄まされた…>と書かれている。これはまさに大麻の薬理作用だろう。p55 

なかなか慎重に書かれていますが、よく感じわかります(笑) 私も「その後どうなったかはトンと記憶になかった」から(笑)
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<データーベースとして>
カルカットの現在名はコルカタ(2001年より名称変更)p22
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2017/4/22

スマホ効果  教育

<スマホの思わぬ効果>
以前から、授業で十分話せなかったことや、少しアドバンスな内容についてはweb上に参考資料をupし、学生がホームワークで自由に学べるようにしている。これまではそれほどアクセスがなかったが、今年は何故か急に毎日沢山の学生さんが見ている。そうなると、こちらも力が自然と入る。

ヒット数は1日20ヒット程度だが、クラスは100人弱だし、学内からの無線LANによるアクセスは何人アクセスしても1hitと計算されるので、この数は学外から自分のスマホやPCでのアクセス数を示す。となると、実際のアクセス数はこれよりかなり多いことになる♪

何故、今年からアクセスが増えたのか不思議に思っていたが、1つ気がついたことがある。それは私自身が最近スマホユーザーになって、授業中にスマホでサイトにアクセスする実演をし、かつ「ローカルルール」として私のクラスでは「授業中にスマホを使って計算や検索しても構わない」と宣言したことだ。(公式には授業中のスマホ使用は禁止されている) 

さらに、スマホでも十分動画が観れることを自分自身が確認できたので、沢山の動画サイト(主にYoutube)を専用サイトに埋め込んだことが理由かもしれない。実際3分程度で実によくできた動画が世界中の研究者や研究組織(例えば日本では理研)がupしていて、それを活用させてもらっている。
http://www.riken.jp/pr/videos/

人の褌で勝負しているようだが、自分で作るのは大変だし、公開されているのでこうして利用されることは本望ではないか? いすれにせよ、世間には本当に奇特な方がおられるものだ。感謝、感謝の限り。

確かにこれまでも同様なことはおこなってきたが、基本パソコンでのアクセスを前提にしてのものだったので、敷居が高かったのかもしれない。それは教員自身がスマホユーザーになりスマホアクセスを前提としたwebサイト構築に移り、アクセス数の急上昇が得られたのだろう。まさにスマホの効果。

ただし、クラスでは最初に以下のように宣言している。

ラインやツイッター中毒でバカになるか、うまく使いこなして利口になるかは貴方の選択しだい!

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2017/4/22

『北京レポート』3  お勧めの1冊

今、インドの「食」に関する書籍を読んでいる。これは先のカタール航空を利用した時の経験が理由だ。その本によれば、厳格な菜食主義者は肉食(単なる非菜食の人ですが)の人と共食することすらタブーであるとか。

前回、カタール航空の飛行機内で3種類の弁当がふるまわれたと書いたが、それは我々一般人とは別の時間帯に弁当が一部の人に配られたのを見たのが理由。ところがスチューワーデスは私たちには2種類、「ベジ」か「ノンベジ」の選択肢しか提示しなかった。これはもしかすると、弁当は2種類だが、厳格な菜食主義者が非菜食主義者と一緒に食べたくなかったのが理由かもしれない。
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南回り路線は世界の紛争地帯の上空を飛ぶことになるし、
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トランジットがある場合は、待ち時間や遅延(1つでも飛行機が遅れると乗り継ぎの関係で次々に玉突きのように他の飛行機も遅延が多発する)、そして遅延が原因でボーディングターミナルが変更になったり、それ以前になかなかターミナルが確定しない(どうやら離陸1〜2時間前にならないと確定しない)など欠点が多いので日本人にはお勧めできないが宗教的なターブがあるインド人やモスレムにはそれなりの利点があるのかもしれない。
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それに何より料金が安い。ナイジェリアからGRCに参加していた研究者がドーハ経由なのは直行便よりはるかにドーハ経由が安いのが理由だと述べていた。



『北京レポート』3
中間層は口では愛国を唱えつつも、実際には子弟や財産を国外に脱出させることに躍起になっている。p176  それはよく判る。具体的なことは言えないがよく見聞きすること。

「一帯一路」にはTPPと異なり、参加する上で何のハードルもない。これにはシーレーンがアメリカに抑えられるのではないかとの中国の怖れがある。6割の中国輸入の原油がマラッカ海峡を通る。それでミャンマーからインド洋に伸びるパイプラインの建設も同時に進めているが、これには議論がありこの建設が金食い虫でむしろ国力を損なうという意見もある。p180 

…どちらが、説得力があるか難しいが、2面作戦をするだけの体力がこれからの中国にあるか少し疑問。逆に言えば2面作戦を取らせれば、国力を減退させることができる。

ネット通販は3割まで拡大し、サービス業は1990年の30%から現在50%まで拡大。p219 

確かに中国でのネット通販はすごい。しかし信頼性はとても低い。それは、宅配業者は毎年5割のペースで成長し、完全な過当競争になり1件、10元で配達しているらしい。電気自転車を自腹で用意することも多い。p222 月給は4000〜5000元で大卒の初任給より高いが、かなり厳しい労働条件で働いている。もっともそれは日本の宅配業界も同じみたいだが。

<データーベースとして>
ベストセラーになった『中国夢』は中国国防大学の劉明福教授の本の題名。p188
大学院、大学の卒業生は毎年760万人。p218
2014年、社会保障費は5年間で2倍の2兆6000億元となり、一般財政支出の2割弱を占める。234
大手国有企業の経営者が日本を訪問するのに、2人の副首相の許可が必要。p138
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2017/4/21

『北京レポート』2  お勧めの1冊

『北京レポート』2
中国は国有企業中心の経済構造で縁故主義、コネ社会、制度的な背景に金融技術やインターネットの急速な発展が重なる。p84 その1つが「拍拍賃」ではないか? クラウドファンディングに伝統的な民間金融を融合したものか? 

ここでリーマンショック後の中国の景気刺激策の背景が語られる。リーマンショックの5ヶ月前、「金融引き締め」方向に動いていたが、これが経済、社会に不安が広がり不満が充満した。そこにリーマンショックが襲った。これで政権は<失政の責任を全てリーマンショックに押し付ける好機を得た」 という。p91

2016年1月7日に人民銀行のHPにサプライサイド改革からくる、景気失速による人民安。これに対する反撃を暗示するコメントを載せた直後、大規模な元の買い支えを行い、54兆円も外貨準備を減らした。p96

李克強氏はもともと「改革派」だが、17年の党大会を控え、焦りから昔の手法で景気をふかし、業績を上げようとしていると匿名の「権威人士」が批判をしているが、この人物は劉鶴氏かもしれないとの噂がある。彼が17年、政治局員になれるかどうかに注目。p103

一人っ子政策時代の子供は祖父、両親が単位から安価で入手した家を複数引き継ぐ計算になる。相続税も固定資産税もないので手放すインセンティブはない。p122

<データーベース>
地方債の債務は15年末で16兆元。p101
地方政府は土地譲渡収入が歳入の3割。p108

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