2018/8/31

『移民の政治経済学』7  お勧めの1冊

<数値目標>
https://www.youtube.com/watch?v=yvF3SyAtpzE
5.22min 22min
https://www.youtube.com/watch?v=AQaAbCTtHYE
https://www.youtube.com/watch?v=BhqtWgYX9z8
我要记住单词!
https://www.youtube.com/watch?v=CdAC9qtj8Hk
要学习文法
一共两个小时

https://www.youtube.com/watch?v=fxGKKSLdiaI
Choreography ver.



运动;爬上散步100kcal,一个Yoga上课和一个Zumba上课 我非常喜欢Zumba!


昨夜以前の職場からメールが入る。後期から始まる実習に関する質問。引き継ぎは完璧にしたつもりだが、実際に動き出すといろいろ細部に分からないことが出てくる。私の時は前の教授が既に定年退職していなかったので、引き継ぎが全くなかった。ゼロから実習内容を決めたので大変ではあったが、反面楽な面もあった。

問題は、昔に比べ学生の学力が非常に低下しているので最初に作った内容では理解できない学生が年々増えて実施が難しい部分も出てきた。 特に抽象的概念である「酵素反応速度論」は一部の学生しかちゃんと理解していないことは試験をしてみればわかる。昔はそうではなかったのだが、、、

そのうち内容を簡素化しようとおもいつつもそのままになっていた。う〜ん、これからが心配だ。
http://blue.ap.teacup.com/applet/salsa2001/2477/trackback



『移民の政治経済学』7
全体でみれば、移民は米国人の富を増やすことになる。これは間違いないようだ、これを「移民余剰」というらしい。p158 問題は勝者と敗者がいることだ。先に低技能労働者にみる移民による敗者の存在を「マリエリトズ」の分析で見てきたが、それは別に低技能労働者だけに起こることではない、それを見事に数学者の例で示す。それはソ連の崩壊で研究者が大挙して米国に職を求めやってきたことから起こったことを示す、ソ連の得意な分野(微分方程式)で研究している米国人数学研究者の論文数は調べると、米国の得意な分野(統計学)で研究している研究者の論文の数と比較するとソ連崩壊後下降の頻度が大きかったのは「ソ連の得意分野」の研究者だったということだ。図8.2 p169

もっとも興味深かったのは、同じデーター用いて異なる結論が出うる解析法だ。1つのグラフは「移民は米国民より社会保証サービスの利用度が高く、その傾向は年数とともに強まる(負担をかけている)となり、もう1つのグラフはそれほど変わらないというものだ。図9.1 何がその違いを出したのか? 

それは見立たなく書かれた「但し書き」なのだ! つまり最初のグラフは世帯ごとの比較であり。後者は個人のそれである。それがどうしてこれだけの違いを引き起こしたのか? 世帯にすれば移民本人だけでなく米国人である(米国で生まれた)子供達もカウントされる。後者では個人なので子供達は米国人になり、従ってフードスタンプをもらう子供達は米国人の中に埋もれる。このトリックで同じデーターから異なる結論を引き出すことができる! p185 

実はまさに同じようなことを入試問題作成では行っている。同じ条件下でも複数の正答が出る、それでは入試問題では不適格。ではどうするか? 

まさにそれが見立たなく書かれた「但し書き」なのだ! これで他の正答を潰す。電力会社が「太陽光のための送電線容量はゼロ」だとの回答しか出さず

著名な評論家が簡単に騙されるカラクリ
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https://blog.goo.ne.jp/bigsur5252/e/9903032e259ba0644b7c4fd36915b173
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https://blog.goo.ne.jp/bigsur5252/e/e83cd6d5b708823560cfb9e1d43939b7
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2018/8/30

『移民の政治経済学』6  お勧めの1冊

またやってしまった。性格がわかっているのに、うかつに誤解を招くような書き込みをしてしまった。厄日は最後まで続いていたみたいだ。 それにしても少しおとなげないね、意識過剰気味。 リアルで付き合うと気疲れしそう。


追加放出

『移民の政治経済学』6
彼は細かく対象を分類分析することでそれまで見えてこなかった事実を発見する。例えば移民を民族別に分けて移民一世と二世、三世でどのような賃金格差が生じるかを調べる。そうすると例えば親がカナダ出身の二世は、親がドミニカ出身よりも収入が3割(米国人のカウンターパートに対しての比較で)も高いことなどだ。p114 さらに三世まで広げて調べたのが図6.2で三世の賃金の優位度が一世の優位度をある程度受け継ぐ、という結果だ。(ただし同化の中で優位性はやや平均化される=1世で20%優位性をもつアイルランド人の三世は10%の優位性にとどまる)p117

次に彼の分析手法の優位性を印象付ける結果が「マリエリトズ*」の分析で明らかになる。これは1980年、カストロが米国に出国したいキューバ人は自由に出国できるとした処置で、これより10万人を超えるキューバ人が米国に移住した事件だ。マリエリトズとはマリエルの港から出て行ったキューバ人の意味。

初期の研究でこれらのキューバ人のマイヤミの労働者賃金における影響が調べられ、その結果は対照区との比較において賃金の動向に関して大差はない(実際にはマイヤミは対照区に対して全体的に賃金が低い)という結果が報告された。しかし著者は、

同じ資料を用い、分析対照を細かく40くらいに分類し比較することで、結論から言えば高校卒業者以上では収入に影響はなかったが、高校中退者の収入(週給)は1980年から1985年の5年間で大きく低下し、これが復帰するまでにさらに5年間近くかかったことを見事に示した

図7.5 p149 この時、彼は高卒者と中退者を分けて解析したが四半世紀前はこの2つの集団が混じっているので、技能学歴で分類しないと差が埋もれてしまうことになる。(この著者の結果の反論として、年齢別でつまり16歳から18歳までの集団での結果は有意の差がないとされたが、著者の反論はこの年齢層では将来の高卒者と中退者が混在すると逆に反論する)

このことを非常にわかりやすく『例えば博士号をもつ社会学者を海外から5万人受け入れると仮定すれば、同じく博士号をもつ経済学者や生化学者には影響が出ないが、社会学者の就職には確実に影響を与える』と説明する。p150 

問題はこうしたデーターの抽出が見落としなのか、意図的なのかという点だ。これについて著者は「意図的」ではないかと明らかに疑っている。p152 

最後の点は判らないが、こうした事例は研究を行う上で非常に注意しなければならない点だ、先に系統樹の作成で使うアルゴリズム次第で結果が異なる事例を経験したことを紹介したが、誰でもがこうしたアルゴリズムの専門家でない以上。誤った結果を出す可能性がある。しかし、それをネガティブに捉えるのではなく、反証可能性を担保した論文を出せば良いこと。間違いがあれば、それ故にまた修正可能だから。

「永遠の真理」とは無関係であるが故に、科学は科学としての価値を持つ
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2018/8/30

厄日 & 『移民の政治経済学』5  お勧めの1冊

https://www.youtube.com/watch?v=_amXH_bMhwU




<厄日?>
今日は朝から用事があり外出、時間調整に図書館に行ったら月1回の休館日。すべて借り出していた4冊ともに読んでしまっていたので読む本が無くなる。急遽近隣の自治体の図書館まで30分以上かけて車を飛ばし、本を数冊入手。そのせいで時間に余裕がなくなりスポーツジムに到着した時点で靴を忘れていた事に気がつくが取りに帰る時間はない。幸いレンタル靴があり400円で借り出すもジョギング用の靴しか無く、それでZumba(涙)

ウ〜ん、これを厄日というのでしょうか?ま、歯石とりが今日で終了したので。目的事項の1つは達成ということで納得しよう。



<電気自動車用充電施設>
スポーツジムの前に電気自動車用の充電施設がある。7台同時に充電できるがこれまで最大2台くらいしか充電しているのを見たことがない。電気自動車の普及はまだまだなのだろう。

クリックすると元のサイズで表示します

ここの他には確か市役所近辺にデモ用の充電施設がある程度。まだ日本では電気自動車の充電は家庭電源が主流ではないか? 杭州とか上海にはいたるところに電気自転車用の充電設備がある。電気自動車用の施設は都市では気づかなかったが高速には完備している。あの国をバカにしているとそのうちツケが回ってくる

最近日中で急速充電設備の共同開発が進められつつある。統一規格が世界標準になるかどうか? お隣の巨大な市場をうまく利用する知恵が必要。
http://news.tv-asahi.co.jp/news_economy/articles/000135013.html



『移民の政治経済学』5
第4章の「移民の自己選択」は情報満載でとても面白い!

移民の入国直後の賃金が1960年頃には米国人の平均的賃金とたいして変わらなかったのに対し(10%減)1980年には27%程度まで急落し、2010年までほぼその数字で移行する。図4.1 p69 またこれとほぼ同様に、教育水準も1960年時点ではほぼ変わらないのに対し、1980年には1.5年教育期間が短縮し、2010年までほぼ変わらない。p70つまり、の意味するところは、継時的に移民のレベルが異なっているということだ。 ことは、それに止まらない。次に移民の国籍別のグラフはさらに面白い。2010年段階で国別に入国直後の賃金が異なるということ。例えばベトナム、キューバ、中国は5割から4割平均賃金より少ないが、カナダ、ドイツ、日本は6割から9割平均賃金より高い。すなわち後者のグループは高度な技能をもつ移民というわけだ。ちなみに日本は最高の9割増しに位置する。図4.3 p71  さらに面白いことにインドは3割強賃金が高いグループに位置するが、彼らのほとんどは大学、あるいは大学院を卒業しているとか。 p72 

そこで著者は母国に残った場合と移民した場合でスキルに応じた報酬が得られる場合を考え、スキルと報酬に格差が大きい母国に住む高技能の人は米国に行けば報酬が高くなるので移民のインセンティブが働き、すでに母国でスキルに見合う報酬が得られている人にはそうしたインセンティブが働かないと考えて、それぞれの国の所得格差と入国時の平均米国人との賃金比を出したのが図4.4 p74 である。実に興味深い結果が得られている。例えば北欧や日本など所得格差の小さい国の出身者の移民は平均の米国人の賃金より9割〜2倍近く(2倍から3倍の収入)高く。逆に格差の大きいラテンアメリカ諸国からの移民は3割程度低い。つまり格差の少ない国からはスキルの高い人が移民で入国し、格差の大きい国からはスキルの低い人が移民で入ってくる。p74 

ここでトランプ氏の言葉が意味をもってくる。曰く、『メキシコが送り出しているのは問題児ばかりだ』 著者は<慎重な心遣いを要するテーマだが>と断った上で、『メキシコからの移民は平均以下のスキルしか持たない傾向にあるのだ』と語る。p76 また、『移住を決めたメキシコ人は母国に残る人の平均より3割ほど収入が低かった』とも。p77 
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2018/8/29

『移民の政治経済学』4  お勧めの1冊

https://www.youtube.com/watch?v=9yTP9gOlrf4



<数値目標>
https://www.youtube.com/watch?v=m9HAqgB_UCA
学习文法 很难
https://www.youtube.com/watch?v=L60CpkTPo6A
47min
https://www.youtube.com/watch?v=yvF3SyAtpzE
我必须记住单词!
一共两个小时

このところ中級にトライしているが歯が立たない。語彙が決定的に不足している。別に試験に合格する必要があるわけではない。生活に必要な最低限の会話ができればそれでよいと甘く考えていたが、とてもとても先は長い事が判った。それは、例文を英語には簡単に出てくるのに、中国語にしようとしても全然できない事が判ったからだ。これから単語暗記に重点をおこうと考えている。

それにしても、英語というコントロールを自分が持っていた事が幸いした。でなければ客観的評価は難しかっただろう。

运动,
爬上散步 225kcal和一个Aerobics上课


『移民の政治経済学』4
著者は単純化したモデルで国境を完全開放した時の影響を表す。先進国と後進国あるいは開発途上国の賃金の差が均衡するまで移民の流れが継続すると仮定すれば2013年段階で、26億人の労働移民が先進国に流れ、先進国の賃金は39.3%低下し、逆に途上国と後進国あわせた賃金は143%上昇する。またそれ以上に特徴的なのは資産家の所得が57.2%上昇し、世界全体のGDPの増加は40.1兆ドルだが、移住コストを差し引くとそれは28.1兆ドル程度だとする。これを著者は2015年のJournal of Economic Literatureに報告している。p34〜35 

これは単純なモデルシステムとは言え本質を突く。そして、負の側面=経済成長を引き起こすためにどれだけの移民が必要かについては議論されないという。 さらに移民の流入により「敗者と勝者」が生まれる。敗者は先進国の労働者で、勝者は途上国と後進国の労働者それに資本家だ。

移民がどのような文化をその移民先に及ぼすか実に興味ふかい実例が示される。それは外交特権をもつ外交官のNYにおける駐車違反の件数に表れるという。外交官は外交特権から駐車違反をしても特に罰せられない。その条件下で何が起こったか? 1999年から2002年にかけて違反が多かった5カ国はエジプト、セネガル、パキスタン、コートジボワール、モロッコで1人あたり60〜140回の違反。全く違反がなかったのはオーストラリア、コロンビア、日本、ノルウェー、トルコだとのこと。著者は母国の社会のやり方を持ち込みNYに影響を与えていると結論する。p42 ここで日本が無違反に入っているのは実に嬉しい。

二章の最後で著者はこうした『社会的、文化的影響を同一の通貨価値に換算する手法がない』ことを挙げている。p43 これは先の『ダーウィン・エコノミー』の著者が行おうとしている「費用利便分析」はそれほど簡単でも計測可能でもない私は考えるとしたが、この著者もそれが難しいということを言っている。
http://blue.ap.teacup.com/applet/salsa2001/5452/trackback
https://blog.goo.ne.jp/bigsur5252/e/50bf1d27f076428332a28ee5797c33d5

<データーベースとして>
1914年段階でフォードモーターの従業員の3/4が移民だったとか。これは製造業における移民が果たした役割を端的に示す例として著者は挙げている。p47
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2018/8/28

『移民の政治経済学』3  お勧めの1冊

追加放出


『移民の政治経済学』3
冒頭ドイツの例が挙げられる。当時、西ドイツは積極的にゲストワーカーをトルコなどの国から受け入れた… 彼らは文化的、あるいは政治的な意味でドイツの一部とは見なされなかった」p9 しかし、最初に述べたように彼らは労働者である前に人間だったということだ。彼らが高技能労働者であれば財政収支にプラスの影響をもたらす、しかし逆であれば国民の財政負担を大きくすることを著者は後の章においてモデル試算で示す。しかし同時に「試算」は多くの問題を孕んでいることも冒頭強調する。曰く、

『(論文で使われた)プログラミングの条件設定やサンプル選びが、全く異なった結果を生み出す』と。p15 

しかし、それを見抜く操作は『途方もない時間と労力がかかる一方、そうした作業によって専門家として得られる恩恵はほとんどない』とも。p16  この後、彼はそうした問題点を指摘し、

四半世紀前の結論を同じデーターを用い覆すことになる。

これは実によく分かる。かつて同様の経験があるからだ。 90年代、ある遺伝子群をクローニングし(当時は遺伝子クローニングだけで論文になる時代があったし、その遺伝子は極めて発がんに重要な意味をもつことがしられていたので世界的に注目され新聞にも載り、その後教授になれたのもその業績ゆえだと思っている)その系統樹を作成する際、パラメーターを少し変えると結果が異なる経験があった。ただし、アルゴリズムは専門外で精査しようがなかった(=能力を超えている)ので標準的なアルゴリズムを用いて論文にした。

その結果は今でも世間に通用しているが、内心あれでOKだったのか?という迷いが残った。それが重要な意味をもつだけに今でも少し気にしているが、誰も幸い異論を唱えることはなかった。多分あれでよかったのだろう。
http://blue.ap.teacup.com/applet/salsa2001/5440/trackback
https://blog.goo.ne.jp/bigsur5252/e/509baeae54f76729128b5db691dd56a3

イントロでは彼が何故、移民の研究に進むようになったのかについて個人的な経緯が描かれていて非常に興味深かった。彼は先に述べたように12歳の時、母親とともにキューバから米国に移住した。まさに国境封鎖直前の移民であった。その後、コロンビア大学の大学院博士課程で研究中にワークショップで現代労働経済学のパイオニアである2人の研究成果を聞く機会があったらしい。その時の結論は『米国に長く住んでいる移民の収入は、移住したばかりの移民を大きく上まっており、移民の経済的同化の進捗を示唆している』というものだったらしい。

ところが、その結論は彼の肌感覚とは違和感があったらしい。つまりキューバ移民については<経済封鎖前と後では移民そのもののレベルが違う>というキューバコミュニティーの暗黙の了解との違いだった。封鎖前は専門家が移住し、その後は低技能労働者だという「噂」だった。p21 ここから彼はこの分野の研究に入ることになる。
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2018/8/28

『移民の政治経済学』2  お勧めの1冊

<数値目標>
https://www.youtube.com/watch?v=9AtfEEePrUQ
https://www.youtube.com/watch?v=m9HAqgB_UCA
https://www.youtube.com/watch?v=JaHp4HMCEjY
学习文法 非常难
https://www.youtube.com/watch?v=9AtfEEePrUQ
不难也不容易 /文法和听力练习 一共一个小时
https://www.youtube.com/watch?v=UVL1HsSqm6M
https://www.youtube.com/watch?v=6ceFc1d5GxA
https://www.youtube.com/watch?v=KqOaO-8Di6Y
https://www.youtube.com/watch?v=96Hmp67AdwY
https://www.youtube.com/watch?v=L60CpkTPo6A
26 min
开心〜 一共三个小时

没有运动,因为我不舒服


<自動運転タクシー>
私が利用できるようになるには後5年くらいかかるかな? 待てないゼ! いや、もっと早いはず!
http://www.sankei.com/economy/news/180827/ecn1808270002-n1.html

本当に必要とするのは、郊外のチョイ古団地の住民たち。時間に縛られることのない高齢年金生活者が都合の良い時間(空いていて、料金が安い時間帯)に、ちょっと買い物や、遊びに自由に出かけるようになるのが理想的。人件費も車庫も不要な24時間自動運転のシェアードカーの時代がやってくるはず!


『移民の政治経済学』はこれまで予告編として既に何度か紹介している。これは文字通りの『お勧めの1冊』。日本への提言、テンコ盛りだ。
http://blue.ap.teacup.com/applet/salsa2001/5461/trackback
http://blue.ap.teacup.com/applet/salsa2001/5459/trackback

『移民の政治経済学』2
先日図書館に行くと目新しい本が目に入った、どうやら最近入手されたばかりの本のようであった。確認してみると案の定、今年出版されたばかりの本。原著も初版が2016年で、トランプについての記載もある。一気に50ページほど読めた。面白いだけでなく、私にとっては、あのToddの『移民の運命』の続編という直感を得た。ただし経済関係なのでToddの著者は全く引用していない。

この本の原題は『We wanted workers』。 ただし、「訳者あとがき」を読むと、これには続きがありスイスの作家、マックス・フリッシュの言葉、”We wanted workers, but we got peoples instead”に由来するとのこと。このことで著者がこの本の中で何を言いたいのかが予感できた、同時にこの本が私にとってToddの『移民の運命』の続編的ものになるだろうとも。

Toddが『移民の運命』の中で結論的に述べていたことは、 『ドアは少しだけ開いていた方がよい』 ということだった。
http://blue.ap.teacup.com/applet/salsa2001/3707/trackback

これは政治的には異なる立場のハンチントンが『分断されるアメリカ』で述べたものと不思議と通じる。
http://blue.ap.teacup.com/applet/salsa2001/54/trackback

今、日本でも労働人口の減少で真剣に「労働」移民が論議されているが、それらは経済効果の面だけを議論し、こうした社会的側面を含めての経済上からの議論は少ない。しかし少ないが、実は多くの人が「直感」でこれが『高い買い物』になることを薄々感じているのではないか? ただ、それについての学術的情報がないというのが実情だと思う。「この本は読まねば!」と確信した次第。

著者は長いイントロで自分の経歴を述べる。彼は12歳の時、あのピッグス湾事件の直後、まだ国境が封鎖される直前にキューバから米国に母親とともに移住した。(父親は直前に死去した)p16〜17 その後、キューバコミュニティーの中で支援されながら。コロンビア大学で経済学の博士号を取り、1980年代初頭カルフォルニアに移り住んだようだ。p22 

カルフォルニアの何処かの記載はなかったが、1987年まで3年間スタンフォードに留学していた自分と同じ「彼の地の空気」を吸っていたに違いない。当時は移民や海外からの短期長期の滞在者に対し表面上は非常に寛容だった。しかし実は「暗黙の差別」があった。それは移民、とりわけ彼のようなLatino。 そして我々のようなアジアからの留学生も薄々感じた空気だ。ただし表面上は「自由と平等、そして公平」が謳われた時期でもある。
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https://blog.goo.ne.jp/bigsur5252/e/ba2ebecb4a86cc9932c9af37671b92b0

『現実がどうであれ、高い理念の国アメリカ』であったことが、それでもなお、私を「アメリカ大好き人間」にした理由でもある。
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https://blog.goo.ne.jp/bigsur5252/e/6c888b9fb95d08d9b6a32852677ced5e
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https://blog.goo.ne.jp/bigsur5252/e/2313e1cdfe7b25136f424565eb52ee37
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2018/8/27

『シャルマの未来予測』11  お勧めの1冊

追加放出2


『シャルマの未来予測』11
<日本は「劣等」から「平均」へ浮上>
著者は安倍政権を評価する。それ理由として、『政府債務に対しては、少なくともこれ以上増やさない覚悟だ。円相場は大幅に引き下げ、市場開放でも聖域なき形で改革を行おうとしている…』それ以外にも法人税の引き下げや経済移民に対して門戸を開放していることを挙げている。p540 

しかし著者は、国債の4割を日銀が購入し国債市場は管理市場になり、さらにETF買いにより株価すら管理され、野口氏に言わせれば『体温計が壊れた』状態にしていることについては何も語らない。それこそ著者がこれまで<一番の問題>とした政府の経済に対する過度の介入ではないか? それでなくとも、もはや日本の公的債務は1000兆円、対GDP比で239%、著者が問題としているイタリアの2倍の規模である(2017年段階)。
https://www.nikkei.com/article/DGXLASFK06H1X_W7A900C1000000/


<ドイツは「優秀」>
その理由の1つに東欧の低賃金労働者をうまく取り込むことで製造業を伸ばしたというが、p545 東欧の参入はかなり昔の話、むしろトルコなどからの経済移民の方が大きいのではないか? 

『新ヨーロッパ大全』の最後でToddが述べたように、「トルコ人の子供がドイツ在住のトルコ人となる」 ことでドイツは移民の問題を引き受けた。 経済的には経済移民は「利益」だったかもしれないが、社会的には大きな負担を引き受けた。 しかし、彼のようなトレーダーにはそれは目に入らない? さらにドイツは、共通通貨Euroにより実質的な通貨安による「見かけの」恩恵も受けている。
http://blue.ap.teacup.com/applet/salsa2001/4115/trackback

総括すれば、この本には学ぶべき多くのものがあったが、「馴染めない」部分はそれ以上に多かった。著者の目線はあくまで<モルガン・スタンレーのトレーダー>としてのものとしか思えなかった。

得るものがあったとしても、影響を受けるものではなかったというのが今のところの総括。「お薦めの1冊」ではあるにしても、これとそれとは別物という結論。
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2018/8/27

『シャルマの未来予測』10  お勧めの1冊

<数値目標>
日曜は普段、お休みにしているが昨日サボったので。
https://www.youtube.com/watch?v=AQaAbCTtHYE
9.3min 再一遍 很难!
https://www.youtube.com/watch?v=m9HAqgB_UCA
https://www.youtube.com/watch?v=m9HAqgB_UCA
2.27min 非常难 一共一个小时四十分钟  昨日の分と合わせて良しとしよう。

运动: 一个Zumba上课


<日曜10時からの「小さな村の物語、イタリア」>

https://www.youtube.com/watch?v=iP_rOTbYm9c&list=PLNM6wsy7sJ_rmG4D9jdGAKpHLFgQng5WS



スイスとの国境の村、ピエモンテ州、マクニャーガ。

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背後の雪山を舞台にスキーに人生を賭ける老人。長い時間をかけ、少しずつお金を貯めては1階ごと増築していったという自宅。日本じゃ考えられないね、羨ましい。

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『シャルマの未来予測』10
中国についての著者の評価は最悪に近い。全体の10%が政府の支援なしには存続できないゾンビ企業だという。p449 ただし、ではなぜいつまでもゾンビ化が継続できるのかについての解説はない。

ただし、中国が製造の国というのは強みだと言う。資源国のロシアやブラジルは資源価格の変動で成長率は如何様にも変動する。p479 四半世紀以上にわたり平均7%以上の成長率を達成できた13ヵ国のうち、6カ国のうち5カ国は製造業の国。残りの7カ国は資源国。残りの1カ国はマルタで特例だという。p480 それはそうだろう。

最後の章、11章で各国の将来性を議論する。図3 p500 この原本が出版されたのは2016年だが、この年の11月にトランプが大統領に決まる。したがってトランプの米国については何も語っていない。しかし、著者は米国にとって予測困難なのは『怒れるポピュリズムの台頭である』と述べる。そして『移民排除が過激化すれば、そうした優位性が損なわれてしまう』という。p510 これはまさに現在のトランプ現象を示している。

先にも述べたように著者は中国を最低ランクだとする。『中国のような中低所得国は成長が次第に低下するのは普通だが、その受け入れさえも拒否している』というが、まさにその通り。p534 

この点に関して、日本の輸出の1/4は中国向けであり、先進国の中では最も比率が高い。 p542 今後の中国の減速、それでなくても今進行中の米中経済戦争の成り行き次第では一番影響を受けるのは日本。 直接日本自身の問題ではないにしてもリスクがあることは事実。


著者の各国ランク付け

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2018/8/26

水道についての1考察  試行,指向,志向、思考

本日第二弾; 書きだめが10を超えたので少し放出編


土曜に『超訳アダム・スミス「国富論」』を読んだ。副題に「経済学の原点を2時間で理解する」と書かれている。勿論、2時間で読めるわけではないが非常に読みやすい。非常に読みやすい本は二重の意味で気をつけないといけない。

まず第一に、読みやすい本は判った気になってドンドン読み進めていけるが、後から意外と頭に残っていないことが多い。反面、データーを元に著者の論理を辿り、その結論を納得して理解していくタイプの本では、後からもキチンと内容が頭に残っている場合が多い。

もう1つの問題点は、ドンドン読めるので時間を忘れ何時間も読書に費やしてしまうという点だ。今、読書は2時間以内としているが、土曜は案の定、多くの時間を読書に費やし(スターバックスでの読書時間だけでも2時間以上過ごした)本来の勉強時間が足らない事態になってしまった。それで日曜は本来、休日にしていたのだが、急遽遅れを取り戻すために少し勉強する予定(涙) 

勉強時間の時の様に今度読書時間もタイマーを使おうと思う。勉強の時はせめて20分、あるいは30分のクールで何とか我慢して勉強し、その回数をこなすことで数値目標を達成するために使っているが、読書は逆に制限時間としてのタイマーの使用となる。


<水道についての1考察>
1人で住んでいて1ヶ月の上水道代は大体2〜3,000円程度である(これは昨年よりやや多めになっている、毎日2回の散水が原因か?)。中国ではそれが100円ぐらいだとか。もちろん、使用料は個人で違うだろうから一概に比較はできないが、いずれにしても桁違いに日本は水道代が高い。ちなみに年間水道使用料は私の場合、2011〜2017年の記録では年間平均で60トン程度(1月5トン)となっている。これには当然、洗濯や庭への散水が含まれているし、今年は酷暑で7〜8月は2倍程度に増えているのでこれよりは多くなるだろう。
http://blog.livedoor.jp/nabeshollc/archives/77308970.html

勿論水質は段違いに日本がよいのは当然として。それにしても日本は極端に高いのか、それとも中国が逆に安いのか。ちょっと興味をもってwebで調べてみたら直ぐわかった。便利な時代になったものだ。

それによればカルフォルニアのSFでは上水道代が1月10トン使用で20ドル程度。つまり福岡での料金に換算すると私はこれまで1月5トン使用しているので、5t分だと10ドル=1200円程度、日本の約半分だ。 なおSFは下水道は別枠で料金はほぼ半分となっている。
http://www.jwrc-net.or.jp/chousa-kenkyuu/comparison/abroad01_07.pdf

中国では飲み水や料理用はボトル入りのを買うのがデフォルト、これまで「勿体無い」と思っていたが、水質、料金を考えると日本の常識がむしろ非常識であることがわかる。アメリカでも飲み水用と非飲み水用があったと記憶する。日本のように飲み水も散水も、さらにはトイレの水も同じ水道は使わない。こちらの方がある意味不経済とも言える。これも「日本の常識は非常識」の類か?

さて、日本はこれから人口減少時代、日本の人口当たりの水資源は世界の半分程度だが、
http://blue.ap.teacup.com/applet/salsa2001/2936/trackback
これまでこれでやってきたから別に今後も継続しても問題はないだろう。しかし経済発展に伴い人口が急増する途上国では日本式の水道事業が果たして適当なのかよく考える必要がある。

というのは最近、ニュースになったように日本の水道インフラ事業を世界に輸出すると言って福岡市などは息巻いているが、
www.clair.or.jp/j/forum/forum/08_kokusaikyouryoku_1.pdf

日本式の飲み水も散水も、トイレの水も同じ上水道で提供する形式が果たして現地で望まれるものなのか? 世界に必要とされない「高品質高価格」の商品を作り出して売れないように。このインフラ輸出もそうなる可能性がある。識者の意見を聞きたいところ。



追伸:梵さんから情報入手
https://ameblo.jp/fang289196664/entry-12398033847.html

それによると、価格は水資源次第なので都市によって異なり、1tが2(南方)〜5元(北方)と幅がある。上水道10tの値段で比較すると、福岡5,000円、SF=20ドル、2500円、中国杭州=20元,300円 やはり中国は1桁違う。
http://chasechina.jp/reports/chinabiz/marketing/5359.html#

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2018/8/26

『シャルマの未来予測』9  お勧めの1冊

<数値目標>
https://www.youtube.com/watch?v=AQaAbCTtHYE
一个小时 非常难。
https://www.youtube.com/watch?v=Rp2mlyhL4wY
半小时 不难也不容易 一共一个半小时。还没够(汗)

爬上散步200kcal,没有Zumba上课,因为Zumba老师休息了(涙)

朝の涼しいうちに、先日から気になっていた枯木を、椅子を外に持ち出して背の高さでノコギリで切り倒す。切り口を見ると完全に枯れている。まだ生木だったらとちょっと躊躇していたが、伐採して正解だった。

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よく見ると上の方はカビか何かが表皮を覆っている。これが枯れた原因か? それとも枯れたのが原因で付いたのか? 他の木が心配になって調べてみたが、いまのところその兆候はなさそう。


『シャルマの未来予測』9
著者はこれまでの歴史的教訓として『インフレ率は低ければ良いサイン、高ければ悪いサイン』だとする。p361 そして、通貨安は成長が高まるとする。p372 さらに『強い通貨は強い国家の証』という言説を幻想だという。p409 これは著者のようなトレーダーの一般的な理解だ。実際、円安になれば日経株価が上がる。しかし何かおかしくないか? 

基本、通貨の価値はその国の国力の表れのはず? それが逆に捉えられるのは何か間違っていると素人としては思ってしまう。著者は、そう言いながらも別のところでは、『通貨の価値は市場に決めさせるのが一番である』ともいう。p417 当然だ。その結果、その国の通貨が強ければその国の国力の表れだと捉えるのが正しいと思う。 今の円安はゼロ金利政策による人為的なものだと理解している。「そうではないよ」という人がいたら反論して欲しい。

中国の基本的問題としてモラルハザードを指摘する。『自分たちの融資が焦げ付いたら、政府が救済してくれる』p443 というものだ。これには同感だが、しかし中国のこうした風潮を笑えない。日本もそうであったではないか?! 否、今もそれが続いている。例えば直近でも、福島の事故で東電を政府は潰さなかった。どう考えても東電自身であれだけの巨額の補償が払えないことが判っていてもである。日本はバルブの教訓を未だに生かしていない。これがモラルハザードでなくて何だろう?

中国については、著者は最終的には借金の相手が中国の国民であるから、<踏み倒すこともできる立場にある> と突き放す。p444 これは日本も同様。日本は1990年のバブル崩壊時の債務が対GDP比で250%から、2014年時点で390%まで膨らんでいる。p448  最後には国民の貯蓄を踏み倒すつもりなんだろう。 我々は中国のバブルを笑えないはずだ!


<データーベースとして>
1210〜1930年の間の世界のインフレ率は1% p356
経験則として著者は「経常収支の5%赤字が5年続くと景気減速が起こる」という。p388
海外への中国の「胡散臭い」資本流失は年間で3200億ドル、GDPの3%以上。p400
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