2020/4/6

『人口で語る世界史』  お勧めの1冊

<頭の体操、素人編>
福岡市人口;160万人
確定感染者数;162人(4/5)

8割は軽症で無症状感染者(〜1.2%)もいるとの中国の報告から、全ての感染者を確定診断患者数162人の10倍で1,600人程度とすれば福岡の人口全体の0.1%。
https://blue.ap.teacup.com/applet/salsa2001/6121/trackback

昨日、「引きこもり1日目+2日目」の遭遇総数=1日目の会議での30人以上+近くのイオンでの買い物ですれ違った人10人弱(人の重複なし)で合計40人とすると、ウイルス・キャリアーと遭遇した可能性は0.1% x 40 =0.4%!

今後、1ヶ月同じような行動をとれば、「三密」ではないが、キャリアーと遭遇する可能性は6%となる。この計算でよろしいでしょうか? 間違いがあれば、コメントいただけるとありがたい。


この1月の備蓄本? これだけあれば保つ?   既に2冊読み上げ、残り6冊の状態になったが、、

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桜は満開だが、花見をする人はいない。

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『人口で語る世界史』
ポール・モーランド著、文藝春秋、2019年初版。
原著名: The Human Tide, How Population Shaped the Modern World, Paul Morland, 2019.

紹介記事によれば一般向けだとか。確かに大量の論文が引用されている割にはわかりやすく読み易い。ただしとりわけてのことが書かれているわけではない。既にこれまで読んできたToddの本などで散々述べられていたことが書かれている。但し、頭の中を整理するには大変良い本

冒頭、人口増加と乳児死亡率、出生率、そして移民の流れが絡みあって世界の変化が説明される。p20 もちろんこうした人口動静だけで全てが決まるわけではないが、こうした理解が一般のマスコミや学問の間であまり語られていないということについては非常に共感される。私も最初にこれに気がつかされたのはToddの『ヨーロッパ大全』を読んだことが最初のきっかけ。「幼児死亡率が低下し、その結果、若者が増え不安定さが増加する」p14 というのもかつてToddがイスラーム原理主義の台頭の背景で述べたことだ。

時々、日本のことが話題になる。これは当然だ、日本は世界の最先端を走っている、まさに実験区。「子供がいなくて孤独死する日本の老人」という表現はいささか滅入ることではあるが。p13

著者はイギリス人なので同国民にわかりやすい例を挙げる。例えば「ビクトリア女王は9人の子供を産み全員が無事成人した。その前のアン女王は18回妊娠したが彼女より長生きした子供(49歳で死亡)は1人もいない。ビクトリアの死から29年後の1930年までに皇后エリザベスがもうけた子供はわずか2人で、そのうちの1人は現在のエリザベス女王である」とか p19

つまりこの2〜3世代のうちにイギリスで人口動静に関して劇的変化が起こっている例としてわかりやすい。

あるいは世界に目を向けると、(ここでも日本が取り上げられる)1950年において、日本とナイジェリアの人口比は 2:1で日本の方が多かったが、2100年つまり150年後にはそれが1:9となり日本が圧倒的に少なくなる。p22 人口動静は現在の死亡率と出生率から極めて正確に予測可能なので80年後のことだが、それほど大きな数字の誤差はないだろう。

こうしたことは、これまで散々読んできたことだが、改めて数字で確認していくと理解が深まる。何より潜在意識に訴える。
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