2020/5/5

『危機と決断』6  お勧めの1冊

<報道バラエティーをやぶにらみ>
レムデシビルとアビガン:
インフルで許可された国産のアビガンより、無認可の米国製レムデシビルが先に許可される不思議に注目するが…
    vs
レムデシビルは点滴,アビガンは服用。共に許可されれば、はるかに後者が便利で広く使われる。点滴は病院でしか行われないのでコントロールが厳格、それに対しアビガンは安易な利用(転売、過剰服用)が起こる。その分慎重。


小麦粉を5倍の価格で売る転売ヤー:
報道バラエティーは便乗値上げする転売ヤーに憤慨のポーズをとるが…
    vs
市場リテラシーの問題。普段買い物しない人が5倍の価格の小麦粉を買いたいならば買わせておけば良い。誰も買わなければいずれ価格崩壊が起こる。


シンガポールの転落:
外国人労働者100万人の「三密」が原因とする…
    vs
これは以前からイタリアで言われていたこと。但し、北部イタリアでは住み込み労働者という違いがある。そこでは高齢者のケアーは(安い給料でコキ使われる)若い外国人出稼ぎ者。これについては「カンちゃん」チャンネルで詳しい。このことは日本では差別の問題に関わるのであまり報道されていない。
https://www.youtube.com/watch?v=UYmHoUNxcsY

参考文献:南イタリアとは違い。北部イタリアは外婚制共同体家族に対し、南部イタリアは平等主義核家族。
https://blue.ap.teacup.com/applet/salsa2001/3485/trackback


医療関係者への差別:
たまたま起こった事例を100倍くらいにして、針小棒大に報道しているのでは? 多くの人は医療関係者には感謝しているはず。

Queen Corna ver. “You Are The Champions”
https://www.youtube.com/watch?v=7LcLqIHzNkY





<海上原油/LPG備蓄>
東京湾には多くの原油・LPGタンカーが停泊していることが判る。経済が止まっているので当然だろう。
http://www.okeranet.com/AIS/ais.html

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『危機と決断』6
2007年時点でのサブプライムは住宅ローンの13%だとか。p179  あれっ? 先に『サブプライムが新規住宅ローンに占める割合は1994年に5%以下、2005年には20%だったとか。p127』とあったが? 減ったのか??

2007年の8月の時点でバーナンキは「青空思考」を旨としていた。曰く、

『通常の政策から離れて…さらに先を行こうと決意していた。 正攻法でないやり方を恐れるあまり、問題にあらゆる手立てで立ち向かうことができなくなってしまうなどということは許されない』p205

米国では2割の世帯しか株式を持たず、債権はさらに少ないにもかかわらず、2/3の世帯が住宅を(賃貸ではなく)所有していると著者は言うが、p211 日本で株式を持つ世帯の割合はもっと少ないのでは? 

「戦火の塹壕には無神論者はおらず、金融危機の下では教条主義は存在しない」と著者は言う。p215  これは今のコロナ禍でも似ているかもしれない。

危機の中では良好な信用実績があり、責任もない、例えばNY・NJ港湾公社のような発行体の金利がそれまでの4.2%から20%まで上がるような負の連鎖が起こった。p263

FRBの議決権は全部の理事や地方総裁の数より少ない。それは輪番制による。それゆえある政治的判断を求められる場合は、誰がその議決で選挙権を持つかで調整=策略が取られたみたいだ。面白いというか、奇妙なかんじがする。

さらに議決の特例があったらしい。これは9-11の教訓からで「投票できる理事による」という一文が有る。p283 

ベアー・スターンズの救済はTBTF (Too Big Too Fail)として批判されるが、著者によれば、これはTITF (Too Integrated Too Fail)だったと。p281

ここでラリー・サマーズ(元財務長官)の人物評が有る。曰く「控え目にいっても無遠慮」p285 同じようなことを日本の元官僚も述べていた(笑)
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