2020/5/18

『危機と決断』下巻13  お勧めの1冊

デスクトップ壊れる。
最初は回線の問題かと思ったが、AirをつなぐとOK。そろそろ買い替えか?




<「駅ピアノ」アムステルダム編>
日曜午後につけたTV番組。
https://www.nhk.jp/p/ts/9981L8QX2N/episode/te/72Y8K4Y3NX/

オランダは人口の半分が外国にツールを持つらしい。演奏する人の中にも移民、難民が多い。オランダ、ベルギーといえば多文化主義の国。前途は多難だが、そこに価値観を持つ国民も多数いる。
https://blue.ap.teacup.com/applet/salsa2001/4430/trackback

このところコロナ関連のTVばかりだったので、久しぶりにゆったりした感じの番組を観た。



『危機と決断』下巻13
Too Big To FailでなくToo Integrated To Failだったことの例として、大恐慌時代カナダは大きな銀行が10行で後は小さな銀行だった。一方、米国は何千もの小さな銀行を抱えていたが、米国の方が深刻な危機に直面し、今回の場合も同様だったと著者はいう。p221 これは初耳だ。

今回新しい金融システムの構築で提案された一番の「ミソ」はシステム的に重要な金融機関が破綻の瀬戸際にある時に、その業務を整然と引き継ぎ、解体できるようにする法的手段を政府に与えることらしい。p223 日本にはあるのだろうか? あの山内証券が潰れた際にはどうのように解体されたのだろうか? 経済素人には知識がない。

著者によるバニー・サンダース評がここでも書かれている。それによればサンダースは強烈なポピュリストだが個人的に会うには何も心配していないほど、清々しい純粋なところがあり、現実世界の複雑さとは無縁のものに見えたとか。p233 成る程と思う。著者は述べていないが、彼サンダースは「純粋だが政治家としての能力には疑いを持っていた」ということだろう。

ここでの教訓は現在のコロナ禍でも参考になるだろう。即ち、
『然るべき時が来たら、金融引き締め政策を実行できる戦略を持っていることを予め明らかにしておくことが重要』

だと著者は考え、実際FRBのウェブサイトにその計画を投稿していたという。p260 もちろん、その戦略に対して批判はあるだろうが、それは関係ない。計画があり目安を予め示しておくことは非常に重要。いま、日本ではそれが政府でなく自治体に任されている。

次にやってきたのはあの「ギリシャ危機」だった。そこに至るまでの過程にユーロの問題がある。単一通貨ユーロが主要11ヵ国に1999年に導入され、p265 そのあとで「ギリシャ危機」を引き起こす当のギリシャが2001年に導入した。この際、参加資格として、財政赤字が年間生産額の3%上限とされたものをギリシャが統計を捏造して13%を3%にして誤魔化した。つまり、ユーロの問題は、財政政策は各国が独自に決め、税金や支出についても同様に各国の中央銀行が扱っている一方で、借り入れはユーロという、金融政策を他人まかせにするという矛盾が起こったという。p267  つまり、多額の資金を投資家が低い(ユーロの)金利で貸すことになったのは、ファニーメイやフレディーマックのように最後は米国政府が保証するだろうという国家レベルのモラルハザードだという。p268 

それはよく理解できる。以前私も通貨を共通にしても社会保障制度や医療、教育制度がバラバラに運用される矛盾を感じながらEUの理念に対する信念には敬意を感じていたので<ヨーロッパの挑戦>と名付けたことがある。
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