2020/10/26

中高年男性症候群 & 『人口ピラミッドがひっくり返るとき』7  お勧めの1冊

<中高年男性症候群 3>
まだ福岡は暖かく、屋外で読書とネット検索ができる日々に感謝。「人をダメにするソファー」に背もたれしながら優雅な週末を過ごしました。でも昼過ぎには本当に「ダメになりそう」になり、気分一転シャワーを浴びて外出。いつものモールのスタバにGO! 

今日は人が非常に多く、珍しくカウンター席しか空いてなかった。それでもお客さんが多くなったのはいいこと。

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そこで本を読みながら考えた。先進国では20代後半よりも40代後半の労働者が多い。とりわけ日本において平均年齢はほぼ50歳。中年がだぶついている。企業側としては若者は安い賃金で雇えるし、また適応性も高い。それで最初に日本の企業が行なったことは比較的高い退職金を用意して中高年の早期退職を促したこと。周辺でもそうした早期退職制度を利用して退職した同期が沢山いる。
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これは少し考えたら解りそうなことだが、十分に働ける労働者を年金受給者に変え社会保障費を増大させれば、それでなくても超高齢者社会の日本では年金制度の破綻を引き起こす。それで現在では逆に定年延長に動いている。それで折衷案として「再雇用」という制度をとった。早期退職をさせて、その後それまでの半分程度の賃金で同じような仕事をさせるという制度だ。65歳が定年の大学職員と違い多くの同級生は55〜60歳くらいで再雇用になった。そうした同級生と同窓会で顔を合わせると「現役でいいね〜」と羨ましがられたものだ。 <でも余分に8年も大学院と留学にかけているのですが…

今後「人生100年時代」が来るなら、この傾向はさらに進む、人生で少なくとも1回、あるいは2回の転職を考えないといけない。これは会社を替わるのではなく職種を変えること。何故ならタイピストのようになくなる職種がでてくるのだから。 だから再雇用は退職者の再教育を必要とする。中高年は世の中に追いついていかなければならない。そうでないと社会のお荷物になる。


…そんなことを考えていたら、国勢調査の仕事をやった時のことが頭に浮かぶ。インターネットを使わないことが、むしろトレンディーであるかのように勘違いしている中高年。ネット回答できなくても少しも困らないと公言する。

『いやいや、困るのはあなたではない、困るのは周囲の人間だ』と言ってやりたかった。

その人が郵送した調査票をいちいち手入力している人がいることを想像できない人たち。これが私のいう日本の中高年男性、社会のお荷物になっている層のこと。

知識や能力は自然と身につくものでは無い、それなりの時間と労力をかけて学ぶことをしないと決して身につかない。




<今日のニュースから>
先日、ハザードマップへの記載が千葉では極めて低い(33%)が、東京ではほぼ100%で、これだけ遅れているのは自治体(特に首長)の能力の差かもしれないと述べた。しかし、これは千葉がこれまで「地元の同意」を求めていたことが理由でこれを止めたら、登録率が上がっているらしい。また担当職員を大幅(2人から10人以上)に増やしたこともある。前のblogで「首長の能力の差かもしれないとしたが、これは必ずしも正確ではなかった、理由の半分というところだろうか? 今回「地元の同意」を廃止し、かつ事務職員を増やしたので解決した。
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https://blue.ap.teacup.com/applet/salsa2001/5944/trackback

いずれにせよ、背景には不動産価格への影響を心配する地主の存在があるが、住民同意は必要なプロセスではないので自治体の判断で廃止にすれば良い。私の住む町にも以前、川の氾濫や崖崩れがあった場所がハザードマップに記載されていない場所が存在し、そこに新たな団地が造成された。ただし、この場所は側から見ても危険じゃないか?と思える場所なので入居住民の意識の問題もあるだろう。なお、現在全国的には指定率は93%だとか。



『人口ピラミッドがひっくり返るとき』7
アパレル、ファッション関連の記述がある。リーバイスやナイキ(著者によればナイキはスポーツ用品ではなくファッションだと断言している)の苦境の原因として著者は、

「ファッション産業は15〜24歳の数が減っている」ことと「親が身につけた物はカッコ悪いと相場がきまっている」のが原因だと。 p135〜136

これは「ちー」さん、のところでも取り上げたが中国でもこの世代は減っている。しかも将来の中国の若者が現在の若者、将来の中高年のファッションをカッコ悪いとして真似しないとするならば、今後中国のファッション業界も米国で起こったのと同じような推移をとるかも? つまり、今流行っているファッションはこれから先20年後の次世代には「カッコ悪い」と嫌われるということだ。
https://ameblo.jp/changzi728/entry-12632947289.html

ではどうするか? この著者も、肝心な処方箋についてはわからぬようで『既存の顧客を疎外しないで新規に市場に入ってくる消費者にアピールすることだ』と解り切ったことしか述べていない。

米国の小売業は国内に留まれば人口減少で飽和状態になっているので価格競争に巻き込まれる。しかし国外ではブランドが通っていない場合そう簡単には通用しない。これは米国の小売業についての話だが、p141 読んでいて別のことが頭に浮かんだ。それは今、米中対立で経済のデカップリングが進むなら、もともとブランドが確立していない中国の小売業は益々厳しいことになるだろうということだ。

また著者は『青年期に形成された文化的意識をそのまま持ち続ける』とする。p150 新しい世代、著者はここでX世代と呼ぶが、この世代はベビーブーム世代よりも保守的であるだけでなく、p151 その消費行動も違うという。これはライフステージが同じ場合でもそうだとする。つまり同じ40代でも消費行動が異なるということらしい。p166

ここで高齢化解毒剤!としての移民が挙げられていた。p159 確かに移民の年齢層は10代から20代で絶大な効果があることは間違い無い。しかし同時に強烈な副作用もあることは今ではよく知られている。イギリスでは1993年段階で全人口の6%というが、移民の最大の効果はその出生率だ。
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