2021/4/10

いやな予感 & 『AIが変えるお金の未来』3  お勧めの1冊

<いやな予感>
以前アストラゼネカのワクチンの副作用としての血栓について以下のように述べた。
https://blue.ap.teacup.com/applet/salsa2001/6509/trackback

『同じタイプのジョンソン・エンド・ジョンソンのワクチンの結果でわかるはず。』

ところが、今日のニュースで、アストラゼネカと同じ、アデノウイルス型DNAワクチンのジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)でも、接種後に血栓症を発症した報告の解析が進められているらしい。
https://news.yahoo.co.jp/articles/9546366df2a1d4ba2f19a10b596467fc46e140d5

以前に以下のような研究があるらしい。
http://www.jsth.org/glossary_detail/?id=351&ret=category

<アデノ5型ウイルス(Ad5)は、遺伝子治療の研究で最もよく用いられてきたウイルスベクターで、Ad5hexonの3量体は凝固第X因子と親和性が高く、1ヴィリオンあたり240分子のX因子が結合するらしい。この凝固第X因子は自然抗体と補体によるAd5への攻撃を防ぐことが明らかにされたことから、アデノウイルス血清5型(Ad5)の感染に必須であることが明らかになった>

つまりアデノウイルス5型ベクター系を有効に働かせる場合には凝固第X因子と結合することが必須で、これはもしかすると、今話題になっている血栓形成に関連があるかもしれない。

但し、アストラゼネカはチンパンジーアデノウイルス、ジョンソン・エンド・ジョンソンは26型なので上で使われている5型ではない。しかし種は若干違うが、同じアデノウイルス、単に他では解析されていないだけかもしれない。因みに中国の康希諾生物(カンシノ・バイオロジクス)は5型。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO61944150X20C20A7000000/

いずれにせよ系が複雑になれば成る程、予期せぬ副作用というものが出てくる可能性が高い。その点mRNAワクチンは極めて単純な系でmRNAにコードされた蛋白しか発現しない。複雑系でないだけいいかも?

勿論史上初の試み、全く予期せぬ副作用が出てこないとも限らないが…




『AIが変えるお金の未来』3
第3章の保険の話が面白かった。冒頭に個人遺伝子解析や完全自動運転が実現されれば、がん保険や自動車保険は一変するとする。p97 

確かにそれはあるだろう。但し、昔の専門から言わせて貰えば、ガン遺伝子に関しては一部(家族性のもの)で、多くは加齢に伴う確率的な部分が多いのでそうはならないだろう。但し、予防の面では明らかに利点があるはず。高血圧になりやすい家系だとか、そうした人には生活上のアドバイスが可能になり。それを達成すれば(下記の運動記録などで)保険料が下がるインセンティブを与えれば良い。

ウェアブル端末による、運動記録や血圧、そしておそらく光学的な血液診断(例えば最近話題になっている酸素含有量)などで病気の予防には貢献するはずだ。実際、今でもiPhoneのアプリで運動の記録(移動距離、歩数、登り階段数)を毎日取っているくらいだ。もし、「毎日1万歩以上歩けば月々保険料が千円安くなりますよ」と言われれば、今毎日30分程度の散歩を1時間にして頑張るかも?(笑)

これまでの保険がリスクに「備える」のに対し、これからの保険はリスク「低減」に働くとなると、全く機能が異なる。p106 つまり、前者が『大数の法則』的な「相互補助」的な役割を担うのに対し、個々のリスクそのものを低減する方向に向かう。p111

しかし、この方向での保険は実は深刻な問題をはらんでいる。つまり、最初から保険に不利に働く人が保険から排除あるいは不利な立場になるということだ。持病を持っている人や先天性の障害を持つ人は排除されたり、高い掛け金がかけられる。

自動車保険の方が現実的でよりインパクトが大きい気がする。完全自動のシェアードカーが普及すれば保険は所有者にかかるのではなく、製造元あるいはシェアードカー運営企業にかかることになる。それは当然だろう。利用者はバスを使うのと同じ単なるユーザーなのだから。
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