2021/5/5

正常性バイアス実例 & 『キリギリスの年金』  お勧めの1冊

追伸:
梵さんのところのコメント用に追加で図を1つ入れる。

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BackUpサイトに書き込みがあったように「正常性バイアス」に突き動かされ、コロナリスクにも関わらずいつものモールのスタバに行く。曰く、
https://ameblo.jp/bigsur52/entry-12672494050.html

『これだけコロナ広がってるし心配だな。大丈夫かな? でも周りには罹った人誰もいないし、自分ひとり少しぐらい出かけたって大丈夫じゃね?』

連休の最終日なので人の出は少ないかな?と思い出かけたが、スタバは8割程度の混みよう。でも、せっかく出たのにもったいないので、窓際のアクリル板に囲まれた一人席に付く。人が少ない時はソファー席だが今日は念のため。

さて、コーヒーを飲みながら読み始めたのは陳舜臣著の『中国の歴史、近現代史1・2』。元々現在の香港情勢のことがきっかけで読み始めた『阿片戦争』だが、そこから『太平天国』、そしてこの本と流れてきた。いずれも著者が数年かけて書いてきた連載物で一気に読むのは問題があるような気もするのだが、逆に一気に読まなければ目標を失うような気もする。但し、この本は短篇集で何処でも一区切り出来るのが良い。

今日は中国近代の群像として、林則徐と曽国藩の部分を読む。いずれも高校世界史で名前だけは覚えた記憶があるが、殆ど本質的なことは理解していなかったようだ。先日、今の高校の教科書を拾い読みしてみると阿片戦争に関して、かなり内容の濃い事が書かれていた。半世紀前の受験生にはそれを受け取るだけの知性が無かったのか、あるいは当時はそれ程、歴史学そのものが高度化されていなかったのか、今となっては不明。



『キリギリスの年金』
明石順平著、朝日新聞出版、2020年初版。

冒頭に著者(現在35歳)が高齢者になる頃には年金支給開始年齢70歳になるだろうと書かれているが、p4 これは予測というよりも予定されたものだと考える。それに加え、支給額の3割減が年金制度の持続可能性を維持するために必要だと考える方だ。つまり、<定年70歳、年金支給額の3割減で年金の持続可能性の問題は解決する>というのが私の結論。その根拠の計算式として、以前以下のような数字を出した。

平均寿命 85―65=20 > 85―70=15 15/20=0.75
年金支給額の30%減額 > 0.7
故に、0.75 x 0.7 = 0.525 総年金支給額の半減=持続可能な社会保障
https://blue.ap.teacup.com/applet/salsa2001/5455/trackback


以前、話題になった「2000万円問題」については、数字を出しながら、これが<かなり恵まれた人の場合>という。p17 その理由はこの計算が平均値を使い(中央値はさらに所得、貯蓄が少ない)夫婦2人のモデルケースから計算されているから。(これからは単独世帯が増える)確かにそうかもしれない。その意味では『十分やっていける自信がある』とした私は恵まれた方?

とまあ、これまで色々議論し、考えたような話が続くが、今、この本に期待しているのはMMTについてなので先の章を先に読む。

ここでも先日私が個人的体験として頭に残る財政への信頼喪失から来る通貨安インフレのことが書かれている。p191  まさに「我が意を得たり」との印象を受けた。

個人的経験とは留学時代のメキシコ貧乏旅行である。時は八十年代後半。メキシコは財政の信頼喪失から当時のペソ?に対する信頼がメキシコ国民から失われていた。だから米ドルが普通にどこでも使えたし、むしろそちらの方が喜ばれ、しかも1日1日レイトが変化する(ドルの価値が上がる)だからキチキチの生活をしていた貧乏学生がメキシコでは優雅?な旅行ができたのだ。

そんな経験をMMT論者はしたことがあるのだろうか? 勿論有名な大学教授(京大の藤井聡氏)とかがMMT論者なのは知っている。しかし、自国の通貨が信頼を失うということはこういうことだ。それでも偏見を持たず、勉強してみる。
https://www.youtube.com/watch?v=0QdKdlyrC1w

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