2012/6/25

『奇妙な経済学を語る人々』 3  お勧めの1冊

今朝の『ビジネス展望』は日本総研の山田氏。

同氏は日本の成長戦略はやはり製造業だとの考え、私も1億の人口を支えるのは製造業でITやサービス業では十分な人口を支えられないと考えるので此処は野口氏とは違う意見。
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あとの話は取り立ててのことはなし。



『奇妙な経済学を語る人々』 3
『貸し出しをせずに、長期の国債ばかし運用している銀行があるかもしれない。そんな銀行は確かに金利が上がれば困るだろう。しかし、そんな銀行とはどういう銀行だろうか… 1%以下の10年もの国債ばかしを持っている銀行とは、日本経済が永久に不況であり、永久に金利が上がらないと思っている銀行だ。 …そんな奇妙な銀行の為に(金融政策は)なされるものではない…』 p98

確かに金利があがれば損することが判っているのなら、むしろ金利が上がらない方に動こうとする。それが自然な流れだろう。もし多く金融機関がそうなら日本は永遠に不況から脱出出来ないことになる。

経済とはインセンティブの体系であって、デフレが続くことに賭けた人が損失を被り、デフレが終わることに賭けた人が利益を得れば、すぐさまデフレは終わる。p213

   非常に明快で判りやすい。

次に社会保障についても明快に著者は語る。



年金の国際比較 p171

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この表でみれば、他国は日本の60%程度の支給率。

そこで著者は年金額を減らすべきと主張する、これは正しい方向だと思う。さらに生活保護の支給額も減らすべきだと。年金と生活保護の支給額に差が小さければ誰も年金保険料を払わない。p175

実に明快で正しい

さらに著者はこれがよい方向に動くとも指摘する。

つまり、
現在の生活保護が高過ぎる故、給付に当たって厳しい審査がある。これが大きく減額できれば審査も軽くなり、ハードルが低くなる。p175 

貯金は駄目だとか、車は駄目とかがなくなれば、生活保護から自助の方向に復活できる可能性も高くなる。 多少の貯金がなければ仕事も探せないし、田舎だと車がなければ仕事にもいけない。 いまの給付条件が生活保護からの脱出を難しくしているとの指摘もある。
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