2012/6/28

『中国農民調査』 2  お勧めの1冊

『中国農民調査』 2
<1994年、安徽省臨泉県白廟鎮の出来事>
著者がこの土地を取材で訪れた2001年の冬、路端で農民が売っていた500グラム(1斤)のネギの値段が0.06元、白菜が1斤で0.1元だったとか。p81

中国では野菜がとても安い、その為農民は十分な現金収入を得る事が出来ない。このことが色々な食の安全を脅かす事件が起こる背景にあると感じる。一方で、食文化として食べきれない程の料理を注文する習慣がある。無駄にされた食品と安すぎる農産物その間に関連があると感じる。

白廟鎮の事件で逃走した農民の数は1,000人とか、p96 これが外に報道される場合は「*農民暴動」となるのだろう。

*『(2004年〜2006年の)暴動は74,000件、(2005年には87,000件とのデーターもある) 100,000件以上、120,000件』 
http://blue.ap.teacup.com/applet/salsa2001/1582/trackback


時折、日本でもニュースとなって耳にするが、その一部は横暴な役人からの集団逃亡なのかもしれない。 もちろん、数に任せての暴力沙汰は成り行きで起こりうる

ここで紹介されている事件が中国全土で起こる所謂「農民暴動」そのものなのかは判らない。しかしその一部ではあるだろうし、本物の暴動事件もその背景は同じようなものと感じる。

この本、中国では発禁処置になっている。当時、ネットでは一部が流れたらしいが、今では遮断されて何事もなかったかのように誰も注目していないにたいだ。むしろ海外で話題になっている。 しかしこの本、決して反政府的な内容を含むものではない。 おそらく内容が余りにも悲惨なことと、全て実名入りなのが発禁の理由なのかもしれない。 

体裁は多くの中国で流通する本のように「正しい中央」、「中央の指示を無視する地方役人」という構図になっている。しかし中国国内で発表する以上、それは少し差し引いて考えた方がいい。
0



トラックバックURL

トラックバック一覧とは、この記事にリンクしている関連ページの一覧です。あなたの記事をここに掲載したいときは、「記事を投稿してこのページにお知らせする」ボタンを押して記事を投稿するか(AutoPageを持っている方のみ)、記事の投稿のときに上のトラックバックURLを送信して投稿してください。
→トラックバックのより詳しい説明へ



teacup.ブログ “AutoPage”
AutoPage最新お知らせ