2016/3/30

批判の批判   試行,指向,志向、思考

<ここまでの理解>
間違っているかもしれないがピケティの本の一応のまとめ

資本収益率=r は西暦1,700〜2010年の間、平均で年4%程度とする。それに対し成長率=gは1.5%程度。故にr > g。 ただし、ヨーロッパと日本は戦後の短期間、これを越える成長率を示したようだ、これが戦争による資産の破壊と相まって比較的平等な社会が一時期できたということか? (一時期というのは、その後また回帰する傾向があるから)
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その時期は所謂、「トリクルダウン=trickle down」が起こった時期と考えると、トリクルダウンが起こるのは上記のような特別な時期だけなのかもしれない?? それなら、アベノミクスでtrickle downが起こるとは限らない。否、全体的な論調ではそれはないと著者は述べている。

さて、ここまで読んだところで一度、他の人が彼ピケティをどのように評価しているのか気になった。それで週末、図書館に行って関連書籍を調べてみて2015年、2月14日号の『週刊ダイヤモンド』第107巻、7号(通巻4568号)、に特集が載っていることが判り、早速借りて読んでみた。

まず、アゴラの池田信夫氏。日頃勉強させてもらってはいるが、意見が合わないことの方が多い人。まず同氏は評価(支持率)を30点と一番低い点数をつけた上で、以下のように述べる。

「論証の仕方が荒っぽい」
この批判は的外れ。 ピケティも述べているように『理由はわからないが、調べたらそうなった』なのだ。ある意味論証は誰か他の人にやってもらってもいいというようなスタンス。だからこそデーターをネット上にオープンにして誰でも使えるようにしている。そう、ある人が指摘したように『モデル(理論)がどうであれ現実にデーターで格差拡大が示されているのが彼の強みなのだ」

「全ての国に当てはまらない」との批判に対しては、
当のピケティ自身がそれぞれの国で異なると述べている。彼のデーターからも直接言及されていなかったが日本はやや結論からはずれる状態を示していた。


次にあの竹中平蔵氏
意外にも評価は高く支持率70点。ただ竹中氏はどういうわけか、格差を減らさないといけないと言いつつも「GDPを増やして経済全体が良くならないと、全員が良くならない」と述べている。確かに経済成長は所得増大を起こすだろうから格差緩和の方向に動くかもしれないが、それでも俯瞰的にみて r > g だとするならば、格差は緩和されるだけで、長期的には格差拡大への方向性は変わらないと思うがどうだろう? 事実、ピケティは戦後経済成長しても現実には格差は減らないどころか、広がっているとデーターで示している。 それにしても竹中氏がピケティを評価しているのは正直驚いた

とまあ、大御所に対して恐れ多いことだが、それぞれの経済の専門家のピケティ批判を批判してみました。経済音痴の戯言ですお見逃しくだされ。
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