2007/3/11

「イブン・ハルドゥーンの経済論」&「ミーの墓」  

『イスラム世界の経済史』の最後に補論として「イブン・ハルドゥーンの経済論」という章がある。これは彼の「歴史序説」からのものである。この本「歴史序説」これまで西欧中世史にしても、イスラーム中世史を勉強するにしても必ず出来てきた本である。 しかしまだ読んだことはない。 経験的に、この手の本を読みこなすのは訳本としてもかなり大変だ、しかも読んで直接参考になるというものでない。これが私の勝手な結論。 パフォーマンスで考えると、その本の解説書を読む方がよいというのが結論である。

 …こんなことを書くと厳しい反論が来ることは覚悟の上だが、私の反論は1事、

『人生に許されている時間には限りがある、コストパフォーマンスのいい読書が重要』だとしたい。

さて、このなかで著者は彼、イブン・ハルドゥーンのこの書を評して、彼の文明論は都市中心なのは彼がエジプトのような高度な農業社会を見る機会がなかったからで、彼の文明論を知る上で留意すべき点であると指摘する。p218

いずれにせよイブン・ハルドゥーンは都市の定義を<政治や権力>の関係でではなく、「技術と貨幣の蓄積」でもってする。これはきわめてモダンな都市論。p229 さらに田舎が政治の原理でうごき、都市が技術と貨幣(著者はこれを、それによって活発化される市場経済)だとする。p231

…なるほどね、得した気分(笑)

写真は先日話題にした乳癌で死んだ「ミー」の墓。ローンの返済は大変だが、飼い猫の墓を庭に造れるというのはこの時代かなりな贅沢かもしれない。

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