2017/8/13

『希望の資本主義』2  お勧めの1冊

『希望の資本主義』2
7章の「知性という最大の武器」で佐藤氏は以下のように語る。

『安部政権という現象は、反知性主義の蔓延と関係しています。反知性主義者は、知性を憎んでいる…』p127 

これは内心密かに感じていたことと通じるものがある。だから「知らなくて何が悪い」といった考え方が相当出てきているがこれは、安部政権が

『そういうものの上に成り立っているのが今の政権』 だとの佐藤氏の指摘に同感する。p131

だから、お隣の国の「抗日・反日」に直で反応してしまう。何故、中国共産党政権が「抗日」なのか、同じ資本主義国で米国と同盟関係にある韓国が「反日」なのかの<理屈>を考える前に嫌中・嫌韓になる。もちろん感情的に判らないわけではないが、ここは知恵を出すべきところだろう。そしてそのためには知識が必要となり、より戦略的に対応すべきということだ。

最後に佐藤氏は再度、ピケティを取り上げ、
『ピケティ氏の議論では物足りないと思う人を念頭において、この本は構成されています』p159 と書かれていた。

まったく予想外のことであったが、この本が一気に読めたのはもしかするとそれがあったのかもしれない。ただし、私の場合、ピケティ氏の結論や議論に興味を持って読んだわけではなく、彼の方法論に興味があり、かつそれが教育に応用できると確信したことが彼のあの分厚い本を最後まで読めた理由だった。教育格差と国試合格率あるいはCBP合格率に相関関係があると現在では確信している。下の解析では非常に重要なデーター(特定されるため)を意識的に省いているが、そこに解く鍵があった。
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<データーベースとして>
平均年収350万のサラリーマンと投資銀行に勤めるバンカーの年収が億の違いをピケティは配分で問題視するが、佐藤氏によれば前者は「資本論」での「生産論」で後者は資本家間の利潤の分配論で分けて考えなければいけないと指摘。これは非常に納得できる。得した気分。さすが佐藤氏は『資本論』に詳しい! p159
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