2009/7/30

【研修を受けた伊東市の東海館】
朝来市議会の会派、清風会、
公明党、緑の絆で地方議会
改革、過疎対策について、
観光のもてなしについて7月
27〜28日、研修してきました。
地方議会の改革については、東京財団の政策研究部
赤川貴大氏より、全国各地で制定されている議会基本
条例について解説を受けました。
議会への市民参加を強化する条文がないのはニセ基本
条例であると斬られ、一般会議の開催、参考人・公聴
会制度、請願者・陳情者の委員会での発言、委員会の
公開、議会報告会の開催、議案への各議員の東京結果
の公開が求められていると話されました。
この点、朝来市の議会基本条例はニセ基本条例でない
ということがいえます。後は、どう実行するかが問わ
れてきます。
過疎対策については、総務省過疎対策室の佐藤啓太郎
室長から、これまでの経過や今年度で法律の期限が切
れる過疎地域自立促進特別措置法後のあり方について
説明を受けました。
現在、過疎地域は730あり、全域が過疎地域という
市町村は497あります。朝来市の場合は旧山東町が
過疎地として認定されています。
過疎対策事業債は元利償還の7割が交付税措置される
有利なものですが、平成21年度の計画額は2638
億円です。
現行法が期限が切れた後の新過疎法でも、旧山東町が
認定されるかどうかは、財政力要件が課題となりそう
です。
現在の財政力要件は財政力指数が0.42以下というもの
であり、朝来市の19年度決算では0.35となっていま
すので今後、制定される見込みの新過疎法で認定され
るかどうか厳しい状況になっています。
観光のもてなしについて、伊東市観光課企画宣伝係の
大川貴生主査より説明を受けました。
昭和3年に建てられた木造3階建ての旅館を、市の観
光拠点として改修して開放している東海館で伊東市に
おける観光の現状と今後の基本計画について詳しく話
されました。
伊東市を訪れた観光客のうち、毎年1000人程度か
らアンケート調査を行い、年代別、性別をはじめ様々
なキーワードから分析を行っています。
アンケートの分析にもとづき、楽楽さんぽの四季あそ
び、いとうぷらんぽ、三味線体験等で観光客を迎え入
れます。
ほたる、花、虫の音、満天の星、七福神めぐり、東海
館・芸妓稽古見学等のミニツアーコースを企画し様々
にもてなしていることも、説明を受けました。
一泊二日の駆け足の研修でしたが、これらから学んだ
ことを今後の議会活動に活かしていかなければなりま
せん。

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