久しぶりの投稿になります
実はこれには理由がありまして・・・
3月1日に父親が他界しました
入退院を繰り返した末、家族全員に看取られて、眠るようにこの世を去りました
長男の僕が、入院中の着替えの交換等をしてましたし、お袋の方も別の病院に、骨折で入院してましたので、時間が取れなかったわけで・・・
お袋の方も、葬儀は一時退院(外泊)という形で、無事に出席し、喪主を務めました
七七日(しじゅうくにち)の法要も済み、納骨もこの日に済ませ、その後、お袋も無事に退院
相続関係の話も、落ち着き、天気予報は悪かったのですが、次はいつになるか判らなかったので、
「東海地方、大雨の恐れ」
の天気予報を
「沼津は関東地方の隣だ!」
と勝手に解釈して、沼津へ行ってきました
市川〜沼津は、平塚経由で行きました
「かめや釣具店」でエサを仕入れる為です
かめや釣具に到着したのが、0時ちょっと前
市川出発が22時半頃だったので、渋滞無しのいい感じ〜で走った結果、順調に到着
ユムシ6個
イワイソメ100g
アオイソメ50g
もし、大物がかかったら・・・(釣ったことは無いんですけどね・・・)の為に、大きな枠の玉網
それと、ビニールカッパと長靴を購入
平塚からは、まず海(国道134号)を目指します
134号にぶつかったら、右折してあとは道なりに進むと、西湘バイパスにいつのまにか乗ってます
西湘バイパス〜箱根新道〜伊豆中央道と使って沼津口野へ
そこから、海沿いをひた走り、当初の予定だった「長井崎」へ到着
「・・・・・・・・・・・・・・・・」
誰もいない・・・・・・・・・
海も静か・・・・・・・・・・
なんとなく恐い・・・・・・・
雨も降ってきたし・・・・・・
そんなわけで、急遽場所を変更!
車を横付けで出来る場所を探しながら、木負の港までやってきました
木負の防波堤まで行こうと思ったのですが、防波堤は車から離れてるので、却下
根元の岸壁なら、車の横で釣りはできるけど、その手前にある岸壁をちょっと覗いてみよう!
車から降りた瞬間、我慢できなくなりました・・・
トイレではありません!
釣りの虫がうずきだしたんです!(それなりに明るいから恐くない)
誰もいないから、どっち方向にも投げられる!(迷惑をかけずに済む)
早速、車を止めて、準備にかかります
竿は全部で4本
@トーナメントサーフ30-405にチームダイワX4000(4号PE)
30号の遊動式天秤に市販の投げマダイ仕掛
エサ:ユムシ+イワイソメ
Aプライムサーフ25-425にトーナメントS4000(4号PE)
25号の誘導式天秤に市販の投げマダイ仕掛
エサ:ユムシのみ(後半戦でユムシ+イワイソメ)
B3000円で買った、投げ竿25−425にウィンドキャスト4000
25号の誘導式天秤に市販の投げマダイ仕掛
エサ:ユムシ+アオイソメ
C12fのシーバスロッドにトーナメントS3500(3号PE)
15号のオモリに市販の胴突き仕掛(2本針)
エサ:上針:イワイソメ 下針:アオイソメ
(たまにどっちがどっちだか判らなくて、交代あり)
右側から川の流れ込みがあります
水深は、その川の影響で、それほど深くはない模様
右から順に
A⇒60m
B⇒50m
@⇒80m
C⇒50m
の距離に扇形を描くように投入

左側に見えている壁の切れ目は、取り込みにちょうどいい感じ
10分に一回、ちょっと手前に誘いを入れるようにして、車の後部ゲートの下に雨宿り
その繰り返し
上止まりは5:30頃・・・
釣りの開始が深夜2時だから、前半戦は3時間が勝負
しかし・・・・・・・・
竿先が揺れない・・・・
ベタ凪どころじゃないくらいにベタ〜〜〜〜
波があると、それに合わせて竿先がおじぎするもんなんですけど、それすら無い・・・
1時間がたったでしょうか・・・
2回目のエサの付け替えのために、仕掛けを回収していると、@の竿にかすかな生体反応が・・・
「えっ・・・なんかくっついてる?」
上がってきたのは鉛筆のようなアナゴ
(そのままリリースの為、写真はありません)
その小さなアナゴが、大きなサーフマダイ用の針にかかってる・・・
「どんだけ、腹減ってたんだよ!」
「てか、よくこの針にかかったね・・・」
そして、3回目のエサ投入
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
何事も無く過ぎてゆく時間・・・・・・
夜釣りの友、ゴンズイすらいない・・・
「つまんねぇ〜〜〜〜!」
飲み物の量が増えていく・・・
やることが無いから、ジュースを飲むしか、することが無い・・・
そして4回目のエサ交換
やっぱり生体反応がないままの30分・・・
5回目の交換に、立ち上がった時、トイレに行きたくなった・・・
そりゃそうだ・・・飲んでるもん・・・
ここの岸壁、綺麗なトイレがあるので、女性でも気軽に来れると思います
で、用を足して、トイレから竿を見ると、Cの竿が揺れてる!
いや、揺れてるなんてもんじゃない!
竿先につけた鈴の音が、トイレの前まで聞こえてくる!
(ように感じるくらいに、バタバタしてる!)
「ダ〜〜〜〜ッシュ!」
周りに誰もいなかったので、マジに声に出して、走り寄って、竿をあおって合わせる!
ドラグフリーなので、スプールを手で押さえて合わせるのは忘れませんでした
その後、指ドラグをかけながら、ドラグを締めて、やりとり開始!
「お・・・重い・・・」
「あっ・・・走った・・・」
「それにしても、重い・・・」
「もしかして・・・サメかぁ・・・」
と思った時、首を振るような、ガンガンガンッ!という引き
「あれ? サメっぽくない・・・」
5分〜10分(までは確実にかかってないけど・・・)のやりとりがあっただろうか・・・?
やがて、魚が見えてきた
「げ・・・サメっぽい・・・しかも、ちいせぇ〜し・・・」
更に近付くと
「あぁ〜〜〜〜っ! クロダイだぁっ!
しかも、でけぇ〜っ! すげぇ〜〜〜っ!」
かめや釣具で買った玉網が、早速役に立ちました!
「やった〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ!」
(これは声には出してません)
30cmは確実に超えてる!
興奮の坩堝と化した、僕の釣り魂
しかしながら、それからまた、生体反応の無い世界が・・・
6時を過ぎた頃から、雨脚がめちゃくちゃ強くなった・・・
そろそろ潮時かな・・・
釣れてない時は、なかなか来ない潮時も、釣れているとかなり潔い
余ったエサを(といっても、そんなにたくさんは無いんだけど・・・)海の中を見ながら、ちょろちょろと投げ込む
海底まで、誰にも邪魔されずに届く・・・
本気で何もいない・・・
なんて事をしていたら、Aの竿の竿尻が浮いた!
しかも、糸がどんどん出て行く!
慌てて掴んで、手ドラグ&合わせ!
指ドラグ&ドラグの締め込み!
やりとりを開始すると、なぜか隣のB竿と@竿が首を振り始める・・・
魚はドンドン暴れ出す!
「さっきのより、でかい!」
「やばい・・・他の竿が危ない・・・」
と思って、他の竿を地面に寝せようとしたら、竿が軽くなった・・・
「あっ・・・ばれた・・・てか、やっちゃった・・・」
これで気持ちも切れました・・・
帰りもほとんど渋滞無く、快適に帰ってこれました
途中、眠くなることも無く(てか、釣った魚を思い出すと、眠気もぶっ飛ぶ!)沼津〜市川間を走りきりました
さて、これがそのクロダイ

写真ではまな板の42cmを超えているように見えますが、それは遠近法の錯覚です
実寸は40cmジャスト!
自己記録更新!
つ〜か、よく考えたら、初めてのクロダイだよ!(チンチンクラスは除く)
次は「歳無し」かぁ〜〜〜っ!
って、すぐに調子に乗るのは、釣り師の性ですかね〜〜〜!

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