親父が亡くなり、その後色々な手続きやら、様々な行事等、休みの日の殆どを走り回るだけで過ごしてしまい、釣りどころではありませんでした。
行くには行ったのですが、釣行記録として残せるようなものは無く…
今年の釣り始めは市川〜習志野のスズキ釣り
これは、親父が亡くなってから、夏あたりからほぼ毎週行ってました。
それなりの成果もありましたが、詳細は今までもこれからも書こうとは思ってません。
ポイント等は、やってる方なら誰でも知っているであろう場所ですし、一度現場で
「この頃はブログとかで詳しく書き過ぎですよね…場荒れとか言うもんじゃないですよ…人が投げてる処に平気で入ってきて、挨拶もなしにラインにクロスさせて投げ込んでくるし…だいたいそういう奴に限って、ゴミとか平気で捨てていくんですよね…」って話を聞いたからです。
釣りは本来、楽しい趣味のはず。
自分だけが楽しいではなく、みんなで楽しむ趣味の世界として、これからも発展させていける、多くの人が気持ちよく参加できる世界として、みんなで育んでいきたいですね。
さて、今年最初の遠征地は
「鹿島で座布団カレイ!」
(せめて子供用)
東関東自動車道で潮来まで、鹿島の公共埠頭まで自宅から2時間弱の道のりです。
途中、アタック5神栖店にて、エサの仕入れ。
ここ、初めて使わせていただきましたが、ビックリしました!
大きな駐車場があり、お店に向かって左側が「アタック5神栖店」、右側が「ヤクスドラッグ神栖店」となってます。
まずは食糧と思い「ヤックスドラッグ」の入り口から入店。
って…あれっ?…あれれっ?
店内は薬屋さんと釣具屋さんが一緒になってて、お会計は一緒のレジで行います。
つまり、どっちから入っても、店内は一つ。
しかも、薬のスペースが一番狭い…
レジの人は白衣を着てるので、本来は薬屋さんのはず…
入り口から向かって、
一番右側が薬
真ん中のスペースが食料品と日用雑貨
左側のスペースが釣具
割合から言えば
薬:食糧・雑貨:釣具=1:3:3
くらいの雰囲気
本来は薬屋さんってことですが、逆でしょ!って感じです。

(笑)
更に驚きなのが
「イソメ類をご希望の方は、店員にお申し付けください」
店員さんって…どこを探しても、その白衣を着た人しか見当たらない…
勇気を持ってその人に声をかけると、その人がイソメをパックに入れてくれた!
きっと釣りが好きな薬剤師さんなんだろうなぁ〜
公共埠頭はタモが無いと、大きな獲物がかかった時は厳しいので、タモ購入
(実は忘れ物してた…)
その時に
「公共埠頭は4.5mのタモで届きますよね?」
って聞いたら
「さぁ…私は詳しくないもので…」
(えっ…この人、釣りはやらないの?)
まぁ、アタック5の話はこれくらいにして…
って、オマケ!
この店員さん(もしかしたら、経営者の方かも…)、目方販売のイソメを10gくらい余計に入れてくれました!
赤イソメ(岩イソメ)2パック
青イソメ1パック
買いましたが、赤イソメ20g、青イソメ10g増量でした〜!
現場の公共埠頭に着くと入り口に大きく
「釣り禁止」
の看板…
(ここもダメなの…)
と思い、公共埠頭の南側にある「東電給水口」に向かいました。
給水口の近くの小さな港の岸壁から投げれば、アジ釣りの人達の邪魔にはならないだろうと思い、港側に車を駐車。
車内から給水口方面を見ると、誰もいません。
(チャ…チャンス!)
アドレナリン出まくり状態!
車のドアを開けた瞬間!
僕の手を引くのは誰?
ってくらいにドアが風で持っていかれる!
凄い強風!
一応追い風っぽいけど、とにかく背中を押されるし、寒いし…
(こりゃ、波崎か銚子に移動かな…)
とりあえず、給水口の上を反対側に渡りました。
誰もいない給水口と駐車スペース…
なんか不気味…
冷めたアドレナリンは、悪い方へと僕の気分を持っていきます…
(何かあった後なのかなぁ…悪い予感が…)
でも、とりあえず外へ出る。
(あれっ? 風がそんなに吹いてない…)
(チャチャチャ〜ンス!)
急いでタックルを準備!
イソメを赤青ミックスつけて、1本投入!
アドレナリンが再び噴射!!!
軽く投げても200mの糸がほとんど無くなる!
ってそんなはずあるわけない!
海上はやはり強風状態…
糸ふけが出まくってるだけの事でした…
糸ふけを取ると、ラインは60mくらいしか出てませんでした…
気を取り直して、2本目を投入
こちらは80m位のところに投入
(けっこうフルスイングしたのに、これだけしか飛ばなかった…)
しばらく竿先を見つめる…
インターラインの竿の先に着けた鈴がかすかに鳴るのを聞き逃さなかった!
エサをたっぷりと付けていたので、前アタリかもと思い、少しだけ糸を送る
(送ったところで、強風なのでなんの役にもならないと思いますが…)
そして今度は、リールをゆっくりと巻くと生命反応あり!
軽く合わせて、巻き上げる!
重い! すんげぇ〜重い!
暴れないけど、ハンパなく重い!!!
やばいっ! タモ買ったのに、セットしてない!
やがて見えてくる魚影
ん?
暗闇の中、給水口の灯りで見える魚影は何か変…
でも、ちゃんとピクピクと生命反応を送ってきてる…
抜き上げたのは、20cm弱のペンシルアナゴ…
重かったのは、下針についていた、おそらく傘の布の切れ端…
まぁ、小さいけど、釣れないよりはいい!
先は長いぞ!
幸先のいいスタートだ!
出ていたアドレナリンを消さないように、気持ちだけは維持させようと必死!
少し落ち着いたところで、腹の虫起動!
晩御飯を食べてなかったので、コンロのセットをし始める。
(今日の晩御飯は、マルちゃん正麺! コーヒーもいつでもいけるように、お湯も沸かしておこう!)
ポツリ…ポツリ…

雨だぁ…
アルファードのリアハッチを開いて、その下でコンロをセットしようとしたが、雨が横から入ってくる…
コンロを濡れないようにすると、自分が濡れる…
雨は朝方には止むって天気予報が言ってたから、それまで待とうと準備をやめる
そこから、沈黙が続く…
車の中から竿先を見つめる…
睡魔が襲ってくる…
仕掛けを動かすために、リールを巻く
雨が降ってるから車に戻る
仕掛けが近付き過ぎると、根掛かりするので、適当なところで竿を上げて、エサを付け直して投入
再び車に戻って竿先を見つめる…
何回繰り返しただろう…
時刻はいつの間にか5時…
エサも残り少ない…
やがて、空の色が少し変わり始めた。
「チャリン!」
来た…やっと来た…この際、何でもいい…
釣れたのは、さっきより少しだけ成長したアナゴ
「もっと大きくなってから会おうね…」
と海に帰ってもらう。
ちょうどこの頃から、雨の中に白く舞うものが混じる…

雪かよ…
この頃、竿は3本に増えていた…
残りエサから言えば、最後のエサになるな…
アナゴが釣れた竿にエサを付けて、超フルスイング!
バチッ!
投げ方が悪かったのか、糸が傷んでいたのか…オモリと仕掛けだけが飛んでいきました…
もう、どうでもいいや…
飯も食えなかった…
そもそも、鹿島でいい思いをした事無いもんなぁ…
完全に気持ちが切れました…
竿を片付けようと思ったところで声をかけられ、世間話と釣り談義が始まりました。
その間も、ドンドン強くなる雪…
僕の車のハッチの下で、雪を逃れながら弾む話
結局、投入してあった2本にアタリは無く、最後の巻き上げでくっついていたのは、イトマキヒトデ…
竿が振れたからいいんです!
写真なんてとってないです!
もう、ど〜ぅでもいんです!
来月はカレイを求めて、波崎か銚子
風向きによっては、木更津かなぁ…
最後まで読んでいただいた方には、感謝申し上げます。
今後とも「釣れなかった釣行記録」をよろしくお願い申し上げます。
撮ってないと言いながら、ほんの少しだけ…

給水口のところ
一番奥まってる所なのに、けっこうな波がある

それもそのはず…煙突の煙が横に流れてる…

結局、遊んでくれたのは、コイツとアナゴが二匹…
それと、見ず知らずの話好きなおじさん
淋しかったから嬉しかったけどね!


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