日経BPのweb媒体
『ECOマネジメント』に書いた
アイドリングストップについての記事が公開されています。
記事中でも触れていますが、アイドリングストップの燃費向上の効果は想像以上。アイドリングで停止する機会の少ない(渋滞していない)高速道路と、逆に渋滞の多い都市部での走行などシチュエーションによって効果は異なりますが、いろんな試算によると1割程度は燃費がアップするようです。
ハイブリッド車の燃費向上は(1)モーターによるアシスト、(2)エネルギーの回収(回生ブレーキ)、(3)アイドリングストップの3つによってもたらされているわけですが、ある開発担当者によるとモード燃費(カタログ燃費)の向上に占めるアイドリングストップの効果は大きくて「だいたい半分弱はアイドリングストップによるもの」なのだとか。ある雑誌のエコドライブについてのテストでも、さまざまな方法の中で一番効果があったのはアイドリングストップだったらしいです。しかも、ハイブリッドなどに比べると圧倒的に低コストで導入できます。
効果が大きく、コストも掛からない割に、アイドリングストップに注目した記事というのは、ほとんど見たことがありません。そんなわけで自分で書いてみました。マツダの直噴エンジンを活用した
「i-stop」や、日産の
マーチなどに搭載されている技術、そして
「エコヘルパー」という後付けのアイドリングストップ装置について書いています。おかげさまで、日経BPの環境ポータル
『ECO JAPAN』のアクセスランキングでも、公開初日に1位になりました。
なかでも、個人的に注目なのは後付けのアイドリングストップ装置。あまり知られていませんが、4月から環境省の補助金もスタートしていて、装置の本体価格の半分が補助されます(購入前に申請が必要)。ほぼどんな車にも取り付けできますし、走り方によっては40%以上燃料消費を減らせたというデータもあるそうです。取りあえず、僕も取り付けてみようかと思っています。

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