厚生労働相の諮問機関、中央社会保険医療協議会(中医協)は25日、心臓移植、脳死肺移植、脳死肝臓移植、膵臓(すいぞう)移植に4月以降 保険を適用することを発表しました。
今までは手術前の検査費や移植後の投薬費なども合わせ、心臓移植は1000万円以上、肺移植は1000万円近く、肝臓移植は数百万円が必要であったものが、全面的な保険適用と高額療養費制度による払い戻しにより、10万-20万円で済むようになるということです。
昨日 大阪で入院中の男性が脳死判定され、41例目の脳死移植が行われると発表されました。心臓は東京女子医大、肺は岡山大学、肝臓は九州大学、膵臓と片腎臓は京都府立大学、もう片腎は近畿大学で移植手術が行われるそうです。
心臓移植など 実際にこのように行われていながら、保険適応になるのが今年の4月からでは、今回も含め今までの患者さんには適応にならないということです。先進国でありながら1000万という大金を支払わないと命が守れないというのは大きな問題だと思います。国(厚生労働省)には国民の健康を本気で守るように迅速な対応を期待したいものです。

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