キノコの一種アガリクスの健康食品をがんに効くと書籍で宣伝、販売したとして、薬事法違反(承認前の医薬品広告、無許可販売)の罪に問われた健康食品販売会社「ミサワ化学」(東京)の社長三沢豊(みさわ・ゆたか)被告(58)に東京地裁は17日、懲役2年6月、執行猶予4年、罰金300万円(求刑懲役2年6月、罰金300万円)の判決を言い渡した。
判決理由で大西達夫(おおにし・たつお)裁判官は「科学的根拠のない効能や事実無根の体験談を〓タイアップ本〓に掲載し、アガリクスを販売してきたことは、国民の保健衛生の向上を図ろうとする法の趣旨に反し、悪質だ」と述べた。
薬事法により「病気が治る」などの表現は科学的根拠がない場合規制されています。そのため健康補助食品は「効果が期待されます」や「可能性があります」という表現を使います。可能性はどんなものでも可能性はありますし、効果を期待するのも人の勝手です。宣伝文句に惑わされないように注意してください。

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