産経新聞に「給食残さ有効活用食育モデル事業」の記事がありました。
厚木市内の小学校23校から、給食を作る際に出る野菜くずと食べ残しのパンやご飯を回収し、これを加工して飼料に混ぜて市内の養豚農家に持ち込み、農家は6カ月かけて豚を肥育するそうです。
出荷された豚は神奈川食肉センターで処理され、ソーセージに加工された後、食べ残しを回収した小学校の給食に提供。
養豚農家で生産された堆肥(たいひ)は各学校に提供され、体験農園などで使用して、食の循環についても考えるそうです。
各小学校では給食で食べたソーセージがどのようにして作られたのかを説明することで、肉を食べるということの意味を教えたり、ニワトリや生後1カ月の子豚を持ち込み、触れさせ、聴診器で心臓の音を聞かせるなどして子豚が人間と変わらない生き物であることを体感したり、イノシシを改良して家畜の豚に変えた歴史を教えるそうです。
授業のあとに行ったアンケートでは、「ブタのしんぞうを聞いたときに、ブタも人間と同じでした」、「ぶたはすぐ人間のためにいのちをなくすので、のこさずたべたいです」といった感想があったそうです。
子供たちがこのような授業を受け、命について考えることは とてもすばらしいことだと思います。
人間は多くの命をもらい、環境を壊しながら便利な社会で暮らしています。
スーパーなどでは食肉や魚の切り身が簡単に買えます。
しかし、それらも一つの命の上にあったものです。
食べ物を粗末にすることは、許されるものではないとおもいます。
生活の中で 食や環境のことを少しでも考えていきたいと思います。

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