2007年5月から運営されている熊本にある慈恵病院の「赤ちゃんポスト」。
当初から賛否両論ありました。
11月26日に有識者による熊本県の検証会議が行われ、最終報告書を公表しました。
2007年5月の設置から今年9月末まで、子供の預け入れは51人。
連絡などで39人の親が判明し、うち7人が元の家庭に引き取られました。
これは本当によかったと思います。
子供を預けた理由については、「戸籍に入れたくない」が8人、「生活の困窮」が7人、「不倫」が5人、「未婚」が3人。
このほかには「養育拒否」や「親からの反対」などがあったそうです。
検証会議は制度自体について「親に対する相談と一体的な運用がなされる限りでは、一定の意義が認められる」と評価。
国に対しては、妊娠・出産に対応するシェルターの整備など体制を拡充するよう提言しています。
ペットの命でも無駄にするわけにはいきません。
ましてや赤ちゃんの命はかけがえのないものです。
育てることができないのなら、まずは妊娠・出産をしないようにしなければなりません。
そのうえで、どうしても育てられない場合は、幼児虐待などよりはこのような施設に預けられた方が子供のためにはなるのかと思います。
全ての命を大切にして欲しいですね。


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