今朝も涼しく、気持ちの良い晴天でした。
今日は昼から4件の往診の予定です。
規則正しい生活、特に食事と運動は大切です。
朝は時間が限られ、朝食をとらない人もいるようですが、どの年代も朝食は大切です。
農林水産省が公表した「平成28年度食育白書」では、朝食を食べないことがある子供は小学6年生で12・7%、中学3年生で16・6%いるということです。
白書では朝食の欠食と学力や体力との関係も紹介。
文部科学省の28年全国学力・学習状況調査を受けた小学6年生を、「朝食を毎日食べている」「どちらかといえば食べている」「あまり食べていない」「全く食べていない」の4グループに分け、国語A・B、算数A・Bの4科目について平均正答率を比較しています。
その結果、平均正答率は4科目全てで朝食を食べない児童ほど低く、全く食べない児童は、毎日食べる児童より2〜3割低くなっています。
平均正答率の差が最も大きかったのは算数Aで、毎日食べる児童が79・2%だったのに対し、全く食べない児童は19・1ポイント低い60・1%でした。
全国で実施している新体力テストを受けた小学5年生についても体力の評価を表す体力合計点と朝食との関係を分析。
こちらも同じ傾向で、朝食を全く食べない児童と毎日食べる児童の差は男子で4・0点、女子で3・8点でした。
また国立がん研究センターなどの研究チームは朝食欠食と脳卒中との関係を調べています。
全国の45〜74歳の男女約8万人にアンケートし、1週間の朝食摂取回数ごとに▽0〜2回▽3〜4回▽5〜6回▽毎日−の4グループに分類。
平均約13年の追跡調査を行い、3772人の脳卒中発症を確認しています。
結果、朝食を毎日食べるグループに比べ、週に0〜2回のグループが脳卒中を発症した比率は18%高く脳卒中の中でも特に脳出血の発症比率は36%も高くなっています。
規則正しい生活、バランスの良い食事、適度な運動で元気にいきたいものです。


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