今日も暑くなりそうですが、大気の状態が不安定です。
気温が上がる午後には、雷雨の可能性もあり注意が必要です。
これまで動物の体を使っってヒト臓器作製することを文科省専門委員会は禁止していました。
今回、動物の受精卵が少し育った状態である胚に人の細胞を入れ、動物の子宮に戻して妊娠させる研究について、文部科学省の専門委員会は容認する方針を決めました。
文部科学省は、移植に使う人の臓器をブタなどの動物の体内で作製する研究の実施について、4年前から指針の見直しを議論していました。
今回、過去の研究から人と動物の細胞が混じった個体が人のような高い認知機能を持つ可能性は極めて低いとして、子宮への移植を認めました。
ただし、神経細胞や生殖細胞の作製を目的とする研究や、人に近いチンパンジーなどの霊長類を使った実験の是非については引き続き議論するということです。
これまで東京大のチームが、特定の臓器を作れなくした動物の胚に、人のiPS細胞を入れて、動物の体内で人の臓器を作る技術を開発していますが、国内では研究が禁止されていました。
今回の指針では、各研究機関から申請された研究計画を国が個別に審査し、研究の妥当性や透明性を確認するということです。
夢の治療にもつながる研究ですが、ひとつ間違えると非常に危険なことも起こりえます。
一つ一つの審査が大切ですが、技術が進めば簡単に作成できるかもしれません。
きっちりと線引きをして置く必要があると思います。

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