2月も最終週。
時間の経つのが本当にはやく感じます。
昨日は雨も少し降りましたが、今日はいいお天気。
春を感じます。
今日は昼から2件の往診の予定です。
技術の進歩は本当にはやいです。
研修医のころ、白黒のプリンターが20万円していました。
それがフルカラーになり、今や3Dで立体構造が作れる時代になりました。
神戸大学などではCT画像から手術をする部位の模型を作製し、術前に確かめることもしているようです。
今回大阪大学は、生きた細胞を使って臓器や組織の基となる3次元の構造体を作り出す「バイオ3Dプリンター」の世界初となる技術を開発したと発表しました。
細胞の入った溶液をインクのように噴出させて瞬時に固め、細胞の機能を維持したまま構造体を作るというものです。
インクジェット式のバイオ3Dプリンターは、それぞれのカートリッジに異なる種類の細胞が入っています。
入力された3次元データに基づき、細胞を含む直径0・05ミリ程度の溶液を1滴ずつ積み上げていきます。
例えば、カートリッジに入っているのが皮膚細胞とそれに適した溶液なら皮膚組織、血管細胞とそれに適した溶液なら血管組織の基となる構造体ができ、それらを同時に行えば、血管の構造を含む皮膚組織を作ることも可能だということです。
人工多能性幹細胞(iPS細胞)から分化させた細胞を生かし、患者の必要に応じてさまざまな構造体を作ることも期待できるということです。
実際に皮膚などの細胞でモデルを作って観察したところ、細胞の増殖が確認されたという。
実用化にはまだ時間がかかりそうですが、発想がすごいと思います。
実用化すれば、多くのことに応用できそうです。
楽しみに技術です。


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