今日は曇り空。
蒸し暑い日になりそうです。
昼から中学校の検診の予定です。
iPS細胞で作った心筋シートを使用し、大阪大学は術中などに活用してきました。
今回このiPS細胞を使った大阪大チームの心不全の治療計画が厚生労働省で条件付きで了承されました。
iPS細胞を使った心臓病の臨床研究は世界初。
年度内にも最初の患者に移植される予定です。
iPS細胞を使った移植の臨床研究が承認されたのは3件目。
これまでの理化学研究所などのグループが目の難病に実施中のもので、移植した細胞の数も数十万個でした。
今回の心臓病の臨床研究は約1億個と移植する細胞数が大幅に増えることになり、安全性の確認が重要になります。
承認された臨床研究計画は、虚血性心筋症の患者が対象。
18歳以上80歳未満の3人に、他人のiPS細胞から作った2枚の心筋の円形シート(厚さ0・05ミリ、直径数センチ)を心臓表面に張り付けます。
がん化や免疫拒絶反応などに対する安全性を調べ、心機能の変化についても観察される予定です。
iPS細胞は京都大iPS細胞研究所が備蓄するものを使用。
シートは3カ月で細胞が死んで消失するとされ、免疫抑制剤を段階的に減らします。
動物実験では消失しても心機能の改善が確認されているということです。
これが成功すれば、他の分野でも活用されることが考えられます。
是非、慎重に行い成功してほしいと思います。

0