寒い日が続いています。
今日の日中は少し暖かくなりそうです。
明日は雨のようなので、洗濯物は今日の方がよいかもしれません。
日本では赤血球のA、B、O、AB型の違いで占いなどもよくされています。
海外では自分の血液型を知らない人も多いようです。
赤血球の血液型に対して、白血球はHLA(ヒト白血球抗原)で分けられ、多くの型が存在します。
その数は数万種類になります。
この型により病気になりやすいものなどが分かっています。
糖尿病に他人より4倍なりやすい(B54、DQB1*04:01、DRB1*04:05)、潰瘍性大腸炎を4倍発症しやすい(DPB1*09:01、DR2、B52など)、ベーチェット病(Behcet病)に9.3倍かかりやすい(B51)などがあります。
今回 大阪大や国立遺伝学研究所などのチームは、日本人の白血球の型は11のグループに大別でき、型の違いによって、がんや心疾患、糖尿病などの発症や体格に差が出ることがわかりました。
チームは、日本人1120人のゲノム(遺伝情報)を解析。
HLAに関わる遺伝子が33個あることを突き止めました。
各遺伝子の配列は一人ひとり微妙に違い、配列が近いものをグループ分けすると、大きく11に分類できました。
さらに日本人約17万人分のゲノムや病気、体格などのデータベースと照らし合わせた結果、白血球型によって、アレルギー疾患や肺がん、肝臓がんといった病気のかかりやすさなど、計52項目で違いがみられることがわかりました。
病気の他にも身長、肥満なども含まれています。
HLAで病気のなりやすさはわかっても、必ずそうなるわけではありません。
上手く活用する必要があります。
くれぐれも商業主義には使用しないでほしいと思います。

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