近畿圏は今日 緊急事態宣言が解除の発表があるようです。
発表されれば23日(土)0時から解除になります。
第2波の可能性もあり、注意は引き続き大切です。
国立成育医療センターはES細胞から肝臓の細胞を作り、肝臓病の赤ちゃんに移植したと発表しました。
ES細胞から作った細胞の移植は国内で初めてで、赤ちゃんへの移植と肝臓病での移植は、iPS細胞も含めて世界初ということです。
赤ちゃんは生まれつき肝臓で有害なアンモニアを分解できない「尿素サイクル異常症」。
アンモニア濃度が高まって発作を繰り返すと脳に障害が残り、死亡する恐れもあります。
本来肝移植が必要ですが、体重が約6キロに達する生後3〜5カ月までは難しくできません。
赤ちゃんは生後2日目だった昨年10月に発作を起こし搬送されました。
センターは生後6日目にES細胞から作った肝細胞1億9000万個を肝臓につながる血管から注入。
5カ月後に父親が提供した肝臓の一部を移植し元の肝臓を摘出し、無事退院しました。
今回は臨床試験として実施されました。
センターは他に4人に移植し、2022年度中にも承認申請したい考えで、他の肝臓病への対象拡大も検討されます。
細胞移植の対象となる患者は年30〜50人とみられています。
まさに再生医療の成果だと思います。
まだ安全確認も必要ですが、無事に承認され使用できるようになってほしいと思います。


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