私の勤めている高校の音楽の授業で、後期の実技試験を行いました。課題は、歌、もしくは楽器の演奏で、選曲は各自に任せました。授業で取り上げたものでも、そうでなくても、自分の得意なことを発表してもらいました。
ちなみに、楽器はキーボード、ウクレレ、打楽器、歌は、アメージング・グレイス、上を向いて歩こう、風になりたい・・・などなど、後期の授業でやりました。
私の予想としては、生徒は、実技試験なんて恥ずかしがってごねたりたりして、なかなかスムースに進まないだろう、と思っていたのですが、思いっきり裏切られました。
みんないさぎよく、出席番号順にサクサクと試験は進みました。恥ずかしがる生徒もいなくはなかったけれど、ほとんどが楽しそうで積極的でした。内容は、半分ぐらいの生徒は授業でやった曲を歌ってくれました。「上を向いて歩こう」が圧倒的に多く、続いて「ハナミズキ」「風になりたい」という順番です。
印象に残ったのは、「もののけ姫」を裏声で歌った男子、「アメージング・グレイス」を両手で弾きながら歌った男子、携帯から着うたをダウンロードしてそれに合わせて歌った女子。時代を感じてしまいました(汗)。自分でMDやCDを準備して歌った生徒は、やはり、生き生きと自己主張をしていました。スムースに試験が進んだおかげで、時間に余裕があったので、一人ひとりとおしゃべりすることができ、普段の授業では見えない生徒の一面をのぞくこともできました。本当に楽しませていただきました。みんな、どうもありがとう!!!
しかし、これをどうやって評価したらよいのか悩むところです。「音楽」に点数をつけること・・・イヤだな。

無理だよ。