今日の首都圏は大雨・大風でお勤めの皆さんは大変だったことと思いますが、影響はなかったでしょうか?私も今朝、ごみ出しに出かけようかと思いましたが、あまりの風の強さにあきらめました。プラスチックごみの日だったので、毎度、量が多くなってがさばるし、何が何でも捨てたかったのですが、無理でした
今日は、以前から何かの機会に一緒にやろうよ!とピアニストの鳥井さんから誘われていた、プーランク作曲の『ぞうのババールの物語』に手をつけました。音楽物語で、ピアノと語り(歌ではない)で綴られています。可愛らしいストーリーに、プーランクらしい、スペクタルに満ちた音楽がつけられている約30分ほどの作品です。
誰もいない部屋で、かなりオーバーな表現で語りの練習をしましたが、「こんなんじゃ、鳥井さんも、お客さんもドン引きするだろうな・・・」と思い、何度か我に返る努力をしつつ、それでも、益々大げさな表現ばかりを追求してしまいました。自分って、そんな一面があったかな?
せっかくプーランクに手を出したので、ついでに『愛の小径』を歌ってみました。忙しい中で、表面的に練習していた頃と今では、なんとなく音楽の感じ方が違ってきたように思いました。詩の世界も、単に忘れられない過去の恋愛の複雑な想いを歌っている・・・というより、変化してしまった恋人の心を受け止めようとしている、優しい愛の歌に思えてきたり、発見の多い一日でした。
他にも、プーランクの作品の練習をしましたが、やっぱり彼の作品を愛しているんだな、もっと愛したい、そんな気分になりました。Tou Tubeでジェシー・ノーマンの『愛の小径』を見つけましたので、ご興味のある方はご覧下さい。
http://www.youtube.com/watch?v=j7dvj3TDSdA&feature=related