今日も受診してきました。足の傷もだいぶ沈静化してきました。来週は、転移している肺の腫瘍の様子を見るためにレントゲンを撮るそうです。
肺がんはよくある「がん」だし、色々なタイプの抗がん剤や治療法があるんですよ・・・と教えてくださる方も多いのですが、「転移がん」は、ちょっと違いますので簡単に説明します。
私の場合は、右のふくらはぎ下辺りの組織に悪性腫瘍(がん)ができました。ここが発症した種=原発巣です。原発部位で組織を取り出して検査して、がんの種類、つまり病名が決まります。私は『胞巣状軟部肉腫』という1000万人に2〜3人の発症率という、珍しいがんで、治療薬・治療法が見つかっていないタイプのものです。宝くじの1等に当たるのと同じぐらいの確率なのかな?
私は、その原発部位の近くの骨にも腫瘍が見つかりました。また、遠隔転移として、両方の肺に無数の腫瘍がみつかりました。この場合、骨にがんがあるから「骨肉種」、肺にがんがあるから「肺がん」・・・とは、言いません。転移先にできた悪性腫瘍=がんも、原発部位にでいた組織が転移したもので、私の場合も、その面倒な『胞巣状軟部肉種』というものが存在している訳です。だから、積極的な治療は施せずにいます。
日本人のお母さんが日本で妊娠して、アメリカに行って出産してもアメリカ人の赤ちゃんは生まれませんよね。転移がんも同じしくみです。
がんについては、私のブログに先日リンクした、『ともくんをスキーに連れてって』でともハハさんが、分かりやすく説明したり、情報を提供してくれています。このブログは、がんの話もためになるのですが、『ともくん』の日常が紹介されていて、ホント、楽しいです。お母様のコメントがなんとも言えません。
『ともくんをスキーに連れてって』
http://ski-tomo.blog.so-net.ne.jp/
また、以前からリンクしている『プータの闘病記』もご紹介します。プータさんは、私とほぼ同時期にこの病気と闘いはじめました。今月にお会いする約束をしていたのですが、私が傷口を爆発させたりしたものですから、まだお目にかかったことはありません。でも、メールの交換をして、親交を深めています。
『プータの闘病記〜胞巣状軟部肉腫との闘い』
http://tsuka-grp.com/blog/index.php?y=07&m=12&d=30
ボイスシャープのリンクページにも、テノール歌手の飯田康弘くん、私の声楽の先生でソプラノ歌手の小野真弓先生のブログも追加しているのでご覧下さい。よろしくお願いします。